SHIMANO Dura-ace Di2(電動変速)の載せ替え作業をご依頼頂いたのでご紹介します!
こちらのバイクは、元々は11速のDura-ace Di2が搭載されていましたが、お客様が所有されているもう1台のバイクが12速 Di2である為、それに合わせる形で12速化となりました。
11速のコンポーネントはメーカー在庫がほとんどありませんが、12速は概ね揃ってきています。
コンポーネントの載せ替えと言っても、簡単に外して交換するだけではございません。ベアリングに至るまで完全にバラします。
こちらはブレーキの取り付け作業。ディスクブレーキも今や一般的になりましたね。
こちらが載せ替えた後の写真。
一目で分かる違いはこのクランクデザイン。ボリュームがありますが決してデカすぎないスッキリとした外観も好印象です。
12速Di2の特徴は、STIレバーからRD(リアディレイラー)へワイヤレスで飛ばしている点。(リムブレーキはワヤアード)
処理速度が速く、かつ電波干渉が限りなくゼロに近いのも特徴です。
変速動作も従来のDURA-ACEと比べ大幅にスピードアップしております。これは実際乗るととても驚く点で、少し大げさに言うと、リアを変速してるかの様なスピードでフロントが変速します。
また従来品の弱点が大幅に改良されています。例えばパッドとローターのクリアランスを拡大することで、これまでダンシングやローターの熱変形の際にパットとローターが微かに擦る様な症状がありましたがわずかに改善されています。
STIレバーに関しては、よりストレスなく自然にコントロール出来る様、ブレーキング時のレバー角度が大幅に改良されています。
さらにブラケット形状も人間工学に基づき、手を上から軽く添えて保持できるような形状へと改良されています。昨今トレンドである前乗りポジションの際のエアロフォームにより合うような形状ですね。
手に自然に馴染むフィット感のレバーだけでも、載せ替えの価値があると言っても過言ではない程です。
ライド中は常に触れる箇所ですので、良くも悪くもレバーの形状やセッティング次第でロングライドが快適かそうでないか変わります。
今回ご紹介させて頂いたバイク、フレームカラーもとても綺麗なので合わせてご紹介します。
ダイアモンドフレークと呼ばれるこちらのカラー、見る角度によりキラキラと色を変えて光る小さなかけらが散りばめられています。
プロジェクトワンでしか手に入らない特別なカラーです。(現在は選択出来ません)
他にもこだわりポイントがこちら。
エアロハンドルではなく軽さを重視したXXX一体型バーを採用。我々の普段のスピード域や峠のライドなどを考え、空力よりもハンドル周りの軽量化を狙ったチョイスです。
ホイールは最新のAeolus RSL51。このホイールは本当に秀悦です。
ただ軽いだけや良く転がるだけのホイールは決して珍しくありません。RSLホイールは低速からの加速、それもシッティングやダンシングなどあらゆる入力に対して安定感を持って加速してくれます。またコーナーにおいても回転軸に抵抗を生じさせにくい構造を採用しています。
パワーメーターはGARMINのRally。
一見ハードなトレーニング目的と思われがちですが、販売させて頂く方のほとんどはロングライドユーザー様です。ざっくり言うとスタミナ管理といった感じでしょうか。自分がどれくらいのパワーをどれくらいの時間維持できるかが分かりますので、ロングライドでのペース配分に効果的です。
また速く走れるようになりたい場合は、そのベースを上げて走れば自ずと効率よくレベルアップ出来ます。
まさに粋を極めたバイク。夢の1台といった感じですが、車ではなくロードバイクならまだ現実的な範囲で手に入るのが自転車の恐ろしい所。。
今回はトコトンハマって頂いているお客様のバイクのご紹介でした。
少し前にUltegra Di2の載せ替え作業もアップしております。ぜひ合わせてご覧ください!
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