クロスバイクやロードバイクの駆動の要。チェーンは汚れていませんか?
通常、チェーンには適量のオイルが塗布されており、外を走れば自然とオイルに砂利や砂埃などの汚れが付着していきます。汚れが大量に付着した状態で走り続けるとチェーンはもちろん、前ギアや後ろギアが痛み、寿命が短くなっていきます。また、チェーンに付着した汚れが飛び散り自転車のフレームや洋服が汚れたりします。
愛車を良い状態を保つ為にも走行距離300~500キロ毎にはチェーンの洗浄を行うことを推奨します。
下の写真は500キロ程洗浄をしていないチェーンです。見た目にも真っ黒で汚れが多く付着しています。
それでは洗浄方法をご紹介致します。まず最初に使うのはこちら2点!
左 和光ケミカル パーツディグリーザー ¥1,600-(税別) 内容量300ml
右 パークツール サイクロンCM-5.2 ¥3,670-(税別)
器具を使用する前にまずはチェーンのかかり位置を調整します。なるべくチェーンが真っ直ぐになる位置にギアチェンジしておきましょう。その後、サイクロン(洗浄器具)にパーツディグリーザー(溶剤)を5~60ml程度入れ、チェーンを挟み込むようにセットします。
クランク(ペダル)を逆回転させるとチェーンがぐるぐると稼動します。この時にあまり勢い良くペダルを回すとチェーンが外れたり、詰まったりすることがありますのでゆっくり丁寧に回すと良いですね。ペダルは4~5分程度回し続け、しっかり洗浄しましょう。
チェーン洗浄後のパーツディグリーザーです。どろどろの真っ黒です。これらの汚れが付着していたかと思うとゾッとしますね。
続いてチェーンの濯ぎ作業です。まずサイクロンの内部を水で濯ぎ綺麗にします。綺麗になったらサイクロン内部に水をためて再びチェーンにセットし、5~6回水を交換しながらチェーンに残った溶剤を濯ぎ落とします。。
水で濯いだ後チェーンに残った水分を落とします。作業用ウエスやキッチンペーパー等を使用ししっかり水を取り除きましょう。
チェーンが綺麗になったら注油を行います。
和光ケミカル チェーンルブ ¥1,600-(税込) 内容量180ml
チェーン用オイルとして優れた耐久性と防錆成分を併せ持つオイルです。スプレータイプでムラ無く均一に塗布できる為とても使いやすいですよ!
使用前によく振ってからチェーン1周にオイルを拭き掛けます。写真の様に下側のチェーンにのみ塗布したら、ペダルを逆回転させ少しチェーンを動かし、また塗布をするという作業を繰り返します。この際、オイルがホイールやブレーキに飛び散らない用に注意しましょう。
注油後、6時間程度経過するとオイルがチェーンに定着します。ひたひたと表面に残る余剰なオイルを軽くふき取っておきましょう。チェーン洗浄と注油はこれで完了です。綺麗になったチェーンはとても気持ちがよいですね!
最後に、フレーム洗浄も一緒に行いましょう。
和光ケミカル フォーミングマルチクリーナー ¥1,000-(税別) 内容量380ml
チェーン洗浄時に飛び散った溶剤や水で汚れたフレームなどを洗浄するのに最適なクリーニングアイテムです。
よく振ってから使用する事で写真の様な綺麗な泡がでます。クランクや・・・
チェーン付近のフレーム。
車輪のブレーキ面やタイヤなどを綺麗にしておきましょう!
いかがでしたか?
ロードバイクやクロスバイクはご購入後の点検やメンテナンスがとても重要です。
バイシクルカラーでご購入頂いた自転車は点検・簡易調整が生涯無料です。変速機やブレーキ等の専門的な調整はスタッフにお任せください。今回ご紹介のチェーン洗浄や注油などの簡単なメンテナンスは是非お客様ご自身でチャレンジしてみましょう!