TREKのロードバイクEMONDA(エモンダ)をシマノDi2(電動変速)へ交換。Di2のメリットとは?

TREKのロードバイクEMONDA(エモンダ)をシマノDi2(電動変速)へ交換。Di2のメリットとは?

2017-12-12T09:56:59+00:00 2017/12/3|ニュース|
先日の作業から。
「SHIMANO(シマノ) Di2」、ロードバイクに既に乗っておられる方は
聞いたことがあると思います。
Di2とは、変速機をワイヤーで巻き上げて動かすのではなく、
変速機に内臓されたモーターによって動かす仕組みです。
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変速機の中にモーターが内臓されています。
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動力はモーターですのでバッテリーも必要です。フレームに内装します。
ちなみに重量はなんと50g程!軽いです。
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変速機やバッテリーを配線でつないでいきます。
多くの部品はフレームの内部へ挿入できます。
フレーム内部になりますので、電動変速機が出始めた頃は、
結露による防水性など問題視されることもありましたが、
現在では大幅に改善され、そのうような心配はありません。
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こちらはハンドル周りです。
ちなみにTREK(トレック)のMADONE(マドン)9は、
この部品もフレーム内部に挿入しています。
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今回はハンドル下にスッキリと取り付け。
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そしてSTIレバー(変速/ブレーキレバー)にも配線を繋ぎます。

Di2のメリットは、単に変速が電動になるだけでなくて、
変速スイッチをハンドルに増設できる点です。
写真では下ハンドル部分にも変速スイッチを取り付けています。
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下の写真の小さな部品は、バッテリー残量やギア比といった情報を
サイクルコンピュータへ送信するユニットです。
現在のギア位置がリアルタイムで分かるので、自分がいつも走るコースには
どんなギアが適しているのか、といった疑問にも答えを出しやすくなります。
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機械式のステンレスケーブルがなくなり、細い電気配線のみとなります。
外観がスッキリするだけでなく、ハンドル高が低い場合や小さいフレームサイズの場合、
ステアリング(ハンドルの左右の振り)が軽くなります。
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SHIMANOのDi2はトップグレードのDura-ace(デュラエース)と、
セカンドグレードのUltegra(アルテグラ)の2つです。
今回はコストパ―マンスのバランスを考慮してミックスしました。
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勿論機械式のDura-aceやUltegraも性能としては十分ではありますが、
Di2は変速スイッチをハンドル周りに増設出来たり、ギア位置をサイクルコンピュータ
に表示させたりと、単なる変速操作だけでない様々なメリットがあります。
またレバーを奥まで押し込んで変速する必要のないDi2は、
特にフロント変速(左レバー)で奥までレバーを押し込むストレスが無くなります!
この辺りはエントリーユーザーにとってこそ恩恵を受けられる内容ですね。
変速のストレスを最大限軽減し、ライディングに集中できるのがDi2です。
お勧めアップグレードです!
ところで、電動は機械式と比較し重たくなるのでは?と思われがちですが、
実はほぼ一緒なのです!(むしろ実測で5g程軽いほど)
モーターもバッテリーもあるのに?と思いがちですが、実は機械式で必要な
ステンレスケーブルやケーブルを巻き取る為のユニット類が無くなる為です。
自分のバイクはDi2化できるのか、費用はどれくらいなのか、等々
気になる事は店頭でお気軽にお尋ねくださいね!
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