原です。
気温が上がり、春めいていますね。花粉症の私はこの季節は寝苦しい日が続きます。この様に気候が良くなると、1~2か月ぶりにサイクリングにでかけるといった方も多いのではないでしょうか?そんな方は出かける前に10分で良いので、真剣にストレッチをしましょう。怪我や事故の防止につながります。
さて、日々、お客様のバイクの組立や整備を行っており、「ここが錆びやすい」とか「ここの消耗は早いので注意して下さい」等と言っておりますが、自分のバイクのメンテナンスはどうしても後回しになってしまいます。
愛車のメンテナンスは閉店後、自分の時間を使い、こっそり作業を開始します。
ちなみに気合の入ったメンテナンスをするのは2016年の4月以来。走行距離は6000キロ程度です。
まずは一番心配していたホイールのハブです。ある程度の汚れはありますが、予想より綺麗で驚きました。まずは汚れた部分をすべて拭き取ります。
その後、また組み付けし直すのですが、グリスはこちらの怪しい青色の液体を使用してみました。総合ケミカルメーカーのWAKOS(ワコーズ)さんより個人的に購入したグリスです。非常にサラッとしてはいるのですが、なかなか落ちにくいという優れものです。
ちなみにこちらのグリスはお客様のバイクには使用しておりません。私の個人的な実験として購入したものです。
*効果の程が未検証な為、お客様バイクに使用できません。
ホイールが空転した際のカラカラカラという「ラチェット音」は静かめが好み。グリスは比較的たっぷり目に塗りました。
また、変速機のワイヤーも交換です。6000キロ程走っていると右レバーのワイヤーにほつれがでたりする事がありますが、こちらも案外綺麗でした。
さらに、左変速機を動かすとワイヤーが擦れ「キュッ」という音鳴りが少し気になるので、一工夫してみました。BB下のケーブルガイドにワイヤーが直接擦れないようにカバーを被せ、そこにワイヤーを通しました。
最後に、バーテープを新品に交換して完了です。バーテープは作業前と同じ品。同じ黒色。
変化が目に見えない部分ばかりでしたので、作業前も作業後も判別不能ですが、私のドマーネは元気になりました。
今回、走行距離に対して全般的に状態が良かったように感じました。
汗やドリンクの飲みこぼしは、バイクの駆動部に大きなダメージを与えます。ちなみに私は普段から汗は小まめに拭うよう注意しています。このような小さな心がけがメンテナンス費用を抑えるポイントかもしれませんね。
原一矢