ロードバイクのタイヤ、大丈夫ですか? 交換時期の目安。

ロードバイクのタイヤ、大丈夫ですか? 交換時期の目安。

2017-11-15T17:31:28+00:00 2014/10/8|ニュース|
走行距離が延びるこの季節、タイヤの点検はだいじょうぶですか?
タイヤの交換時期は、走行距離や使用期間、また保管状況やタイヤの耐久性、乗る方の体重、さらには乗り方によって大きく変わります。2000km程で減るタイヤもあれば、4000km以上使用できるタイヤもあります。
まずチェック項目としてタイヤを正面から見ます。
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下のタイヤはセンターが平らになっています。指で触るとすぐ解ります。この平らな状態が進行すると、パンクしやすいだけでなくコーナーの最中に一瞬にしてグリップを失います。峠道の下り坂などはとても危険ですね。
そのまま使用し続けるとセンターのゴム(コンパウンド)がなくなり、ケーシング(繊維)が出てきてしまいます。
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さらにこのまま乗り続けると下写真の様になります。チューブが膨らむ圧力をケーシング(耐パンクのシート、もしくは繊維)だけで抑えている状態です。
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摩耗は前輪よりも後輪が進行します。体重の7~7.5割ほどが後輪に掛かり、またペダルを踏むと路面との摩擦を生み出すからです。
そのため走行距離1500km程で前後の入れ替えを行うと使用期間を長くすることが出来ますパンク修理の練習にもなりますので、ぜひ一度お試しください!
また、走行距離が延びなくても劣化は進行します。
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下写真の様になっている場合直ぐに交換しましょう。タイヤのゴム(コンパウンド)が硬化した状態ですが、これもグリップ力が大きく低下しています。劣化の一番の原因は紫外線です。ロードバイクは細いタイヤでグリップ力を重要視する為、柔らかいゴム(コンパウンド)を採用します。その為耐久性は一般的なシティーサイクルと異なるのです。
長持ちさせるには室内保管がお勧めです。室内が難しい場合は紫外線を防ぐバイクカバーを使用しましょう。
乗り易いこの季節は修理のご依頼が急増します。特に天気の良い日は平日でも開店前から修理依頼が立て込みます。順番待ちになると直ぐに作業に取り掛かることが難しくなります。乗る前は必ず空気を入れて、タイヤの状態をチェックしましょう!
またパーツ交換(アップグレード)やバイク全体のメンテナンスのご相談など、ゆっくりご相談いただく場合、修理作業が今より落ち着く冬場もお勧めだったりしますよ!