残りの三割を仕上げると、とりあえず乗ることは出来ますが、不具合を見抜きさらにご購入後に発生しやすいメカトラブルを未然に防ぐ処置は省かれることになってしまいます。
さらに最近では量販店の増加やインターネット販売が加わり、その安さに対抗するべく手間のかかる組み立て作業は軽視されてしまいがちです。
海外で大量に工場生産されるスポーツバイクは、まだまだ品質管理の点では発展途上です。だからこそバイシクルカラーではとても手間は掛かりますが、メーカーから運ばれてくる「七部組み」をある程度バラし、再度組み上げています。
その過程では、七部組みでは実施されていない箇所のグリスアップも行います。それは快適で軽いフィーリングのブレーキ操作や変速操作に繋がります。さらに細かな調整作業では、よりストレスなく快適に乗れる様、サドルやハンドル、ブレーキレバーや変速レバーの取り付けを行います。


もちろんここから梱包材を外し、調整を行えばひとまず乗ることは出来ますが、
量販店と変わらないクオリティーとなってしまいます。



その過程で、変速ブレーキレバーの取り付け位置も、快適に長い距離を走れる様再調整します。
写真右がケーブルをカットしさらにブレーキレバーの取り付けを調整したもの。


ここにおいても、アルミやカーボンなど、素材に応じてグリスを使い分けます。

出荷時にはメーカー公差内ですが振れが生じています。
距離を走るに従いその振れの幅が増し、いつの間にかブレーキの片効きに繋がり、
さらに歪みの様な大きな振れに繋がります。
バイシクルカラーでは初期の段階で精度を高める事で予防します。

部品の取り付けに関しては、販売後固着しない様、必要な個所にはしっかりとグリスアップを行い組み付けます。

初期伸びと呼ばれるケーブルの馴染みが発生します。
それを最小限に抑えるためにケーブルにテンションを掛けます。
それでも完全に初期伸びを防ぐことは出来ません。バイシクルカラーでご購入頂いたスポーツバイクであれば、
無料で点検と簡単な調整を行っております。

ブレーキも軽いタッチで制動が働く様、細かな調整を加えます。

バイシクルカラーではここまで来るのに沢山の工程がありました。

女性のお客様であれば握り幅を狭く、また身長に応じてレバーの握りやすい角度も異なります。
しっかり手間を加える事で、パーツが本来持っている性能を引き出せます。

一見判りにくい所にもしっかり手を加える事で、バイクのパフォーマンスは大きく向上します。


メーカーと車種が同じでも、販売店によりバイクの完成度は異なります。


スポーツバイクはとても軽く速いスピードで遠くへ走りに行けますが、その分とても繊細です。高額だから壊れない、というものではありません。間違った使用方法、取扱い、無理な操作を行うと壊れてしまいます。
最近は自動車を始め家電に至るまで多くの身の回りの製品が自動制御で動きます。半面自転車はとてもアナログです。ワイヤーを引っ張り変速機を動かし、チェーンを隣のギアに移動させて変速します。スムーズに変速させるにはコツやテクニックが必要です。車のマニュアル車と似ており、上手く操作できたときには上達した優越感と満足感が得られます。機械をいかに上手くスムーズに動かすか、スポーツバイクはその様なところにも魅力あります。
しかしその様な事に対してつい鈍感になってしまいがちな私たち現代人は、スムーズに動くことが当たり前に思ってしまいます。アナログな操作になれない私たち現代人は、ついつい無理な変速操作をしてしまい故障に繋がる事もあります。バイシクルカラーではご納車時にしっかりお伝えさせていただくのですが、最近は特に修理のご依頼を多く受ける様に感じます。
機械を直すわけですからそれなりに手間は掛かりますが、安心してください、当店でご購入頂いたスポーツバイクに関しては、特別料金でご対応させていただきます。
バイシクルカラーは初めてのお客様こそ安心できる、スポーツバイク専門店です。

ご購入後の点検・簡易調整が無料など、初めての方こそ安心のアフターサービスがまだまだございます。
専門性と親しみやすさを持ったスタッフがサポートいたします。