「スポーツバイクはご購入後のメンテナンスも大切」と
よく聞くことがあると思います。
下の写真は、カセットスプロケットの洗浄前と洗浄後ですが、実はその内容であれば、専用工具で1枚1枚バラバラにすると自宅でも行えます。
今回お伝えしたいのは、そのメーカー(TREK)に特化したメンテナンスや、発生しやすいトラブルの予防、さらに蓄積された豊富なケーススタディーの重要性です。
例えば下の写真、TREKのロードバイクですが、BB(ボトムブラケット)ベアリングを
挿入する際に使用する専用ツールです。※車種や年式ごとに規格は変わります。
全てのメーカーで代用が利くものではありません。
また下の写真は、電動変速機を動かすバッテリーのマウント(固定具)の取り付け箇所。中のナットが緩んでいる時が稀にあり、外から回すとクルクルと中のナットまで回ってしまいます。
BB(ボトムブラケット)ベアリングも外さないと工具は入りませんので、
異変が無くてもオーバーホールと同時にチェックします。
そして、この小さなボルトも大切なチェック項目。
リア変速機(リアディレイラー)をフレームに取り付ける際、そのジョイントの役割を果たすリアディレイラーハンガー(下写真の黒い部品)をフレームに取り付ける時に必要なボルトです。
走行中の振動で緩みが発生しやすい箇所でもあります。
ここも定期的な点検やオーバーホールの際には必ずチェックします。「もっと緩み難い取り付け方法は採用出来ないの?」と疑問が出てきますが、これは、UCI(国際自転車競技連合)により細々と取決めされる中の1つであり、レースシーンで使用される機材のフィードバックを受けているモノなのです。
決して競技に出るわけでなくても、皆さまが乗っているバイクの多くの箇所にはそれに準じた部品や規格が採用されていますね。
高額だからといって気を遣わずに乗れるかというと、なかなかそうではありません。
繊細でありかつメンテナンスが必要な分、漕ぎだした瞬間の驚くほどの軽い加速や、確実でストレスの無い変速操作が生まれます。
家電や家具などは、メーカーで製造された製品が、流通業者を介さずにネットを通して直接購入できるケースが今日増えていますが、スポーツバイクに関しては、専門性の高いプロショップが欠かせません。
スポーツバイクがお客様の手に渡る時の最後の製品クオリティーは、実はお店が握っているのです。
—————奈良のスポーツバイク専門店 Bicycle Color バイシクルカラー———
バイシクルカラーはTREK(トレック)の展示台数が奈良県No1を誇ります。年間約300台の販売からTREKバイクの特徴や必要なメンテナンス項目、豊富な技術情報、補修部品の迅速な手配が可能です。購入時だけでなく購入後も安心してお任せください。ご購入頂いたスポーツバイクは、点検・簡易調整が生涯無料です。
スポーツバイクに乗ると、分からない事や気になる事たくさんが出てきます。高い専門性を持ちつつも、気軽に相談できる店づくりを大切に考えています。
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