アップグレードと聞くと、レースでスピードを求める印象が先に思い浮かびますが、
つまりは効率よく楽に乗る為のものでもあります。
普段ストアニュースではアップすることは少ないですが、その参考例です。
【ビフォー】
【アフター】
バイクは2013年モデルのMadone2.3です。「より楽に、遠くへ速く走りに行けたら」そんなコンセプトです。
まず定番のホイール交換により平地の巡航スピードが上がります。
そしてギア比も変更。完成車の状態は激坂でも登れるよう安心感のある軽いギアが
セットされていますが、数カ月も乗るとコツもつかみ、一番軽いギアはほぼ使用しなくなります。
左：ビフォー 右：アフター
写真では分かりにくいですが、軽いギア（大きいギア）から重たいギア（小さいギア）
の差を少なくすることで小刻みな変速が可能となります。
そしてポジションの変更。
左：ビフォー 右：アフター
初めは低く感じたハンドルも、少し乗れば慣れます。
低くすることでペダリングでは大幹を使いやすくなり、結果疲れにくく持続性が増します。
さらに肩から首回りも柔軟に使えます。
右写真の突き出た部分はカットする事が出来ます。（一度カットすると戻せませんので要注意）
最後にペダリング効率を上げる楕円ギア。
【ビフォー】
【アフター】
無駄な力を使わず効率よくパワーを出す事が出来ます。
しかし適度に足を休めないとどんどん漕いでしまって疲れることも・・。
それだけ無駄を省いた出力が可能ということでもあるのですが。
この楕円ギアの歴史は30年ほどあります。5年程前にこの「ROTOR」がプロチームの
サポートをスタートさせ、一気に目にする機会が増えました。
アップグレードする事で自分の乗り方、身体に合わせた1台に変化していきます。
それは単にバイクだけが変化するのではなく、今まで登れなかった坂を克服し、
走ってみたかった150kmのロングライドに挑戦し、さらにヒルクライムなどの
イベントに参加するなど、スポーツバイクの世界が間違いなく広がります。
自転車好きのスタッフにお気軽にお尋ねくださいね。