クロスバイクやロードバイクの変速機やブレーキを動かしているのは細いワイヤーケーブルです。これらの寿命はおよそ1年半~2年ほど。走行距離ですと5千キロ前後が限界となります。
ワイヤーは基本的に4箇所あり、前変速機用、後ろ変速機用、前ブレーキ用、後ろブレーキ用です。
アウターケーブルと呼ばれるガイドの役割を果たす、太いケーブルの内部を細いインナーワイヤーが通ります。変速機やブレーキ本体にインナーワイヤーを固定し、それを手元のレバーで引っ張ったり、緩めたりする事でギアチェンジなどができる構造となっています。その為、アウターやインナーが劣化し破断するとそれらの操作が不能となります。
上の写真のケーブル、まだ破断はしておりませんが亀裂が何箇所も入っています。かなり危険な状態ですね。
*各写真はクリックで拡大します
こちら2枚の写真は後ろ変速機用のケーブルです。大きくひび割れ、破断寸前です。
こちらはブレーキアウターケーブルです。根元でポキット折れています。
ちなみに完全に破断してしまうと変速操作やブレーキ操作が出来なくなってしまい、非常に危険です。
2年以上ワイヤーを交換されていないというお客様は、乗車前に一度ワイヤーの点検をされてみてください。もちろんバイシクルカラー各店でも無料で点検させて頂きます。
万が一交換が必要な場合は、当店でご購入頂いた自転車なら全ケーブルの交換作業工賃と部品代で¥10,680-(税込)となります。
*その他のバイクは¥17,280-(税込)
また、お預かりでの作業となりますので予めご了承くださいませ。納期や作業日については店頭にてご相談くださいませ。
サイクルイベントシーズンですね!たくさんの自転車と一緒に走るイベントでは愛車も体調も万全な状態で臨みましょう!
原一矢