2017年 TREKロードバイク EMONDA(エモンダ)ALR5!!

2017年 TREKロードバイク EMONDA(エモンダ)ALR5!!

2017-12-02T11:17:26+00:00 2016/07/1|展示車のご紹介|
2017年モデルが続々と登場しています。
その中から、超軽量アルミロードバイク EMONDA(エモンダ) ALR5 のご紹介です。
※写真はクリックで拡大します
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EMONDA ALR5
フレーム : Alpha 300シリーズ アルミニウム
コンポーネント : シマノ 105
価格 : ¥175,000-(税別)
完成車重量 : 8.19kg (フレームサイズ54)
※コンポーネントにSHIMANOアルテグラを採用した ALR6 は7.82kg
 
当店で最も人気の高いロードバイクです。スポーツバイクが初めての方にはもちろん、既に何年か乗っていらっしゃる経験者の方にもかなり人気がありますね。その理由は後述しますが、まずは今シーズン新たに登場したカラーをご覧ください!
Viper Red
ロードレースプロチーム、TREK segafledo のレプリカモデル。緑に映える鮮やかな赤です。山間をこれで駆け回ると、自然と楽しい気持ちにしてくれそうです。チーム名の他にスポンサーの「SHIMANO」ロゴも入り、特別感が違います。チェーンステーやトップチューブの裏にメッセージが配されているのも嬉しい演出ですね。
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Trek Black
定番のブラック。挿し色のオレンジとブルーがすごく効果的で、レーシーな雰囲気も宿しています。定番色でありながら地味すぎず、服装も選ばない使いやすいカラーです。
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Matte Green-light
パッと明るいカラーです。しかも艶なしの仕上げで、個性も光ります。当店のイメージカラーとも重なり、個人的にはかなり好感が持っています。人とは違うバイクで、スポーツを楽しみたい方にぴったり。跨った瞬間から気分が盛り上がりますよ!
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今シーズンはクロスバイクもそうですが、発色の綺麗で明るい色が印象的です。個性豊かな3カラーで、ライドを楽しめそうですね!
さて、ここから性能のお話を。
EMONDA ALR がなぜ、経験者の方にも人気なのか・・・
その理由は、妥協しないフレーム設計にあります!
もちろん最大の特徴は「超」がつくほどの軽さなのですが、その軽さを実現するための工夫がすごい!執念を感じるほどに、余計な部分をそぎ落としています。
※EMONDAは、フランス語の「そぎ落とす」という意味の単語から名づけられています。
さらには、前輪を支える部材の フロントフォーク も、ALRの大きな特徴です。
【超軽量アルミフレーム】
まずは最も基本的な素材について。alpha300と名づけらた、TREKが誇る、最軽量アルミフレームです。
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外側からは分からないのですが、フレーム内部でアルミの肉厚を微妙にコントロールして成型しています。成型そのものも高い技術力が必要ですが、それだけでは足りません。設計が優れているからこそ、この軽さが実現しています
フレームのどの部分にどんな方向の応力が働くのか、それが詳細に計算できなければ、ここまでの「そぎ落とし」もできません。先進的な応力解析ソフトから開発しているTREKだからこそ、実現可能な設計です。
続いてはココ、溶接部です。
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インビジブル・ウェルド・テクノロジーと呼ばれています。名前はさておき、つまり最小限の材料で、強度を犠牲にせずに溶接する技術です。重量が軽いだけではありません。一般的なアルミフレームのように溶接部が盛り上がることがなく見た目も滑らかで美しいですね。
エンジニアの執念を感じるのはここから、細かい点にはなりますが・・・
フロントの変速機の取り付け台座部分、ほとんどのアルミフレームは左の写真のようになっています。右はALRシリーズ。
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少し分かりづらいのですが・・・
何が違うかというと、一般的には変速機をフレームに巻きつけるように「バンド止め」しているのに対し、ALRはネジ・リベットで「直付け」しています。「バンド止め」はアルミパイプに強度が必要なため、肉厚にせざるおえません。「直付け」の方が、わずかながら軽量化できるというわけです。
ブレーキなどのケーブル類がフレームの外側を通るのも、軽さのため。最近流行のフレーム内蔵ケーブルも、重量という点ではほんの僅かに不利になります。
※フレームの材質、設計によってはこの限りではありません。
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これは、後ろブレーキを取り付けてある「ブリッジ」部分。裏から見ると肉抜き加工されています。通常のアルミフレームでは見られない加工ですね。
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このように、材質、解析・応力計算、溶接技術に加え、僅かな軽量化に対する執念の設計がこのフレームを実現しています。
【フロントフォーク】
前輪を支えるこの部材、実は乗り心地や軽さ、ハンドリング性質に大きく影響します。
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ALRに使われているフロントフォーク、実はフルカーボンロードバイク、EMONDA SLと同じものを使用しています。本体がカーボン製なのはもちろん、コラムと言われるハンドルまで繋がるパイプ部分もカーボンで作られています。
分解しないと分かりませんが・・・・
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写真左は一般的なアルミコラム、右がALRのカーボンコラム
これにより大幅な軽量化がなされます。さらに、ハンドルに伝わる振動も見えないところでかなり軽減されるため、乗り心地も大幅に向上します。
通常だとフルカーボンバイクで採用される仕様ですが、すごく贅沢ですね・・・
 
【まとめ】
いかがでしたか?EMONDA ALRの良さは、使用されている変速機・ブレーキ類、サドル、オプションアイテムの拡張性など、様々ありますが、今回はフレームとフロントフォークについてご説明しました。
完成車のままでも十分に軽量で、初めての方に人気の車種です。でも、フレームに関しては「エントリーモデル」とは言えません。
それ程の潜在能力を秘めたバイクで、パーツの構成によっては重量6kg台も十分実現可能です。初めての1台でも、ずっと乗り続けられる高性能なフレーム。カスタムの楽しみも教えてくれるお勧めバイクですよ!
鈴木 恒