「勾配という概念はそこにない。」TREK(トレック)最軽量バイク「EMONDA (エモンダ) SLR DISC」スタッフ藤木の本気でインプレッション第7弾!

「勾配という概念はそこにない。」TREK(トレック)最軽量バイク「EMONDA (エモンダ) SLR DISC」スタッフ藤木の本気でインプレッション第7弾!

2019-11-26T16:09:56+00:00 2019/11/23|ニュース, 取扱商品のご紹介|

こんにちは、藤木です。

皆さんはロードバイクに必要不可欠な要素って何だと思いますか?各々様々な考え方があると思いますが、近年「エアロ性能」や「快適性」に重きをおいたバイクが各社増えているように思います。

    

またブレーキ構造の変化やBB規格の乱立等、ロードバイクの迷宮時代とも言えるでしょう。

  

そもそもロードバイクとはどのような歴史を辿って今日に至るのでしょうか?原点に立ち返るべくロードバイクの歴史を振り返っていくと、そこには「軽量化」が常に付きまといます。

実際フレーム素材はクロモリ⇒アルミ⇒カーボン。ハンドル・ステム・サドル等のパーツ類も常に軽量化の歴史を辿っています。ある意味、実用性安全性を損なわず極限まで軽量化できる技術が確立されたからこそ、今日のエアロや快適性と言った要素に注力出来ているのです。

そんな近年に、「軽量化」を再燃させたにメーカーがあります。TREK(トレック)です。

それは2014年華々しくデビューしました。完成車重量はわずか4.65kgの「EMONDA(エモンダ)SLR」は、当時世界最軽量バイクとしてその名を世界に轟かせたのです。

あの衝撃から5年、、、

2017年にマイナーチェンジを加えられ、新たに油圧ディスクブレーキを手に入れました。一体どのようなバイクに仕上がったのでしょうか!?

幸運にも今回「EMONDA SLR DISC」の期間限定試乗車が入ってきましたので、私(藤木)が本気でインプレッションを行います!!


【インプレ対象車種】

―バイクスペック―
フレーム:OCLV Carbon 700
カラー:Project One TREK-Segafredo Blue
コンポーネント:Shimano Ultegra 8020 di2
ホイール:Bontrager Aeolus Pro3
ハンドルバー:Bontrager XXX VR-CF handlebar
ステム:Bontrager Pro Stem
サドル:Bontrager Montrose Elite
タイヤ:Bontrager R3 25C
車重:約7.1kg (ペダルなし)

※Project One TREK-Segafredo Blueって何?

TREK(トレック)のカラーオーダーシステム「Project One(プロジェクトワン)」でお選びいただけるカラーです。

 

このカラーはトレックの女性プロチームと同じデザインです。白を基調にロゴ等は水色/青色/紺色が交じり合うカモ柄の様なデザインが特徴的です。


【インプレッション】

―平坦での走行性能―

走り出して一番最初に「よく走るバイク」という印象を受けました。全体的にかなり剛性が高いためレーシーな味付けが目立ちます。もちろんそれだけ剛性が高いので、踏めば踏むほど速度域を上げる事が可能。おおよそ時速30km~35kmの間であればすんなり巡航できます。それ以上速度域を求める場合は少々踏み込む必要を感じましたが、私の体重が59kgと軽めである事も要因の一つです。

フレームの見た目こそ、マドンの様なマッシブ感は全くありませんが、それに近しい性能を持ち合わせているため、トルクを掛けて重いギアを踏み込むパワー系ライダーとの相性も良いはずです。

―加速性能(スプリント)―

フレーム剛性が最も影響するスプリント。高い剛性を確保しているだけあって、非常に気持ちの良い加速を味わえます。ただし車体重量が軽いため、もがき始めはふわりとした感触ですが、これは慣れの範囲です。むしろ中距離スプリントでもがき続けても上半身に負担がかからず最後まで綺麗なフォームを維持きます。また反応性も一級品で、パワー入力からもたつく事なくダイレクトにライダーのパワーを推進力へと変えてくれます。
こういった点は、日頃から乗っているマドンよりも優れていると感じました。

 

