【TREK(トレック)2020年最新モデル EMONDA (エモンダ)SL5 DISC】ディスクロードの実態とは⁉スタッフ藤木の本気でインプレッション第二弾!

【TREK(トレック)2020年最新モデル EMONDA (エモンダ)SL5 DISC】ディスクロードの実態とは⁉スタッフ藤木の本気でインプレッション第二弾!

2019-11-02T12:04:55+00:00 2019/09/30|展示車のご紹介, 取扱商品のご紹介|

こんにちは、藤木です。

先日2020年モデルが正式に発表され、最新カタログを見ているとロードバイクのほとんどがディスクブレーキ化されていますね。

これはTREKに限った事ではなく、業界全体の流れです。とはいえエンドユーザー様から「ディスクロードバイクの良し悪しが分からない。」「重たいだけではないのか?」等々疑問の声が多く聞こえてきます。

そんな疑問の嵐の中、注目されているバイクがあります。それは、ミドルグレードとして根強い人気を誇る「EMONDA SL5」。EMONDA(エモンダ)シリーズと言えば、軽さが命のヒルクライムマシン。フランス語で「削ぎ落す」という言葉を由来にネーミングされたほどです。そんな「EMONDA SL5」がディスクブレーキ化を果たしました。

そこで軽量が売りであるEMONDAのディスクブレーキモデルの実態をお伝えすれば皆様の疑問を払拭することが出来ると考えました。

という訳で、私(藤木)が「EMONDA SL5 DISC」を本気でインプレッションします!!

インプレッションの前にバイクのスペックを再確認しておきましょう。


【バイクスペック】

EMONDA SL5 DISC

フレーム:Ultralight 500 series OCLV carbon
フォーク:Full Carbon
ホイール:Bontrager Affinity Disc TLR
タイヤ:Bontrager R1 Hard-Case Lite 700×28C
コンポーネント:Shimano R7020 「105」11speed
ハンドルバー:Bontarger Comp VR-C alloy
サドル:Bontrager Montrose Comp


【インプレッション】

インプレッションは以下4項目に分けて解説します。
ゼロ発進/巡航性能/登坂性能・ダウンヒル/快適性

①ゼロ発進

ゼロ発進とは静止状態からの漕ぎ出しのことを表します。長い間ロードバイクに乗っていると、漕ぎ出しだけでどんなバイクなのか分かるほど大切な要素です。

まずエモンダの実測重量を確認します。

約9kg(ペダル込み)と数値だけ見ればその重量は明らかです。

しかし、実際の漕ぎ出しではその重さを数値程感じる事はありません。旗艦モデルであるSLRよりはもっさりした印象を受けましたが、漕ぎ出しで大きな差は見受けられませんでした。

~なぜリムブレーキモデルと大差ない漕ぎ出しを実現できているのか?~
その秘密はリムに隠されています。(※リム:ホイール外枠部分)

実はリムブレーキモデルで用いるリムとディスクブレーキモデルに用いるリムは全く異なります。

リムブレーキは当然のことながら、リムにブレーキパッドを当てることで制動力を得ます。

その一方で、ディスクブレーキはローターと呼ばれる円盤をキャリパー内部のパッドを当てて制動力を得ているので、ディスクブレーキはリムに直接的負荷は掛かりません。

そのためリムの強度を最低限しか必要とせず、結果ディスクブレーキ専用のリムは軽くなります。

リムが軽い=外周が軽くなり漕ぎ出しが軽くなると言う訳です。

②巡航性能

ロードバイクでは平地をいかに楽に一定のペースで走れるか、これは多くのライダーにとって課題です。

EMONDA SL5 DISCでは、平坦であれば時速30km前後の速度域で巡航することが可能でした。一般的なロードバイク並みの巡航性能と言えます。ただし巡航時はリムブレーキと比べると、少々パワーを要しました。

先述した外周(リム)が軽くなったことにより、「慣性の法則」が働きにくくなったことが考えられます。
リムブレーキのように外周の重いホイールでは、法則が働きやすくなり、トルクを掛けなくても等速度運動を行えます。

