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愛車TREK EMONDA SLR Disc、レジンパッドからメタルパッドに交換して走った感想です!

愛車TREK EMONDA SLR Disc、レジンパッドからメタルパッドに交換して走った感想です!

2020-01-30T13:42:30+00:00 2020/01/30|サイクリング|

天気が崩れやすい日が多いですね。
ただそんな時こそ、思いがけない景色に出会えたりするものです。

 

さて今回は、愛車(EMONDA SLR Disc)のブレーキパッドを、”レジン”から”メタル”に換えた感想を簡単に書いてみます。
平地、峠、市街地、晴天、雨天等、合計700km程一通り試してみました。

 

ちなみに通常完成車に採用される「レジンパッド」(有機系素材を樹脂で固めたもの)が左。
そして金属を混合させ焼き固めた「メタルパッド」が右。

 

カタログ曰くはこの様になります。「調整」とはコントロール性を指します。
「減衰防止」とは激坂を何キロもブレーキを掛け続けながら下る際のブレーキ性能の低下(フェード現象)防止になります。

 

使用前にカタログスペックも参考にしますが、今回感じた違いは上記の項目とはまた違ったもの。
(通常減衰防止が発揮されるほど酷使することはありません。)

 

1.雨天時の制動力アップ

一番大きく違いを感じる場面は雨天時です。同じメタルパッドでも雨天時は晴天時よりもむしろ摩擦抵抗が増し、より制動がしっかり働く印象さえあります。
ただ晴天時だけ見ると、レジンとメタルの違いはそこまで大きくありません。多く見積もって0.5割増しでしょうか。つまり雨の日に走る事が無ければ、制動力の面でメタルパッドを選ぶ理由はあまりないかもしれません。

 

2.雨天時、ブレーキングの音鳴りが凄い..

恐らく100m離れていてもはっきりとわかる程「ギャーッ」と音が鳴ります。ただブレーキレバーをしばらく握り、ローターとパッドから水分が抜けると音が鳴りやみます。頻繁にブレーキングする峠の下りでは鳴らないケースがあります。

ただレバーを握った一発目はかなり音が鳴りますので、信号で止まる際はかなり気になります。
最初は汚れを巻き込んだと思いパッドを新品に交換して試してみましたが、同じでした。
そういう意味では街乗りでは必要ないかと思います。ディスクブレーキである時点で雨天でも安心した制動力を確保できます。

 

3.音鳴りの原因となる油分がパッドに染み込みにくい(?)

レジンパッドは油分がパッドに染み込むと、天候に関係なく酷い音鳴りが発生します。パッド表面を軽く研磨しただけでは鳴りやまないケースがあります。
油分は主に雨天時のアスファルト上の水に含まれます。それがパッドに染み込むと音鳴りの発生に繋がります。

一方メタルパッドは今のとこその様なケースが発生していない為、雨天時以外の音鳴りはむしろ発生しにくいのではないかと思います。本来の目的からは離れますが、頻繁に音鳴りに悩まされる場合は一度メタルパッドを試してみても良いかと思います。(ただ雨天はもれなく音が鳴ります)

 

4.ブレーキダストが発生しにくい。

パッドの摩耗が抑えられるため(ローターは若干削れます..)、写真の様なダストの発生による汚れは少なくなります。大きなメリットはお手入れが楽、それくらいでしょうか。

 

結果

私の場合、汚れ(油分)が原因による音鳴りを軽減させる為メタルにした経緯があります。
現状、雨天以外はブレーキングの音鳴りが気になる事は無い為、しばらくこのまま使ってみようと思います。

ただメタルパッドは、元々雨天のマウンテンバイクで使用していました。制動力といった目的を考えた時、マウンテンバイクほど高い制動力を持たないロードバイクでは、そこまでメジャーなものではないかと思います。

 

細かな部品ですが、色々試してみるのも面白いですよ。
ブレーキパッドのみならず、パーツ交換の際は一度ご質問頂ければ、リアルな声をお伝えできるかと思います!


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まだ寒いで季節ですが、春からしっかり身体が動くよう、今のうちから走りましょう!