話題のNEW EMONDA(エモンダ)! ミドルグレードのEMONDA SL6 DISC 2021年モデルを早速スタッフがインプレッションしました!

話題のNEW EMONDA(エモンダ)! ミドルグレードのEMONDA SL6 DISC 2021年モデルを早速スタッフがインプレッションしました!

2020-06-20T15:05:49+00:00 2020/06/20|ニュース|

フルモデルチェンジしたTREK(トレック)のEMONDA(エモンダ)、その中からミドルグレードであるEMONDA SL6をスタッフがインプレッションします!

TREK(トレック) EMONDA(エモンダ) SL6 DISC ※写真手前
価格:¥360,000-(税別)

カラー:Trek Black/Radioactive Red
フレーム:Ultralight 500 Series OCLV Carbon
コンポーネント:SHIMANO Ultegra R8000
ホイール:Bontrager Paradigm Disc


 

今回インプレッションするのは、学生時代に国体優勝(トラック)やアジア選手権(ロードレース)等の経験を持つ吉岡です。
現役時代にはメーカーからの依頼でインプレッションした経験もあり、バイクに対する繊細さは人一倍です。

 

 

それではご覧ください!


 

今回私はNEW EMONDA(エモンダ) を京都府の大正池周辺を走り、平坦、登り、下りなどオールラウンドに乗ってきました!
その中で感じた事をご紹介させて頂きます。早速インプレッションです。

「平坦 編」

実は私は今回初めてディスクブレーキのロードに乗りました。
走り出す前にバイクを持ち上げてみると、ディスクブレーキならではの重量感を少し感じます。また今回のバイクには28C のタイヤが着いており、今までに使ったことのない太いタイヤ幅でした。

タイヤが太くなると、タイヤの接地面が増えて安定感が増す一方で、抵抗が大きくなるために走りが重くなるというイメージがありました。しかし、走り出してみるとそんな考えはすぐ忘れてしまいました。
ペダルにそこまで力を込めずとも、まるで後ろから誰かに押してもらっているかのように、するすると速度が 30km/h くらいまで上がります。ここまで加速がスムーズなバイクは乗ったことがなく、ただただ感動しました。
この加速の良さは例えば、クリテリウムのような加減速が繰り返されるレースでは、他のバイクと大きな差をつけることが出来るでしょう。

ディスクブレーキの重量、28cのワイドタイヤといった一見重たく感じる先入観は見事に覆されました。

 

脚への反発も少ないので、長い距離のロードレースでのアタック合戦にも余裕を持って挑むことが出来そうです。
またレース以外の普段のライド中、信号のストップアンドゴーも苦になりません。

平坦での40km/h を超えるスピードを維持する能力もセミアロとなった今回のEMONDA は苦にしません。シッティングでペダルシッティングでペダルをきれいに小刻みに回すような乗り方をすると軽快に進んでくれると感じました。

ただ、そこからさらにスピードを上げようとすると、ジワジワと速度は上がっていくものの、ゼロスタートからの加速力に比べると見劣りする部分があります。そこでスプリントのように腰を上げ一気に速度を上げてみると、先ほどまでは少しずつしか上がらなかった速度が驚くほど簡単に上がります。

平坦路での高速維持(時速45~50km以上)と言うよりも、ゼロからの加速、そして中速度域から一気にスピードを上げるスプリントのような加速がこのバイクは得意だと感じました。
※インプレッションは完成車そのままの仕様でしたので、ホイールをアップグレードするとこの辺りの平坦性能はより大幅に向上すると思われます。

 

 

「登坂編」

2021年からセミエアロフレームとなった EMONDA ですが、上りはやはりピカイチでした。
平坦と同様に上りでもシッティングで小刻みに綺麗にペダルを回してあげると、スイスイと進んでくれます。

上りでは平坦よりも前荷重になってしまい、ダンシングの際に力が逃げ、進まないことがあります。
しかしEMONDA はヘッド周りの剛性が高く、前荷重でダンシングしてもフレームがよれることなく進んでくれます。
急斜面から緩斜面に変わった際に、平坦になったかと思うくらいに に速度が伸びて いき、驚かされました。
逆に緩斜面から急斜面になると一気に速度が落ちるかというと、そんなことはもちろんありません。反応が良く、剛性が高い バイクなので、ペダルに トルクをかけてもよれることがなく、 急斜面でも スイスイ進んでくれます。

 

「下り編」

私は下りが怖くて苦手なのですが、このバイクは下りが得意になったかのように思わせてくれます。
本来であればコーナーで膨れてしまったり、思ったようなラインどりでなかなか走ることが出来ないのですが、自分が思い描いたラインどりをそのまま走ることが出来るのです。フレームの安定感が抜群で、本当に安心して下ることができます。

この下りの安心感に、ディスクブレーキの制動力がプラスされるので、鬼に金棒です。ディスクブレーキはリムブレーキに比べ少ない力で高い制動域をコントロール出来るので、リムブレーキよりも余裕をもって下ることができます。
また、少ない力で減速することが出来るので、長い下り坂でも手が疲れることがありません。

 

「まとめ編」

今回NEW EMONDA に乗ってみて、高次元でバランスが取れていると感じました。
一般的なロードバイクでは、上り下り、平坦で何か一つ不得意な分野が出てくるはずです。しかしEMONDA はどの分野でも素晴らしい走りをしてくれま した。特にクリテリウムが得意な私は、平坦でのゼロからの加速、スプリントのかかりの良さに感動しました。

このバイクがミドルグレードのバイクだとは到底思えません…
レースをする方にはもちろんですが、休日にサイクリングやポタリングをされる方にも楽に速く走れるため、自信を持っておすすめしたいです。この一台さえあればなんでも出来ちゃう、EMONDA はそんなバイクです。


 

いかがでしたでしょうか。
さすがに我々一般サイクリストが時速45km以上を維持することはありませんが、、、それほど高い次元で設計されているバイクであることに違いはありません。

価格を見るとSL5が税別28万円、SL6税別36万円と、初めてのロードバイクにとっては少し高額に感じますが、これ1台あればずっと満足して乗れてしまう程の完成度です。
そしてもっとロードバイクにハマってきた時、ホイールを交換すればさらに質の高い走りを見せてくれます。
その様なカスタムの意味でも、ベースとなるフレームは熟考を重ねて選びたいですね!

 

NEW EMONDAの特集記事はこちらからご覧いただけます。

https://bicyclecolor.com/archives/2020/06/trek-emonda-roadbike-nara.html

 


 

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