平地・登り・下りのあらゆるコースで最強のパフォーマンスを発揮する、Bontrager(ボントレガー)Aeolus RSL 37 TLRをインプレッション!(登り編)

平地・登り・下りのあらゆるコースで最強のパフォーマンスを発揮する、Bontrager(ボントレガー)Aeolus RSL 37 TLRをインプレッション!(登り編)

2021-03-03T19:34:49+00:00 2021/02/23|ニュース|

大森です。

昨年のEmondaがモデルチェンジしたと同時に、史上最強のBontrager(ボントレガー)カーボンホイール、Aeolus RSL 37 TLRが登場しました。
このホイールは、装着するだけで平地・登り・下りのあらゆる場面でバイクが化けるように速くなる、正に男心をくすぐる最強のホイールです。

★スペック詳細はこちら↓
Bontrager史上最も優れたオールラウンドホイール!

★インプレッション平地編はこちら↓
低速から高速まで幅広くインプレ!


 

過去の記事では、平地でのインプレッションをご紹介しております。
是非こちらもご覧くださいませ。

平地・登り・下りのあらゆるコースで最強のパフォーマンスを発揮する、Bontrager(ボントレガー)Aeolus RSL 37 TLRをインプレッション!(平地編)


 

今回は、Aeolus RSL 37の見せ所、ヒルクライム(登り)コースを実走しての感想をご紹介します。

前回の平地インプレッションでも感じた加速性能の良さですが、Aeolus RSL 37 TLRはやはり次元が違います。
ペダルひと踏みに対する進み方が異常な速さです
この加速性能の高さはクリテリウム等のレースやヒルクライムレースなどの幅広いジャンルで大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。

それではご覧ください!
*今回は、愛車のMadone SLRにAeolus RSL 37を装着し、エアロロードバイクでも楽に登坂を登れるかを試したかったのでこの組み合わせにしてみました。


【京都の大正池ヒルクライムコースを実走】

平均勾配が4%、距離は約8㎞の京都では有名なヒルクライムコースです。

《とにかく軽い!速い!軸が一切ブレない正確な走りを体感》

スタート序盤、勾配4~6%の区間です。

旧モデルのBontrager(ボントレガー)Aeolus3 カーボンホイールを装着の際は、6%からややホイールの前輪がブレてしまい、ドライバーがブレを修正し車体をまっすぐに安定させる事を意識しながら登る必要がありました。

上記を細かく解説すると、勾配に従い座るポジションを変え、脚の消耗を抑えるために適度にダンシングでリカバリーしながら登るイメージです。

対してAeolus RSL37は、ホイールの軸が一切ブレず、ペダルに入力した力が「グイッ、グイッ、グイッ」と一切の無駄がなく前へ前へとバイクを進ませてくれます。
また急斜面から緩斜面に変わった際に、平坦になったかと思うくらいに速度が伸びていくのにも驚かされました。

これには秘密があり、リムハイト(リム面の高さ)が37㎜という絶妙なバランスと、高剛性ハブ(DT-SWISS Ratchet EXP 36)の組み合わせです。

よって、勾配のある坂道でもキビキビとした素早い加速を体感でき、緩斜面でも速度維持がしやすくなります。

 

《6~8%の区間も難なくクリア!正に登り決戦ホイールです》

コース中盤から終盤にかけて勾配が6%~8%と増していきますが、この時に一番驚いたのは、速度です。
Aeolus3の時は時速25㎞くらいで走行している区間が、Aeolus RSLはなんと28㎞も出ており、勾配があるのにも関わらず速度維持が楽にできていました。

この時少し高めのケイデンスで登っていました。
起伏に沿って細かくギアを変え、高めのケイデンスを維持しながら走ってあげることで登りでのホイールの性能をフルに発揮させてくれるからです。

ホイールを変えるだけでここまで向上するなら、トータルタイムが上がるのは当然と言って良いかもしれません。
ちなみにこの時に走行したタイムは、18分40秒でした。
ある程度力を入れて走っただけで19分切りできるのは、間違いなくAeolus RSL37のおかげです。

軸のブレない正確な走りを備えたAeolus RSL37は、足が消耗しやすい場面でライダーの疲れをホイールが最大限カバーし、結果楽に速く登ることが出来る最高のホイールだと実感しました。

これからまだまだ頑張れば16分台更新もいけそうですね!頑張ります。

 

《平均勾配10%。犬打峠をインプレッション!》

Aeolus RSL37は、平均勾配10%以上の峠道もとても楽に登れました。

これも新規格のハブ(DT-SWISS  Ratchet EXP 36)の採用により、ペダル入力した力を一瞬にして推進力に変換し、ハブの面がしっかりと噛み合うことでホイールの回転が向上するので、淡々と山頂まで楽に登ることが出来ます。

また、前後で1325g(クリンチャー)という異様な軽さが登りで活かされるのだと思います。
ですので、1回1回のペダル入力に対し反応がとても敏感で、一切のロスなく進んでいるのが10%の勾配でも感じました。

軽い・速い・楽できる。
この3つのポイントをすべてクリアしている正にデメリットの少ない決戦ホイールです。

 

そしてコース終盤。
この区間から一気に勾配が20%を超えてくるので、これほどの激坂は性能・規格は関係なく、頑張って登るしかありません。
ですが、登り終えた後の身体の疲れは本当に楽です。
序盤から終盤にかけて自然と足(エンジン)が楽できており、止まった時にじわじわ来る重い疲れが少ないのです。

上記を車で例えると、まるでエンジンと電気モーターの2つの動力源を備えたハイブリッドカーの様です。

あまりデメリットを言っていませんが、それほど素晴らしいカーボンホイールなんです!

 

《登りでの乗り心地は硬いです》

速さと走りの快適性は満点ですが、乗り心地はかなり硬めです。
このガチっとした硬さが走りに貢献できているのは事実なのですが、適度にダンシングとシッティングをバランスよく使い分けないとずっと同じポジションだと足がすぐに消耗します。

このホイールで乗り心地を解消するには、トルクをかけて最初からグイっとペダルを踏み込むというより、軽いギアを使い高いケイデンスで淡々と走る方が向いていると感じました。
トルクをかけて踏むとホイールの剛性に脚が負けて疲れてしまい、長い登り坂では後半にバテてしまいます。

平地のようなスピードの出るコンディションだとそこまで硬いとは思いませんが、登りは低速ですのでどうしても乗り心地は我慢してあげる必要があります。

ですが、あくまで登り終えるまでの区間ですので、その後の下りからはダイレクトな振動は徐々に減少するので、乗り心地が全て悪いわけではありませんのでご安心ください。

剛性が硬めでレーシーなホイールが好みの方は間違いなくRSLシリーズですね。
逆に乗り心地だけは絶対に犠牲にしたくない方は、Aeolus PRO37シリーズのミドルグレードカーボンホイールがお勧めです。


 

いかがでしたか?

ここまで平地と登りをインプレッションしてきましたが、このホイール1セットで全てのコースを克服できます。
ご自身の目標に向けてライドステップアップしたい方には大変お勧めのアップグレードホイールですよ!

Aeolus RSL37 TLR DISCについて分からないことがございましたら、お気軽に当店にご相談くださいませ。

*今回ご紹介した内容は、あくまで個人の直感インプレッションです。
現在Aeolus RSL37をご検討の方の参考になれば幸いでございます

 


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