歴史に埋もれたアルミロードバイク!?アルミロードの魅力を再発見しよう♪ロードバイク歴10年のスタッフ藤木があれこれ語ります!!

歴史に埋もれたアルミロードバイク!?アルミロードの魅力を再発見しよう♪ロードバイク歴10年のスタッフ藤木があれこれ語ります!!

2020-10-20T12:55:24+00:00 2020/10/19|ニュース|

こんにちは、藤木です。

ここ最近、アルミフレームのロードバイクについて考える機会がたまたまあり、色々と思案しました。
そこで今回はタイトルの通り、アルミロードの魅力についてお話しようと思います。


―アルミロードバイクとは―

今日、ロードバイクのフレーム素材として使用されている素材は主に3種類。
「カーボン・アルミ・クロモリ」です。

 

その中でもカーボンは非常に軽量で振動吸収性に優れている事から、最適なフレーム素材とされています。

そんなカーボンの唯一のデメリットは、高価であることです。(一昔前と比べればかなり安価になりましたが…)

 

その一方でアルミは安価である事・多くのクロモリフレームよりも軽量である事から、現代ではエントリーグレード(入門用)のバイクに採用されています。

―歴史に埋もれたアルミロード―

続いてアルミロードの歴史について触れていきます。

自転車(主にロードバイク)の市場は、プロサイクルロードレースの世界が大きく関係します。ここをかみ砕いて説明すると長くなるので割愛しますが、一言でまとめるならば、「プロ選手が使う機材=市場に出回る」と言ったところでしょうか。

先述した様に、現在ロードバイクのフレーム素材のメインはカーボンです。

そしてこれはプロの世界も同様で、ここ十年以上はカーボンバイクを使用しています。

しかしアルミロード全盛期という時期がわずかながらにありました。期間にしておよそ4~5年くらい。恐らく2000年初頭頃までだったと記憶しています。クロモリフレームよりも軽量かつ形状を自由に成型できる事から、プロの世界で爆発的に普及しました。

アルミ全盛期に活躍した選手と言えばこの方↓

イタリアの伊達男「マリオ・チッポリーニ」。1999年のツール・ド・フランスでは4ステージ連続優勝する等、生粋のスプリンターとして知られています。

さてそんなチポ様のレースを支えてきたアルミバイクを2台ご紹介します。

1台目は、saecoチーム時代のCannondeal(キャノンデール)R4000。

2台目は、アックアサポーネ時代のSPECIALLIZED(スペシャライズド)S-WORKS E5。

また若かりし頃の「カルロス・サストレ」やヴィノクロ大佐こと「アレクサンドル・ヴィノクロフ」といった、後にビックネームとなる選手が所属していたONCEチームは、ジャイアントのアルミロードを使用。

当時はなんとTTバイクもアルミフレーム。めちゃめちゃ重そう…

余談ですが、カルロス・サストレは2008年ツールルドフランスで優勝。アレクサンドル・ヴィノクロフは2006年ブエルタ・ア・エスパーニャ優勝・2012年ロンドン五輪ロード金メダルを獲得しています。

 

※写真左:シャンゼリゼ通りを駆け抜けるサストレ 写真右:ロンドン五輪を制したヴィノクロフ

その後フルカーボンフレームが登場し、プロの世界からアルミロードの姿は完全に消えました。ただ一つの事実として、プロ選手がアルミロードをメイン機材として使用していた事に変わりはありません。

結果的に現在では、コストを抑えて大量生産できる点から、入門用のロードバイクとしてスポーツバイク初心者の裾野を広げています。

―アルミロードの魅力―

①昔と違って軽い

「アルミロード=重い」というイメージを持たれがちですが、ここ数年でアルミ加工技術は大きく進歩しました。

そのため今日のアルミロードフレームは、軽量性と耐久性を高次元で実現しています。中には「カーボンキラー」と呼ばれるほどの、高いポテンシャルを持つハイグレードモデルも存在するまでに進化しました。

