私が今乗っているバイクはMadone7ですが、
ヘッドチューブから入るブレーキアウターの付け根が良く折れます・・。
フレームから抜き取るとこの通り。
私のバイクだけに限らず、お客様のバイクもこの症状でよくケーブル交換を行います。
今回、実験的に自分のロードバイクにこのケーブルを使用してみました。
YOKOZUNA リアクションケーブルシステム ¥6,264(税込)
なんとも怪しい名前です。シマノのデュラエースよりも値段が張ります。
これは通常のブレーキアウターと構造が異なります。
タテに鉄線を入れて、滑らかなレバーの引きと、カチッとしたダイレクトなレバータッチを実現しています。
左が鉄線が縦に入ったアウターケーブルです。(右は通常のもの)
タテの鉄線は、アウターケーブルの折れを防ぐことに効果をもたらすと考えて交換してみました。
ケーブルはハンドルに内臓されるので、作業が結構大変なんです・・。
正直、自分のバイクに時間を掛けれる状況ではないものの、
ケーブルが切断寸前で乗っていたので、次のライドイベントが心配でした。夜な夜な交換です。
使用感は、確かにシマノのデュラエースのコーティングケーブルよりも
「スルスルッ」とした滑らかなレバーの引きを見事に実現できました!
ケーブル折れもある程度軽減できそうです。
が、、、アウターケーブル自身が若干堅い為、私の様な小さいフレームに、
ハンドルを一番下まで下げたようなポジションだと、ステアリングに少し影響が出てしまっています。
ロードバイクもディスクブレーキになると、ワイヤーケーブルではなく、
オイルの入ったホースが通るため、この様な事で悩むことは無くなりそうです・・。
ホースはホイールの中心付近に取り付けられたキャリパー(ブレーキ本体)までゆとりをもって
通すことが出来ます。
ディスクロードはこの様な場面でも恩恵を受けることが出来るのですね。
さて、今回の作業に便乗してDi2(電動変速システム)も機能追加です。
配線をプチプチつなぐだけで変速スイッチを増設できます!
なんとも便利。これを活かさないのは電動ではもったいないですね。
今や定番のサテライトスイッチ。
様々な取り付け方が出来ますが、私はこの位置。
上ハンドルを持ったままリアの変速が可能です。
ヒルクライムで重宝しますが、私は乗ったまま写真を撮るのでその時に便利です。
随分前に追加したスプリンタースイッチと合わさり、変速操作がかなり楽になりました。
シマノの謳う「ストレスフリー」が実現されている印象です。
私は現在シマノユーザーですが、過去にはカンパニョーロやスラムもずっと使用していた時があります。
書くと長くなるので割愛しますが、それぞれ個性が大きく異なります。
理想は、自転車に限らずですが複数台経験する事、もしくは所有して使い分ける事ですね。
遊びの中で最大限”愉しさ”を味わうには、「違い」を体感する事が一番です。
これを言い訳に、今日もパーツを買ってしまいました。