大森です。
BONTRAGER(ボントレガー)史上最速の名に相応しい、極限まで空気抵抗を抑えたBallista(バリスタ) NEWモデルが新登場致しました!
早速購入しましたので、フィット感や使用感等、約500㎞程使用して感じたことをインプレッション致します!
BONTRAGER(ボントレガー) Ballista(バリスタ) MIPS ロードヘルメット
¥34,900-(税込)
Mサイズ(54~60cm)275グラム / Lサイズ(58~63cm)295グラム
カラー:4色
まずは簡単にスペック紹介致します。
Ballistaシリーズが最速と言われるのには2つのポイントがございます。
①NACAダクト
正面から受ける空気の流れが3つのダクト内に抜けていくことで、空気抵抗を最小限に抑えつつも、ヘルメット内部を冷却する効果があります。
航空機やスポーツカーにも用いられる、正に「空力と冷却」を兼ね備えた新機能です。
②エアトリップ
矢印の様に、ヘルメットを前後に分割させる溝の箇所をさします。こちらに空気が通過しようとする際に、乱流が発生し、空気がヘルメット表面に張り付くように後方へ流れていきます。
後方へに流れてくる空気をスムーズに受け流すことで空気抵抗を大幅に軽減します。また前作と比較して10秒間の高速スプリントで5,4ワットの節約になるとの事です。
ここ最近では定番になりましたが、転倒時に頭に伝わる衝撃を低減させる安全技術「MIPS」を採用。前作よりもパーツ点数が少なくなり軽量化へと貢献しております。
またシングルケーブルのBOAフィットシステムにより、ご自身の頭部形状に合わせて360°細かく調整できるように改良されました。
【インプレッション】
サイクリングロードの見渡しの良い区間と、和束町~信楽町の往復でインプレッションしてきました。
〈フィット感〉
従来モデルと比較して、フィット感はややタイトになった印象です。私は従来モデルはS.Mサイズを使用しておりましたが、今回は最終Lサイズとワンサイズアップで使用する事になりました。
購入当時は従来の流れでMサイズを注文しましたが、耳の上辺りに締め付けられるような窮屈感がありました。Mサイズで何とか微調整して実走したところ、30㎞程走行したタイミングで頭部側面が締め付けられるような痛みが出てきましたので、BONTRAGERの30日満足保証でメーカーにM⇒Lサイズに変更してもらいました。
今回のBallistaは、従来のフィット感と微妙に異なりますので、お客様によってはこれまでよりワンサイズアップとなる可能性がございます。店頭にS.Mサイズがございますので、一度ご試着頂けますと幸いです。
〈エアロ効果〉
平坦で時速40㎞以内の速度域は、正直あまりエアロ効果というものは感じませんでしたが、このまま踏み込み時速50㎞以上の速度域に達すると、ヘルメットに当たる空気の風切り音が無くなり、まるで「スーッと」空気が抜けるような感覚のまま快適に巡行出来ました。この速度域から、エアトリップの効果を発揮していると感じました。
また下りでも性能を発揮しました。下りは正面からの空気抵抗を一番感じやすい場面ですが、スピードが伸びていくほどBallistaは抵抗感を一切感じず、ダクト内に空気が抜けてくれることでヘルメット内部を涼しく保ってくれました。
しかし時速35㎞以下の巡行ですと、通気口が少ない影響で頭部側面辺りに熱がこもってとても暑く感じるので、真夏での使用は正直厳しいと思いました。
この点に関しましては、従来のBallistaとほとんど変わっていない印象です。NEWモデルは高速スピード時に性能を発揮するレースシーンに寄せたヘルメットと言ったところでしょうか。
上記はあくまで個人の感想です。
感じ方は人それぞれですが、レースイベントを意識されているお客様には最高のヘルメットなのは間違いありません。ご検討中の方のご参考になれば幸いです。
ヘルメットの寿命は3~4年です。経年劣化したヘルメットは、衝撃を吸収せずにヘルメット自体が割れてしまいます。しばらく経っている方はぜひ定期的に交換しましょう。
またヘルメットは自転車同士パッとすれ違う時に一番最初に目に入る部分でもあります。ヘルメットやサングラスはぜひこだわりたいポイントですね!
またTREK/BONTRAGERのヘルメットには2つの保証が付帯します。
① 30日間満足保証
ご購入後30日以内に限り、どれだけ使用していても商品にご満足いただけない場合、交換や返品が可能です。
② クラッシュリプレイスメントプログラム
ご購入後1年以内に破損させてしまった場合、新品に交換可能です。
エントリーグレードのヘルメットは下記でもご紹介しております。
インプレッションアドバイザー大森のInstagramも更新しています。
日頃のサイクリングの様子はもちろん、年間1万キロ走るからこそわかる直感的なインプレッションもお伝えします。