更にはビジュアルにこだわり、溶接痕を目立たなくする技術も確立。少し見ただけでは、カーボンフレームと間違える事もしばしば。

そして当然のように、当店が取り扱うTREK(トレック)もまた、最新鋭の独自技術を駆使しハイクオリティのアルミロードを製造しています。
それがアルミのハイエンドモデル「ALRシリーズ」を展開しています。
少し話は脱線しますが、トレックのアルミ加工技術について簡単にご紹介します↓

【ハイドロフォーミング&インビジブルウェルド】

ハイドロフォーミングという特殊な加工技術を採用しています。これは円筒状のフレームチューブに液体を注入し、水圧を用いて形状を成型する製法です。これにより、強度の確保と美しい形状を両立。また空力性能と走りの質を高める事が出来ます。

 

そして先述した製法により、各チューブが完璧に組み合うよう加圧成形が可能となります。そのためチューブ同士を溶接しやすくし、それに伴う溶接材の量も大幅に減少。その結果、軽量化と美しいビジュアルを手に入れました。またこれらの製法は、通常のアルミフレームより強度と耐久性に大変優れています。

②高い操作性とダイレクトな乗り味

アルミフレームの特徴は、高い剛性と反応性の高さ。そして現代では、軽量性といったロードバイクに求められる基本性能も低価格で確実に抑えています。また多少ラフな扱いであっても耐える強度を有しています。

そして何より、アルミフレームが持つ最大の魅力は、癖のない操作性とダイレクトな乗り味です。

例えばコーナリングでの場面。ライダーがバイクを倒したりハンドルを切りこんだ分だけ、動いてくれるのがアルミフレームならでは。つまり乗り手の意思通り、忠実に動く素直な特性があるという事です。
初心者の方であれば、自分でバイクを操るという、乗り物としてのシンプルな楽しさを味わえると思います。

また高い反応性も持ち合わせているため、低速域~中速域(時速25km~35km)で非常に気持ち良い加速と巡航を味わえます。

現代アルミロードは初心者だけでなく、玄人サイクリストにとっても、サブバイクとして十分に所有欲を満たしてくれるポテンシャルを持っています。

―私がアルミロードに対して思う事―

個人的にアルミロードは大変優れた機材だと考えています。
その主な理由は、機材としてハードに使い込めるから。

この考えは実体験に基づいています。
私は大学時代、トライアスロンに出会いました。実はそれまでは自転車競技にもっぱら興味があり、中学/高校時代はクリテリウムという形式のロードレースに参加していました。

当時は完成車で14万円程のアルミロードを所有し、レースも日々の練習もそれ1台でこなす日々。

その頃の私と言えば、脚力も無ければバイクコントロール能力もないド素人。トレーニングもレースも粗削りな走りをしていました。当然そんな走りをしているので、練習中に落車する事もしばしば。

そして何より、クリテはとにかく落車が多い笑
特にホビーのカテゴリーでは、1レースに2度や3度の集団落車は当たり前のように発生します。
私も1度巻き込まれた経験があります。

そんな度重なる落車にもアルミフレームは耐えていました。傷は沢山ありましたが、実用上・安全上問題が無かったの言うのが事実です。

あくまでも個人的見解ですが、上位カテゴリーでの完走や入賞を狙わず、ホビーとしてクリテリウムに参加するなら、アルミロードでも十分戦えます。また落車に巻き込まれるリスクを考えればカーボンバイク(特にハイエンド)での出場はナンセンスと考えています。

アルミロードは競技を始めたばかりの方や、1台で全てをこなしたいという方に大変お勧めです。


―総括―

・現代のアルミロードは機能面・ビジュアル面に大変優れている。
・かつてはプロ選手も使っており、レース機材としても十分な性能を有する。
・高い操作性とダイレクトな乗り味は、乗り物を操るという自転車が持つ本来に楽しさを体験できる。
・結論、アルミロードは初心者や玄人問わず自信を持ってお勧めできる。

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■ライター紹介

藤木 大貴(フジキダイキ)
スポーツ自転車歴12年。高校時代、クリテリウムのロードレースに参加。大学ではトライアスロン部所属。
在学中、デュアスロン(ラン10km→バイク40km→ラン5kmを行う競技)で世界選手権出場経験を持つ。
現在は競技復帰を目標に日々練習中。

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