今回はロードバイクのカスタム紹介ですが、とても実用的なカスタム例です。
まだロードバイクに乗ったことが無い方には伝わりにくいかと思いますが、ロードバイクをご購入後、平地や登りを一通り走った方にはご参考になるかと思います。
お客様の車体はTREK(トレック) EMONDA(エモンダ) SL6 DISC。
お客様からのリクエストは「登りでリアのギアが足りないので、より軽いギアを搭載したカセットスプロケットに変更したい」との事。
ただよくお聞きすると、インナー×ローでギアが足りない訳ではなく、アウターで走っている際にリアがロー気味になってしまうとの事でした。
そこでカセットスプロケットの交換ではなく、クランクのギア比変更をご提案をさせていただきました。
と言いますのも、EMONDA SL6 DISCには、52×36tと言った比較的脚力を必要とするギアが採用されています。初めてのロードバイクで、かつ登りも走りに行かれる場合結構しんどいかと思います。
※SL5以下には50/34tといった軽いギア比が搭載されています。
ギア板の交換は、クランクアームを流用しギア板のみ交換が可能です。とても経済的です!
(昔はPCDと呼ばれる取り付けボルトの位置がそれぞれ異なった為、クランクごとの交換となっていました。)
コンパクトクランクと呼ばれる50×34tがこちらです。
見た目こそカスタムした感じが伝わりませんが、走ってみるとその違いはとても大きいものです。
これまで頻発していたチェーンの斜め掛け(たすき掛け)が解消し、これまでよりも幅広いコース(勾配)をアウターギアで走る事が出来ます!
カスタムには様々な目的がありますが、今回は自分の走り方に合わせて機材をセッティングしていく、実用重視のカスタムでした!
またギア比を変えなくとも、もっと安価でかつ走りに影響する内容としてはポジションの変更が挙げられます。ご自身の走り方や経験に応じてポジションを変えてあげると、機材はより自分に合ったものへと変わります。
例えばハンドルの位置を低くする、遠くする、サドルを後方や前方へ移動する等々。
考えてみれば自転車は、ペダルとサドル、ハンドルの3点が身体と固定された状態で運動します。その事を考えると、乗る人の柔軟性や運動レベル、強度に応じてその3点を人それぞれ変えてあげる事は、ごく自然な発想ではないでしょうか。
ギアの交換から内容が逸れてしまいましたが、とりあえずロードバイクは、ご購入後にパーツやポジションに変化を与えてあげる事で、より自分にピッタリなものへと変わってくれる事が伝われば幸いです。
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