やはりここでも見た目に反し、BB周りがカッチリしていることやチェーンステーのねじれが少ない(リムブレーキと比べ)フレーム設計であることが良く分かりました。

―登坂走行性能―

軽量バイクというだけに、登坂に入ると異次元の走りを実現してくれます。実際に天理ダムを上りましたが、インナーギアを使わずにダンシングでトルクを掛けてハイペースで走行出来ました。

そもそも重量が軽いので、ダンシングで体力を奪われることも無ければ、フレーム・フォーク共に硬いためヨレることなく安定感を確保できています。

リムブレーキのエモンダと大きく異なる点は、フレームをしならせて進む感覚ではなく、パワーを受け止めてグイグイ加速していくという事。そのため軽いギアでケイデンスを高めるよりも、トルクをかけて踏み込む方がバイクの性能を十分に発揮させることが出来ます。

緩やかな勾配や急勾配に関わらず、登坂であればオールラウンドに質の高い走りを実現してくれます。

―ダウンヒル―

ここでは剛性過多が目立つ結果となりました。下りで高速域に入ると路面凹凸からの振動を拾ってしまいます。ハンドリングがクイックなため、コーナーリングでは乗り込まないと自分の思い通りのライン取りは難しそうです。

 

ただし、フロントフォークやヘッド回りかっちりしているので、バイクを倒す時と起き上がる際の安定感はしっかり確保出来ています。初見ではピーキーな印象は受けるものの、自分でバイクをコントロールするという楽しみがあるでしょう。
(※ピーキー:ある一定条件下では神経質になる傾向を示すワード。)

―振動吸収性―

2017年にマイナーチェンジが加えられた際、カーボンの積層とシートチューブの形状を大幅に変えたことで、高い振動吸収性能を実現しました。

実際以前の愛車であるリムブレーキタイプのEMONDA SLRでは乗り心地が良く非常に快適でした。

今回ディスクブレーキ化により、エンド部分の剛性が高まったため、路面な大きな凹凸に関しては多少の突き上げ感は否めません。とはいえ、振動吸収システム「Iso speed(アイソスピード)」を搭載していないも関わらず、微振動しっかりいなしてくれています。

恐らくTREK独自のシートマストキャップとシートチューブの形状よる恩恵が大きく影響していると思います。またサドルやハンドルバーを振動吸収性の高いものにアップグレードしたり、タイヤ幅を太くする事で乗り心地は更に向上する余地がある印象です。


【本気の走りを応援してくれるマシン】

今回インプレを行い、エモンダSLR DISCはレースバイクとしての味付けが強いと感じました。軽量バイクなのでヒルクライムを専門とするライダーはもちろんですが、クリテリウムやショートレースで活動するレーサーにも非常に最適です。また健脚・豪脚の方ならロングライドでも十分お使い頂けます。事実、弊社代表の丹はエモンダ1台でロングライドもレースもこなしています!

代表 丹の愛車詳細は下のリンクよりご覧頂けます↓

ディスクロード買いました!まずは取り付けやホイールの違いをチェック!!~愛車TREK Emonda SLR Disc!~


【総括】

・全体的に剛性が高くスムーズな加速や反応の高さからレーシーなバイクに仕上がっている。
・車体の軽さがスプリントやダンシング時に身体へかかる負担を大幅に軽減してくれる。
・登坂では他社ディスクロードを圧倒する軽快さと加速性を実現。
・操作性は多少のピーキー感があるものの、自分でバイクをコントロールする楽しさがある。
・ヒルクライム/クリテリウムレーサーが求めるニーズに応えられるバイク。


■インプレッションライダー

藤木 大貴(フジキダイキ)
スポーツ自転車歴12年。高校時代、クリテリウムのロードレースに参加。大学ではトライアスロン部所属。
在学中、デュアスロン(ラン10km→バイク40km→ラン5kmを行う競技)で世界選手権出場経験を持つ。
現在は、来年度競技復帰を目標に、日々練習中。

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奈良市、天理市、東大阪市のTREK(トレック)クロスバイク、ロードバイク専門店
バイシクルカラー奈良天理店 藤木 大貴
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