SHIMANO Ultegra Di2（12速 セミワイヤレス）の載せ替え作業の様子です！ ~EMONDA SL6 Disc PROに取り付けさせて頂きました~

丹です。
先日SHIMANO Ultegra Di2(セミワイヤレス12速)をご注文頂いたので、その載せ替え作業をご紹介します！

ブログの最後の方では完成写真もアップしています。

それでは早速作業の様子をご紹介します。まずはお客様のバイクをバラします。

コンポーネントの載せ替えなので、ギア周りの交換で済むかと思われがちですが、昨今のフレームはケーブル類が全てフレーム内装となる為、フロントフォークやベアリングに至るまで全て抜き取らないと載せ替えが出来ません。かなり大掛かりです。

下の写真、早速ハンドルやフォークを組付けた後ですが、この作業は手が離せない為途中段階の写真がありません。
またお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ハンドルとステムが一体型タイプに変わっています。

今回はより実感できる軽量化のご提案として、一体型バーをご紹介させていただきました。有り難いことに二つ返事でご注文頂き早速取り付けさせていただきました。重量は235g！！

もともと完成車付属のハンドルとステムは408gでしたので、実はステム1本分以上の軽量化となります。

その軽量なハンドルバーに、さらにDi2の軽量なSTIレバーが加わります。
もともとが562gなにに対し…、

Di2では398g！レバーだけで164gの軽量化です！！

これでハンドル周りが337g軽くなりました！！
また細かい点ですがDi2はワイヤレスとなる為、従来のステンレスケーブルも削減されています。

軽量化は場所によって体感度合いが大きく異なりますが、この”ハンドル周り”はとても実感できる場所です。特にバイクを左右に振る際に大きく体感できます。

さらにレバーサイズもここまで大きく変わります。当然小さい方が握りやすく操作性に優れます。

話が少し逸れましたが、コンポーネントの載せ替え作業に戻ります。
まずはブレーキの取り付けですが、オイルの充填とエア抜きを行います。

これでようやくブレーキの取り付けが完了。リムブレーキと比べるとかなり工程が増えますね。

続いて変速です。
ブレーキを除くとDi2はたったこれだけの部品です。セミワイヤレスにもなりましたのでなんとシンプルな事でしょう！

組付ける際は、まず専用のソフトにつなぎアップデートやペアリングを行います。
自転車の整備もPCが欠かせない時代になりました。

組み上げたバイクがこちらです！！

Di2はワイヤーがありませんので、当然の事ながら調整がズレることがありませんし、またライド中にワイヤーが切れて変速が出来ないと言った事も起こりません。どんな時も確実にスムーズに滑らかに変速してくれます。一度使うと機械式には戻れない程です。

また、つい先日にはエントリーグレードであるSHIMANO 105のDi2も発表になりましたね。新型マドンのフレームに関してもDi2のみの対応となっておりますので、その辺りを見るとやはりDi2全盛の時代に入ったと言えるでしょう。

そしてもう一つ、今回はエモンダの為に開発された超軽量XXX一体型バーも取り付けさせて頂きました！
このハンドルとDi2の軽量STIレバーのお蔭で、ハンドル周りだけで337gも軽くなりました！

現行ではエアロ形状を採用した一体型バー（Aeolus RSL）がラインアップされていますが、エモンダの得意分野である登りに特化すると、このXXXバーはかなりお勧めです。（残念ながら現在ではほとんどのサイズが完売となっております。）

交換前の写真がこちら。改めて比べてみると外観にも大きな違いがありますね。

さらにハンドルを下から覗いてみると…、

交換後はここまでスッキリとします！ワイヤレスの為変速ケーブルががありません。

またSTIレバーの形状もDi2ではとても握りやすく、今までよりもさらに人間工学的な形状を採用しております。

正面から見ると少しハの字に開いて見えるかと思いますが、前傾が深くなるポジションにおいて、とても握りやすく手首の負担が少ない理想的な形状へと変化しました。

ぜひ皆様も「○○な走りに合う様なカスタムしたい！」といったご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談下さい。
スタッフが自身の経験と知識をフルに活かして、その目的に沿ったお勧めカスタムをご提案させていただきます！

インプレッションアドバイザー大森のInstagramも更新しています。
日頃のサイクリングの様子はもちろん、年間2万キロ走るからこそわかる直感的なインプレッションもお伝えします。

バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店はサイクルスタート掲載店です。