大森です。
突然ですが、カーボンホイールのリムブレーキモデルがまだ存在しているのは存じでしょうか?
ディスクブレーキのみとなった現在のバイクラインナップにおいて、ホイールだけはまだリムブレーキモデルが存在します。今回はTREK(トレック)のリムブレーキモデル、EMONDA SL6にカーボンホイールを取り付けさせて頂きました!
BONTRAGER(ボントレガー)
Aeolus(アイオロス) Pro3 TLR (リムブレーキ)
¥229,800-(税込) → ¥183,840-(税込)
重量:F/656g R/850g
現在新規でロードバイクをご購入する場合は、ディスクブレーキのモデルのみとなりますが、サイクリングロードを見てもまだまだリムブレーキも健在です。
ただ残念ながら、リムブレーキのアップグレードホイールの生産がほとんど終了した中、唯一Aeolus PRO3のみがメーカー在庫を揃えております。その様な状況もあり、今回このタイミングで思い切ってアップグレード頂きました!
35mmのリムハイトはしっかり”アップグレードした感”を演出しつつも、迫力が出過ぎることの無いバランスの取れたオールラウンドホイールです。
50mm以上のリムハイトは高速維持にはメリットとなりますが、やや横風の影響を受けやすくなります。
【ホイールをアップグレードすると登りではどうかわるのか?】
登りでは少ない脚力でスイスイ登れるようになり、完成車ホイールに比べ脚を温存しながら山頂まで楽に到達できる可能性が高まります。
アップグレードすると「この負荷でこの速度が出せるんだ!」と思ってしまいます。そして少し軽めのギアで高回転でペダルを回すと、ぐいぐい前に進みとても気持ちが良い感覚です。
この様に、ヒルクライムの様な自然と負荷のかかるシチュエーションにおいて、カーボンホイールは軽量でかつ高い剛性を活かしたヨレない走りを体感できます。
【ホイールをアップグレードすると平地ではどう変わるのか?】
完成車付属のホイールの場合、頑張って時速30㎞まで速度は伸びますが、それ以上からの速度域となると加速が一気に低下してしまい、ここからは更に思いっきりペダルに力を加えないとスピードが伸びません。
それに対し、Aeolus PRO3は時速30㎞以上での速度維持がとても楽になります!
それは単純に重量が軽くなる事が恩恵となっているわけではなく、走行中常に高回転で運動するホイールの特性が挙げられます。
一定速度で走っている慣性が働いているシチュエーションにおいて、外周部が軽量化されることはホイールを運動させるための力が少なくて済み、また剛性の高いカーボンリムはしっかりと推進力に変換してくれて、抵抗を軽減し楽に速く走れるのです。
その事は、琵琶湖一周といったロングライドにおいて、速い速度を維持したまま目的地に到着できるので、疲れが軽減しより充実したサイクリングが可能になりますよ!
リムがカーボンとなるので、ブレーキシューもカーボン専用に交換します。
もし、そのままアルミ用のブレーキシューを使用すると、ホイールに熱が加わり、耐え切れず変形してしまう恐れがあるので要注意です。
現在リムブレーキのロードバイクに乗っておられる方、アップグレードホイールの在庫がかなり少なくなっています。今の1台をまだまだ乗る!と言う方はぜひお早目のアップグレードがお勧めですよ!
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