GPSを搭載した高機能サイクルコンピュータで高い人気を誇るGARMIN(ガーミン)の新製品が発売開始しました!
初心者の方はもちろん。従来機のEDGE810や820、EDGE510や520からの買い替えも価値のある製品です。
左 :GARMIN EDGE830 センサーセット¥57,800-(税別)*本体のみの販売はありません。
右:GARMIN EDGE530 センサーセット¥47,800-(税別)/本体のみ¥37,800-(税別)
今回は下記3つの項目に分けてご紹介いたします。
1.GPS搭載高機能サイクルコンピュータとは。
2.EDGE530と830の違い。
3.従来機種との違い。
それでは順番にご覧ください。
1.GPS搭載 高機能サイクルコンピュータとは。
その名のとおり、カーナビやスマホにも搭載されるGPSを内蔵しており、衛星を利用した位置情報データ使用可能となっています。
例えば、地図のナビゲーションやルートの保存、移動速度の計測、特定のセグメント(区間)でのタイム計測などが可能です。
また、サイクルコンピュータの基本的な機能である、スピード/ケイデンス/走行距離/現在時刻などの表示機能はもちろん、
獲得標高や勾配、電動変速機のバッテリー残量、ギアポジション、パワー(ワット数)などの一歩踏み込んだ機能の表示も可能です。
特に利便性が高く人気が高いのはやはり地図のナビゲーションです。
普段、車を運転してどこかに出かける場合、買い物など何か商業施設のある、国道沿いや駅前に向かう事が多いはず。
しかし、サイクリングの場合はそういった交通量の多い箇所を避け、車が少なく安全で快適に走れる方へと遠ざかって行く事になります。
そうすると、不慣れな道を走る事になりますし、自宅から10km以上離れた場所の土地勘に優れる方はそう多くありません。
その為、ナビゲーション機能が必要になるのですが、スマホで代用しようとすると、これが案外不便で、
バックやジャージのポケットから何度もスマホを取り出すのが面倒なのです。他にも自転車のハンドルにスマホホルダーを取り付けたりもできますが、
直射日光により、真冬以外は案外簡単に熱暴走してしまい、電源が勝手に切れたり、バッテリーを劣化させたりしてしまいます。
*リチイムイオン電池の安全で正しい使い方(外部サイトへリンクします)
その点、GARMINのEDGEシリーズなら炎天下での利用も当然想定の範囲内ですので、
よほど無茶な使用*をしなければ、その点も安心です。
*液晶輝度最大での連続使用など。
また、GPS以外には、スマホやPCとの連携機能も重要です。
スマホで簡単にその日の走行データをチェックをしたり、過去の走行データを見返したりといった、「データ管理」もできます。
これは結構重要で、サイクリングは基本的にひとりでの遊びですから、たくさん走ったり、坂を登っても誰も褒めてはくれませんが、
地図と数値で詳細にデータ化された物なら、根拠を持って自分で自分を評価する事ができます。
それがやがて1年間の蓄積になり、「1年間で○千km走った!」とか、「夏にはこんな所に行ったなぁ」といった具体的な記録になります。
既にEDGEシリーズを使用中の方なら「わかる!」という方も多いかもしれませんが、充電したまま自宅に忘れてしまったり、
スタートボタンを押し忘れて走ったりなどで、ログを取り忘れたりすると大変ショックで、まるでサイクリングに出かけた事実が無かったかの様な気持ちになり、依存度が高く、EDGEシリーズの製品が大好きな事に気付かされます。
2.EDGE530とEDGE830の違い。
主に商品構成とタッチパネル搭載の有無、ナビ検索機能の差異の3点です。
商品構成とは、EDGE830は「セット」と呼ばれる、スピード・ケイデンス・心拍の3つのセンサーが付属する購入方法のみに対し、
EDGE530は「セット」とセンサー類を除いた「本体のみ」という購入方法の2種類が選べます。
*セット、本体のみ、どちらにもハンドルへ取り付ける専用マウントと、充電ケーブルが付属します。
*センサーセットには心拍(左)、スピード(右上)、ケイデンス(右下)センサーも付属します。
例えば、トレックのクロスバイクやロードバイクですと、「Duo Trap(デュオトラップ)」と呼ばれるフレームに内蔵できるセンサーが、
別売りで用意されているので、「スピードとケイデンスはDuo Trapセンサーを使うし、心拍センサーはいらない」という事もできます。
EDGE830は細かな操作がタッチパネル式となっており、文字を入力したり、表示画面の構成を変更したりする際に、大変便利です。
最もよく使用する、電源ボタン、スタート/ストップボタンとラップボタンは物理ボタンなので、冬用グローブ装着時も確実な操作が可能です。
*EDGE530は本体左右に配置される物理ボタンで操作を行う。
そしてわかりにくいのがナビ検索機能の差異です。
EDGE530には車のナビの様な「目的地検索機能」がありません。なので、出先の思い付きでどこそこに行って見たいといった事はできません。
但し、事前にPCなどで自分でサイクリングコースを作成し、地図上にそのルートを表示させる事は可能です。
3.従来機種との違い。
2機種とも、おおよその機能に差異はありませんが、とにかく動作スピードが向上しており、使い勝手が大変向上しました。
特にEDGE830に搭載されるタッチパネルは独特の操作感がある感圧式から、
一般的なスマホと同じ静電容量式となり、使い慣れたスマホと同じ感覚で操作ができるようになりました。
購入から数年経過し、動作がもっさりとしたスマホやPCを最新スペックの物に買い換えた時のように、
とても気持ちよく、すいすいと動き、細かな操作や設定の変更も今まで以上にやりやすくなりました。
また、EDGE530への地図搭載も大きなトピックスですね。項2で紹介したとおり、ナビ機能は付いていませんが、
作成したルートを地図上に表示させ、トレースして走行する事が可能です。
加えて稼働時間の延長も見逃せません。一つ前のモデルのEDGE820J/520J共に稼働時間は15時間となっておりましたが、
EDGE830/530はどちらも稼動時間20時間を誇り、3割以上もパワーアップしています。
超長距離を走るブルベなどの競技者以外、20時間も連続で使用する事は稀でしょうが、
例えば万が一充電を忘れ、残量50%未満で出発しても、100km前後のサイクリングなら十分安心して走りきれます。
いかがでしたでしょうか。
ご購入いただいたGARMIN製品は、初期設定や地図のインストール、バイクへの取り付けも行っております。
また、ご購入後も使い方でわからないところや、機器のトラブルなども可能な限りご対応させていただおります。
私(原)や、スタッフ武本もGARMIN製品を日頃から愛用しています。
信頼の耐久性と使い勝手の良さはもちろん、他メーカですと日本語表記が怪しい物もある中、
GARMIN製品はしっかりローカライズされており、安心できます。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 原一矢