「二刀流?いや、三刀流!自転車界の大谷翔平!」TREK(トレック)のエンデュランスロードバイク DOMANE(ドマーネ)SLR スタッフ藤木の本気でインプレッション第四弾!

「二刀流?いや、三刀流!自転車界の大谷翔平!」TREK(トレック)のエンデュランスロードバイク DOMANE(ドマーネ)SLR スタッフ藤木の本気でインプレッション第四弾!

2019-11-02T12:03:37+00:00 2019/10/26|取扱商品のご紹介|

こんにちは藤木です。

突然ですが、皆さんはこのバイクをご存知でしょうか?

これはTREKのエンデュランスロードカテゴリーを担う「DOMANE(ドマーネ)」です。7月末にモデルチェンジが発表され、第三世代へと突入し大きな進化を遂げました。

新型DOMANEの詳細は下のリンクよりご覧ください↓

今回そんな進化を遂げた「DOMANE」の期間限定試乗車が入ってきましたので、私(藤木)が本気でインプレッションを行います!!


【インプレ対象車種】

DOMANE SLR Project One カラー:ICON / Prismatic Pearl

※ICON / Prismatic Pearlってどんな色?

 

見る角度でや光の当たり具合で色が変わる、いわゆるマジョーラカラーです。一見グレーやシルバーに見えますが、様々なカラーパターンを楽しめます。角度によっては上記写真の様にレインボーカラーに変化します。

―バイクスペック―
フレーム:OCLV Carbon 700
コンポーネント:Shimano Dura Ace 9170
ホイール:Bontrager Aeolus Pro3V
ハンドルバー:Bontrager Iso Core VR-CF handlebar
ステム:Bontrager XXX stem
サドル:Bontrager Arvada Pro
タイヤ:Bontrager R4 Classic 28C
車重:約8kg (ペダルなし)


【インプレッション】

―平坦での走行性能―

時速25km程の低速域から30kmまでの加速は非常にスームズです。ただし時速30kmを超えてくると、日頃から乗っている「MADONE SLR」に比べた場合、やや鈍ります。

とはいえ長距離ツーリング向きのドマーネに、最も重要なのは中速域での巡航です。そこでしっかり性能を発揮できるので、多くのホビーライダーにとって実用性が高いと言えます。

―加速性能(スプリント)―

ペダルにパワーが掛かってから加速し始めるのに、若干のタイムラグを感じます。これはホイールベースに伴うチェーンステーの長さが要因だと思われます。

とはいえディスクブレーキ化によるエンド剛性のアップとエアロ形状の太いチューブによりフレーム全体の剛性がアップしているので、全体的にパリッとした印象でスプリントでは気持ちの良い加速を味わえます

普段からマドンに乗っている私としては、爆発的な加速力に欠けているとは思いました。ただしBB周りが従来よりもボリュームを増しているので、パワー系ライダーの高トルクも確実に推進力へ変えてくれます。こういったフィーリングは、MADONE(マドン) SLRに近しい部分があります。

―ダンシング―

最も気にしていたのが“ダンシング”の感触です。従来のドマーネはホイールベースの長さやフレーム構造が原因で、バイクを振る時に違和感を感じたりタイミングを掴むのが難しかったのですが、新型ドマーネではその違和感は解消されていました。バイク全体の剛性アップと新型アイソスピード(リア)の構造による恩恵と思われます。エモンダやマドンに比べシャープな感覚こそないものの、初心者の方でも扱いやすい味付けです。

―ヒルクライムとダウンヒル―

車重は約8kgと軽量のバイクの部類には入らないが、数値以上の軽やかさを体感できます。ヒルクライムでも得意とするのは勾配8%以下の登坂です。8%以下であればアウターでトルクを掛けていけば、グングン登っていきます。8%以上では軽めのギアで、ケイデンスを上げる走り方が適しているように感じました。

ダウンヒルのパフォーマンスにおいては、TREKメインモデルの中で最も長けていると思います。今回試乗車には、28Cかつしなやかなタイヤがアッセンブルされていたとはいえ、バイクの挙動を非常に掴みやすい印象です。
これは歴代のドマーネに共通していますが、ダウンチューブからチェーンステーの作りがしっかりしているので、フレーム下部から全体を支えてる感覚が強いです。これにより路面を掴まえ、自分が思い描くラインを走行できます。また今回、フロントフォークがストレートに近い形状のため剛性が高く、コーナーの進入時にバイクを深めに倒しても安定感を確保できています。