~解決策~

巡航性能を高めるには、リムハイトの高いカーボンホイールを履かすことで解決できます。

一般的にリムハイトは高いほど空気抵抗は軽減され、スポークが短くなる分剛性も高くなる傾向があります。デメリットは多少の重量増と横風に煽られやすい事と言われていますが、重量増は慣性の法則が働きやすくなるため巡航速度が上がるメリットもあります。

③登坂&ダウンヒル

エモンダのコンセプトは軽さ。ヒルクライムバイクであるということです。登坂性能を確認するため、天理ダムを登りました!

 

●ダンシング


ヒルクライムで肝となるダンシング(立ち漕ぎ)のパフォーマンスは、車重に影響されることが多いです。しかしエモンダの場合は、非常に軽やかなダンシングを行えます。まずは動画をご覧ください↓

バイクの振りが非常に軽いので、身体に負担もなくスイスイ登れます。更に踏み込めばすんなり加速してくれる印象でした。

~何故、スイスイ加速するのか?~

重量9kgのバイクが高い加速性能を持ち合わせている要因は、エンド部分にあります。エンド部分とはホイールをはめ込む部分です。

こちらはリムブレーキモデルのエンドです。

続いてこちらはディスクロードのエンド。明らかに分厚いです。分厚さがあることで剛性が高くなります。そのためバイクを左右に倒すようなダンシング動作でも、フレームがよれずパワーロスを抑えてくれます。

●シッティング


緩やかな登坂であれば腰を浮かすことなく、シッティングのままでスイスイ加速していきます。
先述したようにエンド剛性が高いので、トルクを掛けて踏んでいくライディングスタイルであってもフレームがライダーのパワーをしっかり受け止めてくれます。

ダウンヒル

まず一番感じたのは、抜群の安定感。

フレームのエンド剛性が高いのでバイクを倒した時にフレームがよれず、コーナーリングでも安心してハイスピードで進入できました。そしてこの安心感は、ディスクブレーキによる、低重心も影響していると考えられます。

④快適性

快適性は長い距離を走るには必要不可欠な要素です。エモンダにはエンデュランスバイクである「ドマーネ」のような振動を吸収する「アイソスピード」は搭載されていませんが、非常に乗り心地の良いバイクに仕上がっています。

注目すべきは2点。1つはフレーム素材に500グレードのOCLVカーボンを用いている事。

ミドルグレードではあるものの、上位グレードに比べしなやかで柔軟性が高いです。フレーム自体が振動をしっかり吸収してくれます。

2つ目はタイヤ。タイヤ幅は28Cとロードバイクの中ではやや太めの部類に入ります。

太い事でエアボリュームが増え、タイヤがもちっとして路面からの伝わる大きな突き上げ感をいなしてくれます。


【総括】

●癖のない操作性と乗り味で、初めてのロードバイクやセカンドバイクとしてオススメ。
●高い登坂性能に加え、平坦・下り全てにおいて高いパフォーマンスを持っている。
●剛性と振動吸収性の両立がしっかりできている。


いかがだったでしょうか。EMONDA SL5 DISCを検討されている方の参考になれば幸いです。
とは言え、魅力は文章だけでは伝わりません。そこで奈良天理店ではEMONDA SL5 DISCの試乗車をご用意しています!是非、ご自身の体でエモンダの良さを体感してください!


■インプレッションライダー

藤木 大貴(フジキダイキ)
スポーツ自転車歴12年。高校時代、クリテリウムのロードレースに参加。大学ではトライアスロン部所属。
在学中、デュアスロン(ラン10km→バイク40km→ラン5kmを行う競技)で世界選手権出場経験を持つ。
現在は、来年度競技復帰を目標に、日々練習中。

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奈良市、天理市、東大阪市のTREK(トレック)のロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク専門店。
バイシクルカラー 藤木 大貴       =============================================================================