スタッフ大森、CERAMICSPEED(セラミックスピード)OSPW RS ビッグプーリーを購入!~メリットと注意点を正直に解説!~

スタッフ大森、CERAMICSPEED(セラミックスピード)OSPW RS ビッグプーリーを購入!~メリットと注意点を正直に解説!~

2024-08-27T13:42:37+00:00 2024/08/27|ニュース|

大森です。
前々から気になっていた、CERAMICSPEED(セラミックスピード)のビッグプーリー。
回転抵抗が軽減される一方、変速性能の低下等が気になり取り付ける事に踏み切れずにいましたが、この度大幅に改良され生まれ変わって登場しました!

メーカーにも質問した結果、不安が解消したので思い切って購入しました!ただ合わせて注意点も正直に書いていますので、最後までご覧頂けますと幸いです。

OSPW RS ALPHA DISC SHIMANO 9250/8150   ¥109,890-(税込)
プーリーケージ素材:コンポジットカーボン

 

【ビッグプーリーを購入した理由】

ビッグプーリーとは、その名の通りですが純正のプーリーよりも大きくなり、チェーンの摩擦抵抗の軽減に繋がり、また見た目のインパクトや存在感の大きさなど、取付けられているだけで印象もガラッと変わるアイテムです。

私がこれまで導入しなった理由としましては、特定のギアでの抵抗は軽減するものの、交換後に今まで出なかったノイズが発生したり、変速性能が低下して走りに影響が出るといったデメリットがあり、購入するのをためらっていました。

そして今回登場したのがOSRW RSモデル。
頻繫にギアチェンジした際の、チェーンとプーリーの接触による負担が前作よりも大きく軽減されたとの事で思い切って購入してみました。


 

それではまず詳細をご紹介します。

【アルファディスクテクノロジー】

OSPW RSは、プーリーディスクは従来モデル同様アルミ素材ですが、テンションの掛かる歯の部分が耐久性に優れた独自の樹脂素材(ナロートゥース)となります。

元々ビッグプーリーはSHIMANO純正プーリーよりもプーリーゲージにテンションがかかる為、剛性を高める必要があります。樹脂素材の歯先を採用する事により従来モデルより摩擦抵抗が大きく軽減(約半分)し、しかも大幅に静穏性も向上しました。

 

【ADR(アクティブデブリリムーバー)テクノロジー】

回転の力でベアリング内部に汚れが入りにくい構造を意味します。
画像の様なギザギザした箇所が回転することにより、外部からの水や汚れの侵入を排出する仕組みです。

 

走行中の余分な汚れの侵入を防ぐことで、あらゆるシチュエーションにおいて摩擦の少ない滑らかな回転性能が実現します。
実際に取り付ける前に回してみましたが、ひたすら回っていました。これは走りに期待できます!

 

またプーリーホイールの剛性が純正モデルより60%も高まり、多少の無理な動きやねじれなどに強く耐久性が向上しています。これこそが新作を一番購入したいと思ったポイントです。

 

次は実際に500㎞程使用してのインプレッションです。参考下さいませ。


 

【インプレッション】

まずは外観。
ドライブ周りの印象がガラッと変わり、取り付けるだけで存在感が増します。

 

まずは、アウター×ロー付近(1,2,3枚目)で勾配6%の登りで実験。

純正プーリー(R9250)と比べ、明らかに抵抗が少なく感じます。 斜め掛けによる「ガラガラガラ~」と脚に感じる事が無く、滑らかで快適にクランクを回せます!

 

純正よりも高ケイデンスを自然と回しやすいので、引き足が有効活用できて筋疲労軽減にも繋がります。

体感は個人差が出ますが、斜め掛けによる負荷に関しては純正プーリー(R9250)と比べ1~2枚程度の差が出ているように感じました。これこそビッグプーリーを導入してよかったと思える瞬間です。

ただ、時速15㎞未満でむやみにギアを上げ下げすると、変速の動きにもたつきを感じます。万が一の事を備え、純正時よりも脱力して変速する必要があります。

一番注意していただきたいのが、前がつっかえてやむを得ず減速しないといけない場合や信号手前の減速時です。この時にむやみに軽いギアに多段変速したりするともたついてしまい、チェーン詰まりしないか心配です。

低速でトルクが掛かりつつ多段変速をしてしまうと、ガリガリガリッと強い衝撃を脚に受けます。無理に多段変速せず減速する様にしましょう。

 

続いては平坦でインプレッション。

アウター×ミドル辺りをあえて頻繁に変速してみましたが、変速性能はやはりR9250電動デュラエースのプーリーの方が滑らかです。

ビッグプーリーは回転抵抗を下げられるメリットがありますが、無理な変速はせず一定で回し続ける方 が使用に適していると言えるでしょう。

シチュエーションで言うとヒルクライム、TT、トライアスロンなどが当てはまります。
逆に加減速が多いクリテリウムや、頻繁にギアを変えるシチュエーションが多い方などはビックプーリーにはぜず、純正プーリーでの使用がお勧めです。 

万能と言うよりも、求める用途に対してハマるかどうかといった、カスタムパーツとお考え下さい。

 

続いて、アウター×ミドル固定で300wで走ってみました。

特定のギアで淡々と走る際は、明らかに純正プーリーよりもペダリングが軽くなったと感じます。
これまで以上に楽に回せますし、長時間になればより脚の疲労軽減にも繋がる為、トータルのタイムの短縮が期待できます。

 

いかがでしたか?
無理にカチカチ変速する事だけ注意をすれば、楽に速く走る事に対してはメリットだらけの決戦パーツです!

ビッグプーリーの導入に躊躇していましたが、こちらのモデルなら安心して愛用出来そうです。現在ビッグプーリーをご検討の皆様のご参考にして頂ければ幸いです。

またリアルな声をもっと聞いて判断したい場合は、お気軽に私(大森)までご相談くださいませ!


 

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バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 店長代理
兼インプレッションアドバイザー
兼プロジェクトワンマイスター  大森 優