TREK(トレック)2019年モデルより、ディスクブレーキ搭載モデルのラインアップが拡充しております。
今回はその中でも特に注目度が高いカーボンバイクを1台ご紹介します。
DOMANE SL5 DISC ￥281,000-(税別)
カラー：Dnister Black/Viper Red
サイズ44/47/50/52/54/56/58
推奨適応身長150cm～187cm
カラーはこちらの1色のみです。ブラックではありますが、パールも入っているため、
明るい場所ではガンメタっぽい雰囲気もありますね。一見地味目ですが、長く乗っても飽きがこないので、
これから趣味として何年も続くけていく方にとってはむしろ自信を持ってお勧めしたいカラーです。
まずは一番の特徴であるディスクブレーキについて。
雑誌や広告では｢雨の時でも制動力が落ちにくい｣などと紹介される事が多いですが、
正確には｢天候に関わらずリムブレーキモデルと比較し制動力に優れる｣といった方が正しいです。
特にリムブレーキは停止時にブレーキを‘ぎゅっ’と強く握る必要があるが、
ディスクブレーキは半分程度の力加減でも十分な制動力が発揮され、力まなくていいのでとても楽です。
続いてDOMANE(ドマーネ)の特徴でもあるISO SPEED(アイソスピード)。
シート下とハンドル下のフレーム内部に僅かながら‘しなり’を持たせる事で、路面からの衝撃を緩和。
振動による疲労を軽減し、体への負担を少なくサイクリングを楽しんで頂けます。
タイヤの太さも特徴的です。
リムブレーキモデルのDOMANEは28Cタイヤですが、更に太い32Cタイヤを装備しています。
詳しくは後述しますが、このタイヤのチョイスあってこそのDOMANEディスクブレーキモデルです。
コンポーネントは新型のSHIMANO(シマノ)105(イチマルゴ)をフル装備。
ブレーキとシフトレバーは油圧ディスクブレーキ用の105で品番はR7020。
リムブレーキ用のレバーと比較し頂点部分が大きいのですが、
握り部分や、実際に操作するレバーまでの距離はほとんど変わりません。
男女問わずどなたでも無理なく変速やブレーキ操作が可能です。
前ギアは50-34Tの2枚。
ロードバイク用としては比較的軽めのギアを装備しています。(前ギアは歯数が大きいほど重いギア)
初心者の方でも｢登坂でギアが足りない！｣といった事態になりづらいよう考えられています。
後ろギアは11-34Tの11枚。(後ろギアは歯数が大きいほど軽いギア)
超ワイドギアを採用することで、急な上り坂でも力いっぱいの脚力を必要とせず、
するするとペダルを回しながら攻略していけるようになっています。
速度は求めず、無理なく自分のペースで走りたい方には最適なセッティングです。
続いて外観もチェック。
ディスクブレーキの採用により、フレームがスッキリしています。
特にシート下のフレームが交差する周辺の流れるようなラインはディスクブレーキならでは。
*他メーカーなどでは一部、BB下にブレーキを配置したリムブレーキモデル等もあります。
ディスクブレーキモデルならホイールの外周部(リム)も真っ黒で足回りが引き締まって見えます。
見た目だけなら高級なカーボンホイールを装着しているかのよう。
本記事の前半で32cの幅広タイヤが最適だと記載しましたが、それについて。
スルーアクスルというホイール固定方式の採用により、足回りの剛性が高く発進や加速が、
大幅に向上している反面、剛性が高すぎる事で乗り心地の悪化が懸念されます。
そこに幅広でエアボリュームの多い32cタイヤを装着する事で、ネガティブな要素を排除しています。
更に前述のISOSPEED(アイソスピード)の採用によって乗り心地向上に抜かりはありません。
また、ヒルクライムレース等の限られた状況では乗り心地を重要視する必要はありませんので、
細めのタイヤ(25Cなど)に履き替えれば立派なヒルクライム用バイクにもなりえます。
2018年9月18日現在、シマノの生産遅延などの理由でほとんどのサイズにおいてメーカー在庫がありません。
今注文を頂いた場合、早くても12月末頃入荷の予定です。
12月の入荷分も決して大量ではないかもしれませんので、それを逃すとまた1ヶ月以上は納期が延びます。
こちらの車種をご検討の方はなるべく早めのご注文をお勧めします。
東大阪市、奈良市、天理市のTREK(トレック)のロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク専門店。
バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 原一矢