ロードインプレッション!(後編) TREK Emonda&Domane!

ロードインプレッション!(後編) TREK Emonda&Domane!

2017-12-04T08:57:07+00:00 2015/08/13|取扱商品のご紹介|
TREK WORLD(メーカー展示会)でのロードバイクテストライド、インプレッションの続きです。
前編はこちらをご覧ください。

ロードインプレッション!(前編) 2016年 TREK Madone9!

試乗したのは下記の4車種、後編では MADONE9 以外の3車種をお伝えします!
※各車種の詳しい特徴は、リンク先をご覧ください。
EMONDA SLR8 (リンク先はSLR10)
DOMANE6.2 (リンク先はDOMANE5.2)
EMONDA ALR6 (リンク先はALR5 ※ALR6は準備中)
 
【EMONDA SLR8】
後編最初はEMONDA(エモンダ) SLR から!
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もはや軽量バイクの代名詞になっているのではないでしょうか。
私は普段、EMONDA ”SL” (OCLV500カーボンを使用したシリーズ中ミドルグレード) に乗っているので慣れ親しんだ操作感です。
ただ、市販車世界最軽量である “SLR”(700シリーズカーボン使用のハイエンド) に乗るのは久々。改めて「軽さ」の重要さを思い知る結果になりました。
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軽さと横剛性
やはり、軽い。これはもう間違いありません。踏み出した瞬間から分かるここまでの軽さは、他のバイクでは体感できません。フレームの全体的な横剛性は、TREKのロードバイク中でも最も高いのではないでしょうか。特にSLRは、SLと比べてもカッチリしています。車体自体の軽さと、ねじれに対する強さ、この二つで、抜群の加速性を実感できます。
ダンシング
しかし今回、改めて他の車種にも乗ってみて実感したことですが、EMONDAは高剛性でありながら、フレームの後ろ三角(チェーンステー辺り)に少しですが “しなり” を感じます。ダンシングでリズムをとりやすい要因の一つと推測できます。ひらひらとリズミカルに登ることができ、体力を温存するダンシング、加速するダンシング、両方を容易にしてくれますね。
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素直な操作感
SLRに関わらず、その軽さ自然なハンドリング設計で、EMONDAシリーズは誰が乗っても乗りやすいバイクです。自由な操作感を感じることができる楽しいバイクで、オールラウンド。自分のライディングスタイルがはっきりと決まっていない方には特にお勧めです。考えてみれば、ロードバイクを始めて最初に大変なのは普通「登り」ですよね。そういった意味でも、登りを楽しくしてくれるこのシリーズは、初めての一台に最適かもしれません。
【DOMANE6.2】
続いては・・・実はここ最近、個人的に再評価しているDOMANE(ドマーネ)!!(再評価とは偉そうですが・・・やっぱりイイッ!!と感じています)
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写真を見ても分かるように、ハンドル位置がやや高めです。正確にフィッティングした訳ではありませんが、ドマーネはロードバイクにしてはアップライトな設計です。このポジションで走ると、いつまでも走り続けられそうなリラックスした気持ちになります。呼吸もしやすく視界も良好。単純な事ですがこれがかなり重要で「ああ、楽だなあ。」と思います。
実証済みの快適性
言わずと知れたIsoSpeed(アイソスピード)テクノロジー(リンク先中盤に動画の解説があります)による快適性はもちろん健在。新しいMADONEにもIsoSpeedが搭載され、DOMANEの存在感が薄れるかと思いきや・・・・快適性でこのバイクに勝るものはありません。荒れた路面に、薄手のカーペットを1枚敷いたような感覚になります。縦の衝撃に対する柔らかさが素晴らしく、NEWマドンと比べた場合では、特にハンドル周り、腕から伝わる振動がさらに少ないですね。
そして、私が再評価している理由はここからです!
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単なる快適ツーリングバイクではない
ハンドル位置が高めにも関わらず、BB位置が低いためか、コーナーを含めてすごく安定しています。長めのホイールベースも関係しているはずですね。下ハンドルを持った時には、より安心感を得られるような・・・ドッシリと構えられます。ダウンチューブ、チェーンステーが太く、フレーム下部にがっしりとした剛性感もあります。ヒラヒラとリズミカルなダンシングはEMONDAですが、しっかり踏める、もしくはウェイトのあるライダーはむしろDOMANEが力を伝えてくれそうです。
乗り心地の良い単なるツーリングバイクではなく、しっかりとレースバイクであるところに、すごく好感が持てます!!
【EMONDA ALR6】
最後はこの春デビューした超軽量アルミロード、EMONDA ALR!!
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実測でも7.8kgと、カーボンバイクに匹敵するほどの軽量性を持ったバイクで、持っても走っても明らかに軽いです!!
さらに少し荒れた路面を走ると、アルミロードとしては不自然なくらいのやさしい乗り心地にも驚かされます。荒れたアスファルトや、道路の白線を何度も通過してみましたが、特にハンドル周りの振動は相当軽減されている印象です。
カーボンシートポスト
さらに、今回展示会で試乗したALR6はカーボンシートポストを採用しているためか、店で乗ったALR5と比べてお尻の快適性も大きく向上しています。ALR5やALR4でも、後々シートポストをカーボンへの交換すると良いかも知れませんね。間違いなくお勧めのカスタムです!
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妥協なしのライドクオリティ
ロードバイクを何台か乗り継いで来られた方なら、走ってすぐにコストパフォーマンスの高さを感じるはずです!!ロードバイクにとって基本中の基本命題 「軽さと乗り心地」 が、この価格では考えられないくらい高いレベルで両立されているからです。
通常だと乗り心地はある程度妥協されるアルミロードバイク。流石にカーボンのEMONDA程とまでは行きませんが、TREKの重視する“ライドクオリティ(乗り心地の良さ)”をアルミでこそ余計に体感できた気がします。
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アルミフレームらしさ
一方で、やはりカーボンではなくアルミらしい乗り味だとも感じました。カーボンのEMONDAに比べると、しっかりペダルを踏むダンシング時など、フレームにバネのような “跳ね返り” はそれほど感じません。逆にアルミらしい踏み応えというか・・・力の逃げどころの無い印象を強く感じることができます。ここは好みやライダーとの相性もあるかと思いますが、ロードバイクらしいダイレクト感はむしろアルミの方が強く、気持ちよく踏めます。
最初の一台目でも、数台目でも!
カーボンに匹敵する軽さを持ちながら、アルミをカーボンに近づけようとしたのではなく、目指したのは“究極のアルミバイク”といった感じでしょうか。だからこそ、既にカーボンバイクを所有するベテランライダーでさえも、フレーム買いしたくなるのでしょう。”アルミの方が安価だから”という理由で選ぶバイクではなくカーボンとは違う次元で非常に魅力的なバイクだと感じました。私も購入を(真剣に)考えてしまいます!!
前後編、2回に渡って鈴木が試乗の感想を書かせていただきました。が、感じ方は人それぞれ。トレックワールドでの試乗会は、当店スタッフ全員参加しています!
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IMG_2795.JPGまた、今回インプレッション記事に書かせていただいた車種以外にもたくさん試乗しています!スタッフ各々、普段乗っているバイクも違えば、気に入ったバイクも違います!是非、生の意見を聞きに来てくださいね。
また、店頭ではロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクと、数台の試乗車をご用意しております。乗り比べも大歓迎ですので、お気軽にご来店ください!
当店取り扱いバイク一覧はこちらをご覧ください!!
鈴木 恒