今乗っているクロスバイクやロードバイクのパーツを載せ換えることで愛車のスペックを向上させたり、
見栄えを一新し、また新たな気持ちでサイクリングに出かける事ができるようになります。
今回はクロスバイクとロードバイクのパーツ載せ換え作業をご紹介します。
*すべての写真はクリックで拡大します。
1.クロスバイク FX7.4(2015年モデル)
・コンポーネント(変速機類の総称)をSHIMANO(シマノ)の上位グレード、Deore XT(デオーレXT)へ変更。
この変更で、変速段数が前3×後9段(27段)から、前3段×後10段(30段)変速に。
更に前ギアや変速機、シフトレバーの剛性アップにより、よりスムーズでストレスの無い変速操作が可能となりました。
今回の変更、上にも書きましたが、変速操作がよりスムースになった点が一番の違いだと思います。
特に前変速はギアの歯のひとつひとつの剛性に優れ、多少無理な変速を行っても、ガチャガチャとする感じが無く、
スパッと確実に変速が決まる感覚がとにかく気持ちよいです。
また、細かな部分の高級感も違います。赤丸内にある黒い枠はズボンの裾などを巻き込まないようにする、樹脂の薄いガードですが、
Deore XTですと角も綺麗に面が取ってあるので立体的で塗装も美しく、上位グレードらしい品質となっています。
その他にも私(原)としては左クランクとフレームの隙間が綺麗になっている点もお勧めポイントです。
標準の物では赤丸の位置がスカスカで一本の細い軸で繋がっている状態。
Deore XTのクランクを使用する場合は、BBを交換する必要があるのですが(詳細は割愛します)
最適なBBに交換をし、クランクを取り付けると、見事に隙間が無くなり、塊感のある、美しいバイクに仕上がります。
ちなみにこのBBですが、標準装備の物は耐久性に優れる反面、重量があります。
標準のBBが300g。交換後のBBは80gでした。(構造や仕様が異なるので単純比較はできませんが)
加えてクランクセットの重量です。
標準装備のクランクセットが1355ｇ。Deore XTのクランクセットは950ｇ。
BBと合わせると625ｇもの軽量化です。(しかも変速性能や剛性はアップしている！)
2.ロードバイク MADONE3.1(2012年モデル)
・コンポーネントをSHIMANO最新11速、R7000系105(イチマルゴ)へ変更。シートポストとハンドルバーもカーボンに変更。
この変更で、変速段数が前2×後10段(20段)から、前2段×後11段(22段)変速に。
シートポストとハンドルバーという体に近い部品をカーボンパーツにしたことでロングライドも快適に。
今回、ギア比も変更しました。
より、軽いギアの充実した11-32Tのギアを選択し、(元は11-27T)斜度のキツい上り坂でも筋力に頼らず無理なく上れる仕様に。
また変速性能の向上を狙って、カセットスプロケット(後ろギア)のみ105ではなくワンランク上のR8000系アルテグラにしました。
贅沢なカーボンパーツへのアップグレードも効果が大きいです。鮮やかなルックスによりバイクの高級感も大幅に向上します。
今回選択したハンドルバーはBONTRAGER(ボントレガー)のProIsoCoreハンドルバー。カーボンの積層の間に 振動吸収素材を配し、
従来のカーボンハンドルと比較し、更に20%も路面からの衝撃を吸収してくれます。
カーボンシートポストもBONTRAGER製。XXXシートポストを選択しました。
安価なカーボンポストと違い、シート取り付け部品以外はフルカーボンです。(安価な物はシート取り付け部品の周辺もアルミになっています)
路面から伝わる微振動が低減するだけでなく、小さな段差を越える際のもう少し大きな衝撃もカドが取れ、快適度が大きく向上します。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介のアップグレードは少し大掛かりな物ですが、
クロスバイクならバーエンドの装着。ロードバイクならタイヤのアップグレードなど、
費用を抑えながらも効果を体感し易い、スタッフお勧めアップグレードなどもあります。
スタッフまでお気軽にご相談ください。
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バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 原一矢
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