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大森のTREK(トレック)DOMANE(ドマーネ)SLR9インプレッション!~エンデュランスエアロロードバイクの魅力を探る~

大森のTREK(トレック)DOMANE(ドマーネ)SLR9インプレッション!~エンデュランスエアロロードバイクの魅力を探る~

2019-11-03T16:38:32+00:00 2019/11/3|サイクリング|

TREK最新ロードバイク、DOMANE SLR9(ドマーネ)に試乗しました!

DOMANEは石畳のあるヨーロッパの街道などが含まれる長いコースを走るクラシックレース向けに開発された車体です。
石畳の凹凸からくる衝撃を緩和し、長距離を快適に走りつつもパワー伝達のロスをなくし、スピードを犠牲にしない事が売りのエンデュランス(長距離向け)ロードバイクです。
今回インプレッションしたのはその最上位モデルの「SLR」です。

私は、平坦、登り、下り等幅広いシチュエーションで合計約150㎞走りました。そこで今回は私がDOMANE SLR9 (2020年モデル)に乗って感じた事を綴っていきたいと思います。
※個人的な感想です。参考にして頂ければ幸いです

 コースは、木津川サイクリングロードの平地と、約3kmの登坂区間(斜度6~12%)を中心に走りました。

TREK DOMANE SLR  ¥650,830~1,401,625-(税別)
※選択されるコンポーネントや塗装、アクセサリーによって値段が変動します。

サイズ:52cm (適応身長162~170cm)
カラー:ICON / Prismatic Pearl
コンポーネント:シマノR9100系DI2(電動変速機)
ホイール:BONTRAGER(ボントレガー) Aeolus PRO 3V

では、インプレッションしていきます。

【平坦路(サイクリングロード)を走ってみて】

時速30㎞までの加速は、ペダルに力を加えたパワーに対し、じわじわと加速していく感じがしました。
時速35㎞地点。向かい風や横風が来ても車体がブレず、安定感が非常に良いです。
スポーツカーではなく、乗り心地良く、身体がリラックスできる高級車の様でした。
また、2世代のDOMANE SLR(2019モデル)は、時速35㎞地点から車体がややふらつく様な感じがしましたが、DOMANE SLR(2020)はハンドリングが安定しており、まるで空気の流れに沿って走っている感覚でした。

【登坂(ヒルクライム)】

登坂の斜度8%の区間でダンシング(立ち漕ぎ)すると、ハンドルの振りも軽くとても走りがリズミカルでした。
斜度15%区間。重量の影響でハンドルの振りが重くなり、ダンシングだと腕にしびれが生じ、ペダルに足の力を加えにくい様に思いました。
なので、シッティング(サドルに座った姿勢)にポジションを変更し、ギアを一番軽くしペダルを高回転で回すと急勾配をスムーズに登れました。
登り方には個人差がありますが、DOMANE SLR(2020年モデル)は、比較的緩やかな斜面はダンシングで上ると小気味よく、急斜面ではシッティングで高回転で登ると楽に登れる感じがしました。

【下り坂】

時速40㎞で下っている時、安定感があり車体がふらつくような恐怖感も無く、コントロールしやすいです。
一番感じたのは、下り坂でペダルを止めてもスピードが落ちず、エアロロードバイクMADONE SLR DISC(マドン)の様に風の抵抗を感じずグングン加速してくれます。
空力を最も重視したMADONE(マドン)の開発で培ったエアロ設計を、エンデュランス系のDOMANEに取り入れた利点が見られます。

【まとめ】

私は、MADONE SLR DISC(マドン)、EMONDA SLR(エモンダ)に乗っていますが、正直機敏さや加速性はMADONEやEMONDAに軍配が上がります。ですが、一定ペースで淡々と快適に目的地へ行けるのは間違いなくDOMANEが一番です。
バイクのコンセプト自体も快適性をどこまでも追求したエンデュランスロードなので、短時間高強度なサイクリングを求めるのではなく、身体への負担を軽減し長距離が楽に速く走れるバイク、それが最大の特徴だと思います。

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