昼食後、東の海岸線を南下。短いアップダウンを繰り返し、約55km地点。
スタート地点近くの町まで戻ってきました。
一応、当初の予定ではこれで走り終えるつもりだったのですが、
時刻は13時過ぎですし、体力的にもまだ十分余裕がありました。
それに小豆島の風景を味わいながらのサイクリングがとにかく楽しかったので、
あともう少し走る事にしました。
まずは5km程移動し、またまたダムカードをゲット。
こうなってくると、小豆島ダムカードはあと1種だけ。コンプリートする事に決めました。
現在地と残り1個のダムの位置関係。案外遠いですが、中山の棚田エリアに近く、良さそうな気配。
南の海岸沿いを西進。小豆島のメインストリートなので少しだけ交通量は多め。
約70km地点。海岸沿いからそれて北上。
約3km程の登り区間に入ります。距離は大した事ありませんが、斜度はほぼ10%超え。
繰り返しの登坂区間にさすがに疲労が溜まってきたようで、膝に軽い痛みを覚えましたが、急勾配区間さえ抜ければどうという事はありませんでした。
殿川ダムの西側には棚田が広がる中山地区があります。
映画「八日目の蝉」の中でも特に印象的で心に残った、伝統行事の「虫送り*」が行われる場所です。
*たいまつに火を灯し棚田の中を歩くシーンです。
棚田エリアはこのへん。
ぐるっと回って、また来た道を戻ります。
16時頃。宿に到着。サイクリングはこれで終わりです。
約90km。獲得標高2000m越えでなかなか疲れましたが、とても充実したサイクリングとなりました。
クラシックスタイルなお部屋。
おじさん一人の宿泊には十分です。
気がつけば翌朝です。
フェリーでぐっすり眠れなかった上にサイクリングをたっぷり楽しんですっかり疲れていましたので、
ほとんど目を覚ますこともなく、泥の様に眠りました。(普段は眠りが浅く何度も目覚めてしまいます)
*下の写真は部屋からの眺めではありません。
朝7時半坂手港発のフェリーに乗船する為、朝食も取らず、6時半にチェックアウトしました。
港に向かう途中にはセブンイレブンもありますが、パスしてフェリー乗り場へ自転車移動。
コンビニで朝ごはんを食べなかったのは、フェリーでまたうどんが食べたかったからです(笑)
やっぱり、この何の変哲もないかやくうどんがやたらおいしかったです。
乗船時間は約3時間。
そろそろ海も見慣れてきたので、ゆっくりと読書を楽しむ事にしました。
山崎豊子の「花のれん」おもしろかったです。
そうこうしている内に神戸に到着。1.5泊の旅も終わりです。
ここから奈良まで帰る電車移動もそれなりに時間もかかり(乗り換え含め約2時間)大変ですが、
それはもう消化試合みたいな物で私にとっては旅行の範疇ではありません。
いかがでしたでしょうか。
今回、写真はすべてスマホ(iPhone8)で撮影しました。案外綺麗に撮影できて満足です。
普通のスマホで何気なく撮影しただけでも綺麗な写真になるのはロケーションのおかげかなと思います。
(当然、機械の技術向上があってこそですが)言わば自然の‘映え’スポットといったところでしょうか。
また、1回目に小豆島に行った際はMADONE9(リムブレーキモデル/フロントギア52-36、リアギア11-28T)でしたが、今回のDOMANE SLRはディスクブレーキモデルで、ギアもフロント50-34T、リア11-34T。
小豆島は傾斜のきつい坂道が多いので、脚力に頼り過ぎない軽めのギア構成は最適なセッティングと感じました。急傾斜の下り坂も油圧ディスクブレーキの軽いレバー操作のおかげでリラックスして下れました。
結果、オールラウンドにどんな場面でも無理なく走れるDOMANEの魅力を再認識できた良い機会にもなりました。
ちなみに、私は小豆島で1泊しましたが、1泊しない方法もあります。
・朝7時半小豆島着→サイクリング→15時15分発神戸行きフェリーに乗船。(18時45分着予定)
かなりハードかもしれませんが、金曜の夜、仕事が終わってから行けば、土曜の夜には帰って来られます(笑)
せっかくなので、1泊したい所でしょうが、ダムカード集めが目的の方でしたらこれもいいかもしれません。
小豆島は関西や四国、中国エリアに住んでいる方以外は行きにくい場所にあります。
(新神戸→三宮→バス→フェリー乗り場と、乗り継ぎが多く大変です)
新幹線や飛行機を利用して行きやすい場所はどこに居住していても行く機会があるでしょう。
せっかく関西に住んでいるのですから、一度行ってみてはいかがでしょうか。
原一矢