TREK(トレック)のロードバイクのラインナップは様々です。
今日はEMONDA(エモンダ)とDOMANE(ドマーネ)に焦点を当てて、ある部分の違いをご紹介します。
一方、DOMANEは「ISOSPEED」と呼ばれるシート下のフレームが適度にしなることによる【快適性の高さ】が特徴でロングライド向き等と言われます。
この2車種の違いは沢山ありますが、今回はある2点に絞りご紹介します。
まずはタイヤの太さです。
近年、ロードバイクではメジャーとなりつつあるタイヤ幅、25Cを採用しているのはEMONDAです。軽さと乗り心地のバランスに優れ、レースシーンやロングライドまで幅広くこなしてくれる万能サイズです。
こちらはDOMANEのタイヤ幅です。さらに太い28C(28mm幅)のタイヤを標準装備しています。25Cに比べ、充填された空気量が多い事でクッション性が高く、細かな段差や、路面のひび割れにも強くなります。
続いてヘッドチューブと呼ばれる、ハンドル下のフレームの長さです。
*下の写真ではカタログ値の計測方法とは若干異なる為、相違が発生しております。
ヘッドチューブの長さはハンドルバーの高さに影響します。EMONDAはロードバイクらしい標準的な長さを採用しており、ハンドル位置は高すぎず、低すぎない、まさに「ちょうどいい」高さです。また、長すぎないヘッドチューブはレーシーなロードバイクらしい雰囲気もあります。
*カタログ値:フレームサイズ52(身長163cm~170cm)で140mm。
こちらはDOMANEです。同一サイズのバイクの場合5mmヘッドチューブが高くなっています。上体が起き上がることで、リラックスした乗車姿勢となり、100km以上のロングライドで、腰や首の負荷を軽減してくれます。特に身体が硬い方にはこの5mmが大きな違いに感じることもあります。
*カタログ値:フレームサイズ52(身長163cm~170cm)で145mm。
これらの細かい数値はTREKの総合カタログにも記載されています。フレームサイズ毎の各部寸法がずらっと並んでおり、ちょっとマニアックな雰囲気かもしれませんが、比較しながら読み込んでいくと、メーカー毎の特徴等も見えてきたりします。
現在、店頭にはDOMANEとEMONDAの特徴を比較した資料をご用意しております。2車種のどちらか迷っている方にとって、とても参考になります。無料で配布しておりますので、数に限りがございますので、気になる方はお早めにご来店くださいませ。
原一矢