TREK(トレック)のハードテールマウンテンバイクの中でも、
本格的なオフロード走行を想定した設計のマウンテンバイクがProcaliber(プロキャリバー)シリーズです。
Procaliber8(プロキャリバー) ¥232,000-(税別)
カラー:Quick Silver サイズ15.5/17.5/18.5/19.5
推奨適応身長153cm~188cm
弟グレードのMarlin(マーリン)やX-caliber(エクスキャリバー)と比較すると、
フレーム全体からより力強さを感じ、ハードなオフロード走行に耐えうる強度がある事が感じられます。
ですが、頑丈で堅牢なイメージとは相反し、アルミフレームとは思えない軽量さにも驚きます。
(サイズ19.5実測で11.9kg。最廉価モデルのMarlin6 17.5サイズで14.7kg)
Procaliber最大の特徴はTREK(トレック)自慢のISO SPEED(アイソスピード)機構の搭載です。
ハードテールバイク(フロントサスペンションのみのマウンテンバイク)は、バイク前方の振動や衝撃はサスペンションで
吸収する事は可能でも、バイク後方の衝撃はライダーに直接伝わりがち。
そこで、シートチューブと呼ばれる縦方向のフレームをごく僅かにしならせる特殊な構造を設け、
重量をほとんど増加させることなく、衝撃吸収性能を高めています。
こちらの動画内でもISOSPEEDの性能について語られています。
*クリックで再生。音声が出ます。約2分半の動画です。
続いて各部の装備についてご紹介します。
昨年モデルではSHIMANO(シマノ)系でまとめられていた変速機類ですが、
2019年モデルはSRAM(スラム)のNXイーグル(1×12速)に変更されています。
フロントは30Tのシングルギアで、チェーン落ちリスクを低減。
リアは特大のワイドギア、10-50Tでフロントシングル化によるギア選択肢の減少を感じさせません。
しかもリアギアの枚数は12枚!
圧倒的なボリューム感で、リア9~10速のマウンテンバイク等と見比べると隔世の差を感じるでしょう。
ブレーキのみシマノ(MT500)を装備しています。
安全に関わる部分ですので、メンテナンス性やアフターパーツの入手性等を考えると、とても嬉しいパーツ構成です。
ローター径はフロント180mm、リア160mmとなっており、トレイルライドで必要となる制動力を十分備えています。
フロントサスペンションはRock Shox(ロックショックス)のRecon(リーコン)Goldで、100mmのトラベル量を備えます。
当然、サスペンションはコイルではなく、細かな調整が可能で軽量なエア式です。
バイク本来の性能と合わさり、瓦礫や岩が横たわる様な道を進む事はもちろん、下りで小さな段差が連続するシーンでも安心の性能です。
また、こちらのサスにはユニークな装備も。グリップ一体式のサスペンションリモートロックです。
グリップの根元あたりを捻るとサスペンションの稼動をロック。写真中央の小さく「ROCK」と見えるボタンを
押すと、サスペンションロックを解除する事が可能となっています。
タイヤは29インチ×2.2インチ。(2.2インチは幅約5.6センチ)
タイヤ、ホイール共にチューブレス対応の為、オプションの専用キットを揃えることで、チューブレス化も可能です。
シートポストは贅沢にカーボンです!シャフト部が軽量で微振動を低減してくれます。
前述のISO SPEED(アイソスピード)機構とも相性が良い装備ですね。
いかがでしたでしょうか?
マウンテンバイクは、ロードバイクにしか乗った事がないという方にも大変お勧めしたい乗り物です。
ロードバイクには無い、オフロードならではの「不確定要素」が満載です。
最初は越すことが出来なかった岩場や、怖くて下れなかった場所を攻略する冒険感もいいですね。
ロードバイクだけのサイクリング仲間より、一歩深いところで自転車という趣味を楽しんでみませんか?
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バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 原一矢
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