TREK(トレック)2020年モデル、新型DOMANE SL6(ドマーネ)のご紹介です。
DOMANE SL 6 ¥408,000–(税抜) 全3色
サイズ:44/47/50/52/54/56/58 推奨適正身長150~187cm
メインコンポーネント:すべてSHIMANO R8000系アルテグラ(22段変速)
ブレーキセット:油圧式ディスクブレーキ(Shimano アルテグラ R8070)
フレーム:OCLV500カーボン
タイヤ:700×32C(32mm幅)
2020年モデルDOMANE SL6の特徴を以下の5つの項目に分けてご紹介します。
1.DOMANE史上最速。エアロチューブ形状の新フレーム。
2.SHIMANO(シマノ)ULTEGRA(アルテグラ)フル装備
3.DOMANE SL5との違い
4.ISO SPEEDとワイドタイヤ装備
5.その他細部の注目点
1.DOMANE史上最速。エアロチューブ形状の新フレーム。
昨今、多くのスポーツで空気抵抗を低減させる事が重要視されていますが、、その流れはロードバイクも例外ではありません。
TREKにはエアロロードカテゴリにて燦然と輝くMADONE(マドン)がありますが、新型DOMANEはそのエッセンスを吸収し生まれ変わりました。
DOMANEの誇りである、振動吸収性能の高さや、優れた直進安定性は犠牲にせず「速さ」を具現化したバイクが新型DOMANEです。
オイルホースやシフトケーブルをステム下に這わせるルーティングを取ることで、美観はもちろん、空気抵抗削減効果を狙っています。
MADONE(マドン)の様に完全な内装化を施さない事で、ハンドルやステムの選択肢が広がりますし、交換も容易となります。
「ワイヤーの空気抵抗なんて大した事ないでしょ?」と感じる方も多いでしょうが、ワイヤー類はバイクの最前面に配置されているので、
風の影響を受けやすいです。エアロ化されているバイクに乗ると、ザワザワとした風切り音が少ない事にすぐに気がつきますよ。
2.SHIMANO(シマノ)ULTEGRA(アルテグラ)フル装備
コンポーネントと呼ばれる、変速機類やブレーキは、すべてシマノULTEGRA(アルテグラ)で統一。
ULTEGRA(アルテグラ)は自転車パーツブランド、SHIMANO(シマノ)のコンポーネントラインアップで上から2番目の上級モデルです。
トップグレードのDura-Ace(デュラエース)にと比べてもほとんど見劣りしない高性能を秘めた憧れのコンポーネント。
‘すべて’ULTEGRAで統一している点も重要です。他メーカーではチェーンやクランク(前ギア)といった製品は互換性のある、
さらに安いパーツに置き換わっている事がありますが、やはりすべてULTEGRAで統一されている方が変速性能や耐久性に優れます。
特にULTEGRAグレードですとギアの歯先の剛性に優れ、多少無理な変速操作を行っても、かなりスムーズにギアチェンジしてくれます。
同じ11段変速でもギアの歯1個1個の数が異なる事で、ギア比が異なります。
DOMAENE SL6のギアは11-34TというシマノULTEGRAの中で最も軽いギア比です。(EMONDAは11‐28T)
この34Tの大ギアは斜度10%以上の急傾斜などにも対応できる、軽いギアとなっており、
初心者の方の脚力不足を補ってくれる装備となっています。
3.DOMANE SL5との違い
まずは項番2でご紹介のシマノULTEGRA装備です。
次に快適性を向上させたアルミハンドルバーの採用。
バーテープの下に振動吸収性に優れた専用パッドを配置。手の痺れや疲れを軽減させる効果に優れます。
*下の写真、左側の赤色が専用パッド。右側はパッドの上にバーテープを巻いて完成した状態。
タイヤとホイールもアップグレードされています。
タイヤは軽量で、転がり抵抗が低いR2タイヤの32Cを装備。
「最大4.8気圧まで」という、今までの常識を覆すかの様な低圧セッティングが可能。
元々乗り心地に優れたDOMANEをさらに快適なサイクリングに導いてくれます。
ホイールはParadigm Comp25を装備。28C(28mm幅)以上のタイヤ装着に最適な超ワイドリムの軽量アルミホイールです。
もし、ホイール前後セットを単品購入する際の価格は税別55,555円となっており、なかなか贅沢な装備です。
また、リアホイールのラチェットも特徴的です。(後輪中心の内部構造)
「Rapid Drive54」と呼ばれる、ノッチの細かい、駆動力の伝達に優れた構造です。
足を止めた後の再踏み込み時、僅かコンマ何秒だけですが速く、加速し始めます。
時速10km未満など、ふらつきやすい低速時、すぐに加速し始める事でバイクが安定し、転倒しにくいなどのメリットもあります。
4.ISO SPEEDとワイドタイヤ装備
2012年発売の初代から続くDOMANEの代名詞的なフレーム構造、Iso Speedテクノロジー。
路面からの衝撃に対し、シート下とハンドル下のフレームが‘しなる’事で、ライダーへの負担を軽減。
長距離走行での疲労軽減効果に優れております。
タイヤは32c(32mm幅)のワイドタイヤを装着。
3~4年前まで23c(23mm幅)くらいが主流であった事を考えると、かなりの変化ですね。
瞬間的な加速力やスピードよりも、疲れにくい事によるトータルでの速さを打ち出すDOMANEならではの装備です。
タイヤの種類にもよりますが、一般的な25Cタイヤなどと比較し1気圧程度、低圧にセッティング可能ですので
路面の追従性も高く、乗り心地にも大変優れた装備となっています。
5.細部の注目点
新型DOMANEはフレーム内にストレージボックスを設けています。
ダウンチューブのつまみをひねるとドアがオープン。内部に専用収納袋があり、それに包む形となっております。
予備チューブ、タイヤレバー、CO2ボンベが収納可能です。また蓋裏には携帯工具を収納する事もできます。
*専用の収納袋はバイクに付属。チューブなどのアクセサリー類は別売り。
リアライトは専用マウントを使用しサドル下に装着可能です。
マウントはTREK(トレック)のパーツブランド、BONTRAGER(ボントレガー)のFlare RTに対応しています。
*マウントはバイクに付属。ライトは別売り(税別7,500円)
また、フレーム細部の美麗な作り込みも見逃せません。
今まで、ハイエンドモデルにしか採用されていなかった、カーボンのフロントディレイラー台座もそのひとつ。
フレームと一体成型されており、非常に滑らかです。
*参考画像。リベット打ちの一般的なフロントディレイラー台座。
ドリンクホルダーを取り付けるネジのナットも、カーボンとカーボンの積層の間に埋め込まれており、フレームと‘つら’です。
これも今まではハイエンドモデルにのみ採用されていました。
*参考画像。一般的なブラインドナット。ネジの周囲に薄い出っ張りがあるのがわかるでしょうか。
*10月27日追記
ホワイトのDOMANE SL6をご納車させていただきました。
乗られるのは60代後半男性。以前はEMONDA SL5にお乗りでしたが、
ゆったりと、リラックスして乗れるロードバイクを求め、乗換えとなりました。
*TREKロゴはカタログで見るとゴールドですが、実車はピンクゴールドでした。
お住まいの奈良県南部から、京都の流れ橋まで往復100kmのサイクリングや、
石舞台古墳まで(往復20~30km)の気軽なサイクリングまでと、幅広く楽しんでいらっしゃいます。
いかがでしたでしょうか。
あわせてDOMANE SL5の紹介記事もご覧ください。
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