2017年 TREKロードバイク EMONDA(エモンダ)SL6!!

2017年 TREKロードバイク EMONDA(エモンダ)SL6!!

2017-11-15T16:39:56+00:00 2016/07/5|展示車のご紹介|

2017年モデル、EMONDA SL6 が入荷しています。

EMONDAシリーズのコンセプトは「超軽量」
実際には軽さだけでなく、乗り心地や自然なハンドリングの操作感など、
オールラウンドバイクとして当店でも1番人気です。
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TREK EMONDA SL6
フレーム : OCLV500 カーボン
コンポーネント : SHIMANO ULTEGRA
価格 :  ¥313,889-(税別)
完成車重量 : 7.2kg(52サイズ、当店実測)
※同じフレームに、コンポーネントSHIMANO「105」でアッセンブルされているのが
 兄弟車種の EMONDA SL5 です。
 こちらの記事もご覧ください。
Matte Dnister Black
店頭にはこのカラーが入荷しています。マットブラックに艶のあるブラックを重ねた、高級外車のような仕上がり。シックな大人の雰囲気で、落ち着きと存在感があります。
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Matte California Blue
爽やかなスカイブルー。同系色を重ねた涼しげな一台で、気持ちよく颯爽と走れそうですよね。艶消しのブルーはロードバイクの中でも珍しく、人とは違ったバイクが欲しい方にもおすすめです!
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こちらに詳細画像を掲載しています。
2カラーが対称的な雰囲気ですが、性能は全く同じ。ここからはそのフレーム性能。構成しているパーツについて簡単にご紹介いたします。
私、鈴木も普段から愛用しているフレームですので、気になる方は店頭でもお尋ねくださいね。
【バランス感覚抜群の設計】
超軽量バイクとして衝撃的なデビューを果たしたEMONDAですが、実際の魅力は「超軽量」に対して、乗り心地や剛性(力を逃さず伝達するための堅さ)を犠牲にしていない、さらに自然な操作性を実現しているバランス感覚だと思います。
フレームの形状を見ていくと、
パワーを伝えるべきダウンチューブは極端に太く、(左写真)
しなりを必要とするシートチューブは限りなく細くなっています。(右写真)
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しかも、単純な円形断面はどこにも見当たりません。トレックの持つカーボン成型技術を余すことなく発揮して、変幻自在な形状をしていますね。
EMONDA SLシリーズのフレームは、研究データの蓄積によって得られた結果を元に形作られています。
TREKはフレーム内部に発生する応力の解析を世界に先駆けて開始しました。その長年の解析結果を形にしたのがEMONDAというわけです。
フレームに必要な剛性しなり(乗り心地・バネのような推進力に影響する)を部分によってコントロールした結果の形です。カッコよく見せるためのスタイリングではなく、機能美を理想とするなんともトレックらしいフレームです。見る角度によって太さが違って見える滑らかな形状は、まるで彫刻のような美しさがありますよね。
【充実のパーツアッセンブル】
EMONDA SL6 のコンポーネント(変速機やブレーキなど、パーツ一式のセットのこと)は、
SHIMANOの「ULTEGRA(アルテグラ)」を使
用しています。アルテグラは、最高峰の「デュラエース」に次ぐセカンドグレード。ハイエンドモデルの操作感はほとんど変えずにコストを抑えています。
玄人好みのコンポーネントで重量も軽く、EMONDA SLのフレームに相応しいアッセンブルです。
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でも本題はここから。アルテグラグレードを使用するバイクは数多くあります。しかし実はカタログに「ULTGRA」仕様と記載していても、全てのパーツにULTEGRAを使っているとは限りません。多くのロードバイクでは製造コストを抑えるため、一部パーツでダウングレードの部品を混ぜて組み上げられています。
EMONDAシリーズは実際に全てのパーツに同一グレードを使用しています。
STIレバーや変速機本体はもちろん、
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前後のブレーキも、
カセットスプロケットやチェーンまで同一グレードで揃えています。
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目立たない部品まで真面目に手を抜かない辺りが、
玄人にも受け入れられるTREKらしさですね。
【美しさを保つための細部デザイン】
綺麗なカーボンフレームの曲線を乱さないため、外見についても細かい所まで配慮されています。ブレーキなどのケーブルはスムースな曲線を描いてフレーム内部に仕舞いこまれます。
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スピードなどを計るためのセンサーもフレームに内蔵できるシステムです。フレーム以外のアクセサリ用品まで、全て自社で設計するからこそ可能なデザインです。
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オプションパーツを取り付けても、フレームの綺麗な曲線が乱されることはありません。
実際に使用するシーンまでしっかり考え、行届いた設計。誤魔化しの無いパーツアッセンブルと合わせて、見るほどに隙の無いバイクです。
 
【まとめ】
同じトレックのバイクでも、新しいアイデアを盛り込んだDOMANEやMADONEとは違った魅力を持っています。「革新的なアイデア」よりむしろ、培ったカーボン成型技術と、膨大なデータによる緻密な計算から生まれた形です。シンプルな作りで潔く、結果として革新的な軽さを実現していますよね。同一グレードのパーツ構成でコストパフォーマンスにも非常に優れたEMONDA、鈴木イチオシのバイクです!
こちらのインプレッション記事もご参照ください。
2017年、発表されたバイクラインナップはこちらを。
鈴木恒