丹です。
走りやすい季節になり、通勤やサイクリングで自転車に乗り出すお客様が増えています。また最近の傾向として、数年前にご購入頂いた自転車の修理も増えています。
下の写真は先日の開店直後1時間程で一気に集まった修理依頼の自転車達です。
修理は摩耗部品の交換が多い事はもちろんですが、様々な個所の緩みからくる異音、部品の破損など、どれも大掛かりな修理が必要です。
まずは摩耗部品からご案内します。皆様は大丈夫ですか??
センター(地面と接する箇所)が限界を超えてしまったタイヤです。小さなガラス片や金属片を踏むと一瞬でパンクしますし、偶然パンクしなくともバースト(破裂)する危険性がとても高い状態です。
次に意外と見落としがちなリムテープ。
頻繁にパンクする…といった方はリムテープの劣化を疑ってみましょう。リムテープはリムに開けられた製品上の穴をふさぐ役割がありますが、次第にチューブの圧に負けて凹んできます。期間にして2年程ですが、空気圧の高いロードバイクでは1年に1回は交換したいパーツです。
次にブレーキパッド。
縦溝が消えているのが分かりますね。モデルによって摩耗サインの違いはありますが、明らかに薄いのが分かります。最近はディスクブレーキが多く、目視での摩耗チェックが難しいのですが、写真の様なリムブレーキではどなた様でも簡単にチェック出来ますので、必ずセルフチェックを行いましょうね!
次は乗っていて中々気づきにくい摩耗部品、チェーンです。
自覚症状はほぼありません。ただリンクの間隔が伸びたチェーンを使用してしまうと、その伸びた間隔に合わせる様にギア(特にカセットスプロケット)が削れてしまい、いざ新品のチェーンに交換してもギアとのかみ合わせが上手くいかず、踏み込んだ際に歯飛びします。
コロナ禍によりギア(カセットスプロケット)の生産が著しく遅延している今、ギアの交換が出来ずにしばらく乗れない、と言ったケースまで出てきます。チェーンだけは在庫がありますので、早め早めの交換がお勧めです。
また最近はe-BIKEの修理やメンテナンスも増えています。
これはお客様ご自身では中々難しい内容です。不具合が生じた際のトラブルシューティングも一般的なスポーツバイクとまた異なります。ソフトウェアの問題や物理的な問題など、これから自転車店にとって必要な知識ですね。
現在、修理作業に集中しておりますが、それでも部品の取り寄せが必要だったり、部品メーカーの生産遅延により国内に在庫が無かったりと、完成までお時間を頂戴してしまう事もございます。
まずはセルフチェック、また修理の場合は早め早めにご相談くださいね!
インプレッションアドバイザー大森のInstagramも更新しています。
日頃のサイクリングの様子はもちろん、年間2万キロ走るからこそわかる直感的なインプレッションもお伝えします。
さらに代表の個人的な自転車日記(Instagram)も更新しています。
ロードバイク以外にもMTBやランニング、スイム、トライアスロン等楽しみ方のヒントになれば幸いです。
少しマニアックな技術や商品ネタは代表ブログからご覧ください。
奈良市、天理市、東大阪市のTREK(トレック)のロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク(MTB)専門店。
バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店
インプレッションアドバイザー
プロジェクトワンマイスター 大森 優
バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店はサイクルスタート掲載店です。