Aeolus(アイオロス)XXX4 DISC チューブラー仕様の取り付け作業をしました。
Aeolus XXXシリーズのホイールはBONTRAGER(ボントレガー)のホイールラインアップ中、
最も高級で、高性能なホイールに与えられるネーミングです。
その為、ホイール前後セットで高級カーボンロードバイクが1台購入できる程のプライスです。
が、ホイールが走りに与えてくれる影響の大きさを考慮すれば、この価格も頷けるのではないでしょうか。
・BONTRAGER Aeolus XXX 4 DISC Tubular
フロントホイール ¥137,963-(税別)
リアホイール ¥156,481-(税別)
重量 フロント:605g リア:725g
ハブ DTSWISSスターラチェット36T
その他 センターロック/前後12mmスルーアクスル/リムハイト47mm
レーザーエッチング処理により浮かび上がるロゴ。
ステッカーですと剥がれる事がありますし、空力的にも不利です。
しかし、何も書いていない、どこのメーカーのホイールかもわからない様な製品は寂しいですよね。
レーザーエッチング処理はその両方を叶える、BONTRAGERらしい配慮が効いた加工です。
*赤色のXXXロゴはステッカーです。
頑丈で軽量なOCLVカーボンのリム。本製品最大の売りでもあります。
TREKとBONTRGAERが使用するOCLVカーボンはカーボン製品の中でも良い意味で異質です。
カーボンの積層内に残る空壁を1%以下に抑える独自製法により、余分な部材を使用することなく、堅牢なカーボン製品が生まれるのです。
ハブはDTSWISSのスターラチェットハブ36T。
回転性能はもちろん、耐久性やメンテナンス性にも優れます。
雑味のないスムースな回転がいつまでも続く様は、見ているだけで速く走れそうな、そんな期待が膨らみます。
ところで今回、こちらのホイール、最近は少しめずらしくなってきたチューブラーホイールです。
Aeolus XXXシリーズのディスクブレーキに対応したホイールですと、このXXX4DISCのみがチューブラーも用意されています。
タイヤを専用の接着剤または両面テープで貼るという構造上、タイヤと接触するリムの形状がシンプルで軽量です。
*リムブレーキ用のAeolus XXXホイールは2/4/6すべてのリムハイトでお選びいただけます。
参考までにこちらがAeolus XXXのクリンチャーモデルのリムです。
リムの左右が上方へ迫り出し、その先端がフックの様な形状となっています。
ここにタイヤの縁が引っかかる事で装着するわけですが、
当然、高い強度と成型精度が求められますので、チューブラーと比較し重量が増します。
*同じAeolus XXX4DISCの場合、チューブラーが前後セットで1,330g。クリンチャーが1,455gです。
バイクに装着しました。
ホイールのロゴが控えめなので、バイク本体の大きな「TREK」ロゴがより引き立ちます。
タイヤはお客様のご要望でヴィットリアのコルサチューブラーを取付け。
今年の2月頃に発表された最新製品。「グラフェン2.0」と呼ばれる最新素材を使用した高性能タイヤです。
グラフェン2.0についてはヴィットリアジャパンのページをご覧ください。
また、参考の為にタイヤの重量も測ってみました。
クリンチャーの場合。
ボントレガーのR3タイヤ25C+軽量チューブ60mmバルブ+リムテープで290g。
チューブラーの場合、タイヤ重量はトータルではあまり変わりませんね。
ヴィットリアのコルサチューブラー(25-28)+延長バルブで296g。これにリムセメント(接着剤)で約300gといったところでしょうか。
私(原)は長らくチューブラーホイールを愛用しております。
ですが、「パンク時の交換作業が難しい」というイメージが先行し、クリンチャーと比較し人気は衰える一方。
チューブラーには、シンプルな構造故の高い耐久性や、しなやかな乗り心地など、メリットも多数あります。
せっかくのカーボンホイールなので、ネットの情報だけで「チューブラーは無理!」と安易に決め付けず、
幅広い視点でご検討された方が良い買い物かと思います。スタッフにお気軽にご相談ください。
是非、バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店へお越しください。*クリックでアクセスマップへリンクします。
東大阪市、奈良市、天理市のTREK(トレック)のロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク専門店。
バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 原一矢