春を前にトライアスロン用バイク、SPEED CONCEPT(スピードコンセプト)のメンテナンスや組立て作業を行いました!

春を前にトライアスロン用バイク、SPEED CONCEPT(スピードコンセプト)のメンテナンスや組立て作業を行いました!

2018-03-23T16:32:16+00:00 2018/03/23|ニュース|

4月はトライアスロンシーズン幕開けの季節です!

その為、2月~3月にかけてトライアスロン用バイクのご納車や整備が増加する傾向にあります。
今回はTREK(トレック)のトライアスロン・タイムトライアル用バイク、「SPEED CONCEPT(スピードコンセプト)」の
メンテナンスの様子をご紹介いたします。

まずはこちら!TREKのカラーオーダーシステム「プロジェクトワン」でご注文いただいたバイクです。
基本的に写真の様にフレームのみ、パーツは別というバラの状態で納品される為、全て一からの組立てです。

トライアスロン用バイクの場合、電動変速機(DI2)で組立て作業をする事が多いです。
こちらのバイクももれなくDI2での組立てを行います。

実際にバイクへ組付けを行う前にバラの状態で全ての部品の接続確認を行います。
下の写真は「ジャンクションA」と呼ばれる充電ポート兼分配器です。
ここにはハンドル周辺のシフトレバーの電装ケーブルを挿し込みます。

こちらは「ジャンクションB」です。「ジャンクションA」とこちらを電装ケーブルでつなぎ、
余ったポートにはバッテリー、前後変速機の電装ケーブルを繋ぎます。

写真は上からリアディレイラー(後ろ変速機)、フロントディレイラー(前変速機)、バッテリーです。

ちなみに電装ケーブルはプロジェクトワンでバイクを注文した場合は最適な長さの物が最初から付属してきますが、
組替えなどの場合は長さを1本1本算出し注文します。

全ての部品の接続が完了したら「ジャンクションA」と充電器、パソコンをつなげ、
これら機器のアップデートと設定を行って準備は完了です。

そこから更に様々な作業を経て完成です。

続いて同じくSPEEDCONCEPT(スピードコンセプト)のオーバーホール作業です。
トライアスロンで使用されたバイクは基本的にハンドル周りの錆がきつく汚れている事がほとんどです。

ハンドル下のベアリングもかなり錆が回っていましたので交換しました。

また、オーバーホールと同時にDI2(電動)化も行いました。

SPEEDCONCEPTの電動化は非常にメリットが大きいです。

まずはブレーキレバーに手を添えている時にも変速操作が可能になります。

続いてDHバーと呼ばれる突き出した棒の先端にも変速スイッチがきますが、
元々、機械式の場合もここにシフトレバーが配置されています。
機械式は操作が少し重めでレバー先端が遠いのですが電動ならその点もしっかりと解消されます。

DI2リリース当初の電動変速機は機械式に比べ大柄でしたが、
最新のモデルはかなり小型化が進んでいます。
特にリアディレイラー(後ろ変速機)は真横からみると機械式とほとんど区別がつきません。

いかがでしたか?

少しマニアックな内容だったかもしれませんが、
自転車というアナログな乗り物に電気部品というのは、
なかなかおもしろい組み合わせだとは思いませんか?

【お知らせ】

4月より奈良登美ヶ丘店の定休日が変ります。

毎週水曜と木曜が休みとなります。

水曜:店休日。
木曜:組み立てやメンテナンス、修理作業の日。

お客様には大変ご迷惑をお掛けしますが、修理の迅速なご対応、サービスの向上、
並びに労働環境向上の為、ご理解頂けますと幸甚に存じます。

奈良市・天理市・東大阪市のTREK(トレック)ロードバイク・クロスバイク・MTB専門店。
バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 原一矢