原です。
私のバイクではありませんが少しマニアックなネタをご紹介します。
下の2枚の写真、あるパーツがちょこっと違いますがわかりますでしょうか?
正解は左から3番目、4番目のパーツです。下の写真の方がギザギザが細かい事がわかりますか?その他のパーツは、後輪の”ハブ”と呼ばれる回転の中心部分のパーツ達です。
【ラチェット】と呼ばれるこの部品は、自転車のペダルを漕ぐと、ホイールのハブ内部でこのギザギザが噛み合い車輪が前へ回るような仕組みになっています。(だいぶざっくりとした説明ですが・・・)
ラチェットの構造は、メーカー等により大きく異なりますが、写真の部品はDTSwiss(ディーティースイス)というメーカーの物です。BONTREGER(ボントレガー)ホイールのRXL(レースエックスライト)に搭載されており、今回はそれをアップグレードしました。
「ギザギザの数が増えたからって何か変わるの?」と思ったそこのあなた!走行中、脚を一度止めてからもう一度漕ぎだす際、駆動力が伝わるまでのわずかな間に「カコンッ」という音を、後ろの車輪からから聞いたことありませんか?
またまたざっくり解説すると、下の1枚目写真の位置でペダルを踏み、2枚目の写真の位置でようやく駆動し始めるイメージです。つまり、このわずかな間ですがペダルを踏みこんだ分の力は無駄になっているのです。
ギザギザの目が細かいと、駆動し始めるまでのラグが少なくなるため、より駆動効率の高いホイールとなります。外観にまったく影響がありませんので非常に地味な改善点ですが、なかなか面白いですよね。
BONTRAGERホイールのRXLや白色ステッカーのアイオロスをお使いの方はこのアップグレードが可能です。
ラチェット2つとハブのオーバーホールを一緒に行って18,160円(税込)とちょっとお高いのですが、当店ではこのような見えない部分のアップグレードもご提案しております。
是非いかがですか・・・?
原一矢