大森です。
昨年のEmondaがモデルチェンジしたと同時に、史上最強のBontrager(ボントレガー)カーボンホイール、Aeolus RSL 37 TLRが登場しました。
このホイールは、装着するだけで平地・登り・下りのあらゆる場面でバイクが化けるように速くなる、正に男心をくすぐる最強のホイールです。
★スペック詳細はこちら↓
Bontrager史上最も優れたオールラウンドホイール!
★登りインプレッションはこちら↓
エアロホイールとは思えない登り性能!
早速、愛車のMadone SLRに装着し平地をインプレッションしてきました。
今回は平地メインでの感想ですが、今までよりも更に細かなポイントをご紹介していきます。
それではご覧くださいませ。
【漕ぎだし(時速0~30㎞)の加速】
漕ぎだしからめちゃくちゃ速いです(笑)
パワー入力に対し、ホイールがよれる事で生じるパワーロスが少なく、ペダルにトルクを加えた途端にスパッと気持ちよくグイグイ加速します。
漕ぎ出しだけでこれほどの異次元の速さを実感できるのは今までで始めてです。
これは一度装着すると本当に病みつきになります。
更に細かく解説しますと、従来のXXXシリーズまでは、ペダル入力が12時~3時の位置までは軽快に加速します。
しかし3時以降の入力になると、軽快さがやや無くなりもたつきが生じてややロスがあるように感じていました。
上記に対しAeolus RSL 37 DISCは、12時から7時までの入力値までもたつきを一切感じず、力を緩めない限り一定の軽快さで時速30㎞まで一気に加速します。
また、時速30㎞までに到達するタイムを計測したのですが、XXX6シリーズよりおよそ0.8秒も早く到達したのは驚きです。
この時、高性能ハブ(DT-SWISS Ratchet EXP 36)の特徴が漕ぎだしからでも実感できました。
*タイムはXXX6装着時も同様、周りの安全を考慮して計測しております。
【時速30㎞維持がとても楽】
Aeolus RSL 37は、時速30㎞の速度巡航が楽々と出来ます。
リムハイト(リム面の高さ)が37㎜という絶妙なバランスのおかげで、横風でも車体がふらつかず空気の壁を駆け抜けスーッと快適に速度維持が出来ます。
このRSLホイールにしかない病みつきになる走りの癖は、どこまでもひたすら走っていたくなります。
【ちょっと踏み込んで練習ペースで】
川沿いの広域を、代表(丹・Emonda SLR DISC 2019 )と一緒にガッツリインプレッションしました。
時速44㎞維持でも車体が一切ブレず、本来ではガッツリ踏み込まないと進まない速度域ですが、このホイールは乗り手のパワーがある限りまだまだ伸びてくれますし、脚の消耗を抑え楽に高速維持が可能です。
正に速く走る為のレースホイールそのものといった無駄のない走りです。
結果、私の過去のタイム(Madone SLRにAeolus XXX6 TLR DISC装着)とほぼ同タイムの 26分50秒を更新できました。
時速44㎞維持でも脚が全て消耗することなく一定のケイデンスで最後まで走り切ることが出来ました。
前回(XXX6装着時)は、脚が全て消耗し一切の余裕もなく出し切った感満載でしたが、今回は冬場で体力が落ちているのにも関わらず、息切れもしておらず脚力もまだまだ残っておりました。
またその際の疲労度も少なく、明らかにAeolus RSLホイールに助けられた感がありました。
このホイール、本当に化け物並みの速さです(笑)
更には、上記の高速巡行区間でもがっちりとした剛性の高いDT-SWISS Ratchet EXP 36ハブが最大限に活かされているのが実際に踏み続けてみて実感できます。
【河川敷の広い道でスプリントをしてみました】
続いては、全く誰もいない事を確認しかつもう一人に周囲を見渡してもらいつつ、
安全に最大限注意しながら350mの区間を思いっきりスプリントしてみました。
スプリントはホイールとハブのバランスが肝心だと、今までカーボンホイールを試してきて毎回感じます。
果たしてBontrager RSLカーボンとDT-SWISS Ratchet EXP 36の性能はどうでしょう!
「これはすごい!速い!まだまだ伸びる!」とスプリント時頭で思いました。
かなりの高トルクで踏みましたが、ペダル入力に対し車体が一切よれることなく凄まじいスピードで駆け抜けます。
時速45㎞。(Edge 530表示のスピードを参照)
この速度域となると本来なら脚に疲れが生じるのですが、まだまだいけます!
やや向かい風のコンディションでしたが、ホイール周囲の空気抵抗が一切感じず、まるで追い風のコンディションで走っているかのような伸びです。
これはめちゃくちゃ楽しいです。
時速54㎞。
この速度はさすがにきついですが、今までのホイール【Campagnolo( カンパニョーロ) Bora One:Bontrager(Aeolus3・Aeolus5・Aeolus XXX6)】と比べるとはるかに楽でした。
この時にびっくりしたのは、この速度でもスタート時と同じ一定のバランスが保たれており、車体がよれず一本橋を突き進んでいるかのような素晴らしい安定感です。
OCLV RSLカーボンとRatchet EXP 36規格のバランス性が、この高速スプリント時にも体感できました。
正直、あらゆる速度でもバランス性が安定しているホイールは、RSLホイールが初めてです。
【平地での乗り心地】
レーススペックのホイールですので、加速と伸びは完璧ですが、乗り心地は正直硬かったです。
特に時速25㎞以下で走行すると、路面の凹凸の突き上げが体全体にダイレクトに感じました。
そもそもエアロードのMadone SLRとの組み合わせなので当然の結果ですが、現行のEmonda SLRに装着した時も全く同じ感覚でした。
乗り心地を犠牲にし、その分走りに力を加えているような印象でした。
Bontragerラインナップで乗り心地も犠牲にしたくない場合は、DT-SWISS スターラチェットハブ36Tを採用したAeolus XXXシリーズをお勧めします。
いかがでしたか?
Aeolus RSL37 TLR カーボンホイールは、登りが凄いといわれていますが、平地でも今まで感じたことの無い素晴らしい走りを兼ね備えているのが、実際に走ってみて分かりました。
私もあまりにも良すぎたので思い切って購入しました!本当にそれほど凄いホイールです。ビックリしました。
それがBontrager Aeolus RSL37 TLRなのです。
次回はBontrager RSL37 TLRの一番の見せ所、ヒルクライム編をご紹介します。
まだ撮影すらできておりませんので、公開されるのを楽しみにしていてくださいね!
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