丹です。今回も大切なメンテナンスネタです。
ディスクブレーキのロードバイクをメンテナンスする機会がかなり増えておりますが、注意点としてお伝えしたいのがパッド交換です。
下の写真、右のパッドが交換時期を過ぎたパッドですが、実はここまで摩耗するまでさほど大きな違和感を感じることなく使えてしまいます。
これ以上の摩耗はパッドではなく台座である金属面がディスクローターと擦れる為、「ギャーッ」と激しい音が鳴ります。
さすがにそうなると交換にお持ち込みされるケースが多いですが、その時点で制動力は落ちていますし、ローターも削れてしまいディスクローター本体の交換も必要となります。
「パッドがある程度減っても安定したブレーキ性能」、これはディスクブレーキの大きなメリットですが、点検を怠るをいつの間にかパッドが限界を超えているケースがあります。
※交換時期の詳しい目安は過去のブログをご覧ください。
今回はパッド交換と同時にピストン洗浄もしっかり行いました。赤枠がピストンです。
これらの作業は専用のツールやケミカル類が必要な為、お店にお任せいただいた方が安心ですね。
ピストンの出しろを整え新品のパッドを取り付けます。
先にも書きましたが、ディスクローターもかなり摩耗していたので交換しました。
意外とローターも摩耗部品なんですよ。
合わせてチェーンも伸びておりましたので交換です。様々なタイプのチェッカーがありますが、写真の様にリンクのピッチを計測します。
チェーンを外して、新品チェーンの隣に一直線に並べてみます。
最後はここまでズレてしまいます。
この時点でも走っていて自覚症状はほとんど出ません。だからと言ってこのまま使用し続けると、摩耗したチェーンのピッチに合わせてギアも摩耗してしまいます。
チェッカーで計測して交換時期であれば必ず交換しておきましょう!
この様に、スポーツバイクは定期的な点検や部品の交換が必要です。
しばらくなにもしていないな、と思った方は摩耗や劣化の点検だけでもぜひお持ち込み下さいね。
土日はお持ち込みが集中する為、ご案内までお待ちいただく事があるかと思います。
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