―「Iso speed(アイソスピード)」―

リアに設けられた新機構の「Iso speed」は、とにかく細かな微振動から大きな振動までしっかり吸収してくれます。テストライドでは、あえて路面の凹凸を走行しましたがサドルからお尻が浮いてしまうような衝撃は全くありませんでした。またアイソスピードはトップチューブにL字型で配備されているので、フレームの剛性に影響を及ぼさない点も非常に魅力的です。

フロントのアイソスピードは微振動の吸収は抑えられ、コツコツというような柔らかな振動への変化を感じられました。ただし、大きめのギャップに突っ込んでいくとハンドルバーへの突き上げ感は多少感じざるを得ません。逆に言えば、フロント周りがカッチリしている。これがダンシングの軽快さや、ハンドリングに活きていると思われます。


【初めてのロードバイクにハイエンドモデルという考え方】

ドマーネに乗って、『登坂をしっかりこなせる』『ツーリングバイクとして十分な平地巡航性能を確保している』ことが分かりました。またパーツ構成でより軽量なバイクに仕上げる事も可能です。そして剛性の高いフレームは、競技志向のライダーでも十分満足でき実戦投入可能なスペックです。この記事では詳しく記述しませんでしたが、フルフェンダー(泥除け)が装着出来たり、最大装着可能タイヤ幅が700×38Cなのでグラベルロードとしても使えます。

ここまで話せば、ドマーネが自転車界の大谷翔平であるというタイトルの意味をご理解頂けるはずです。
(※大谷翔平選手はピッチャーとバッターの二刀流で知られるメジャーリーガーです。)

かつてドマーネのような、マルチに活躍できるロードバイクはあったでしょうか?

新型ドマーネが「ハイエンドモデル=レース機材」という概念を打ち砕いたと思います。またこれまで、ハイエンドバイクは2台目もしくは3台目に購入するといったパターンが大半でした。

しかし私は、初めての一台として「DOMANE SLR」をオススメします!

マルチに活躍、すなわちどんな乗り方にも対応してくれるので、自転車のありとあらゆる可能性をたった1台で楽しむことが出来るのです!!

ロードバイクをまだ知らない初心者の方に是非乗っていただきたいと、私は強く感じました。


【総括】

・全体的な剛性アップにより、加速性能・登坂性能に優れ全てにおいて高いパフォーマンスを発揮。

・新型アイソスピードによる快適性の向上と癖のない操作性&乗り味で、初心者の方にもオススメ。

・1台でのんびりサイクリングからレーシーな乗り方やグラベルまでこなせる。

ハイエンドモデルと言う事もあり、ベースフィーリングは剛性が高くガチッとした印象ではりますが、エンデュランス系という根本的な設計は引き継いでいるので、ゆったりのんびり走るようなロングライドにも最適です。

とはいえ、ハイエンドだと「のんびりライドにはもったいない」「自分にはオーバースペック」と思われるかもしれませんが、そんなことは全くありません。高性能バイクは走りの質を向上させ、ミドルグレードでは決して味わえない体験をさせてくれます。


新型DOMANE(ドマーネ)いかがでしたか?


ドマーネの得意とする速度域や登坂性能は、多くのホビーライダーが欲するスキルだと思います。また1台でオールラウンドに活躍できるので、走り方の幅が広がり様々な楽しみ方が可能です。初めてのロードバイクを検討される初心者の方にこそ大変オススメの1台です!


■インプレッションライダー

藤木 大貴(フジキダイキ)
スポーツ自転車歴12年。高校時代、クリテリウムのロードレースに参加。大学ではトライアスロン部所属。
在学中、デュアスロン(ラン10km→バイク40km→ラン5kmを行う競技)で世界選手権出場経験を持つ。
現在は、来年度競技復帰を目標に、日々練習中。

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奈良市、天理市、東大阪市のTREK(トレック)クロスバイク、ロードバイク専門店
バイシクルカラー奈良天理店 藤木 大貴
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