ロードバイクに乗り慣れてきた頃、交換したくなるパーツがホイールです。
と言うのも、完成車は価格を抑えるためにコストをかなり抑えたホイールを採用しています。それらの多くは完成車にしか付属しない、かなり重たいホイールがほとんどです。
その事は最初ロードバイクを安く購入できる点がメリットではありますが、フレームが持つ軽量さや伸びやかな加速を犠牲にしてしまっていると言っても過言ではありません。
そこでお勧めなのがホイールのアップグレードなのです!
今週交換させて頂いた2台をご紹介します。
まずはEMONDA(エモンダ)SL5にミドルグレードのカーボンホイール、Aeolus PRO37です。
Aeolus(アイオロス) PRO 37
¥239,800-(税込) ※ペア
重量:1,505g ※ペア
リム幅:28mm(外) 21mm(内)
こちらのお客様は、週に1~2回程度京田辺の山間の道を走ったり、たまにビワイチ等ロングライドに出かけられるお客様です。
実は1年程前からホイールはアップグレードしたかったとの事。ただ高価である事と、どれを選んだら良いか分からず決めかねていたご様子。
そんな中ご来店頂き、軽さと乗り心地、価格などあらゆるバランスに優れたホイールとして、Aeolus PRO 37をご注文頂きました。
リムハイトは山間の道を沢山走る方には特にピッタリの37mmです。
リム幅が外-外28mm、内-内21mmとなりますが、これはPRO 51の外-外31mm、内-内23mmよりも狭い設計となります。
その為登りでのダンシングでは、PRO51に比べより軽快にバイクを振る事が出来ます。リムハイトだけでなくリム幅による走行感の違いもあるのです。
ハブはDT SWISSの350ハブを使用。部品点数が少なくシンプルで、また簡易なメンテナンスであれば特殊工具を必要としない、とても優れた設計です。
もちろん耐久性も抜群です。
こちらのお客様、ホイールを交換後に早速ビワイチに出かけられました!
Aeolus PROホイールは価格を抑えつつも、サイクリングやロングライドといった中強度であれば、ハイエンドモデルに近い性能を得る事ができます。
コストパフォーマンスに優れたモデルと言えます。
次もEMONDA SL5。ホイールはハイエンドモデルAeolus RSL37です。
Aeolus(アイオロス) RSL 37
¥369,800-(税込) ※ペア
重量:1,325g ※ペア
リム幅:28mm(外) 21mm(内)
リムハイトはTREKのラインナップ中最も軽量で、ヒルクライムにもお勧めですの37mmです。
こちらのお客様はここ数年ロードバイクに乗れていなかったとの事。
心機一転スタートされるタイミングで、前々から気になっていたおホイールをカスタムしようとご相談頂きました。
ちなみに今回はホイールだけでなく一体型ハンドル、サドル、シートマストキャップも全てアップグレード頂きました。その辺りはまたご紹介させて頂きます。
ハイエンドモデルであるRSLシリーズは、DT SWISSの超軽量240ハブにラチェットEXPを合わせた、まさにハイエンドに相応しい仕様になります。
精度や強度はもちろん、メンテナンスや耐久性にも優れた設計は、他を見てもなかなかありません。
快適さだけでなく速さも求めたい方、またヒルクライムではタイムも求めたい方はRSLシリーズがお勧めです。
瞬時の反応の良さ、ロスの無い高いパワー伝達性はRSLホイールならではです。
下の写真は最近交換させて頂いたホイールです。
完成車の状態からホイールをアップグレードすると、漕ぎ出しが軽くなる事はもちろん、スピード維持も楽で、さらには登りでの軽快さも加わります。
ぜひフレームのポテンシャルを最大限引き出して走りましょう!
日頃のサイクリングの様子はもちろん、年間1万キロ走るからこそわかる直感的なインプレッションもお伝えします。