ディスクロードでも輪行できます!リムブレーキのロードバイクと比べても難しい事はありません!

ディスクロードでも輪行できます!リムブレーキのロードバイクと比べても難しい事はありません!

2019-12-22T17:43:06+00:00 2019/12/22|ニュース, 取扱商品のご紹介|

ディスクロードの人気が高まっていますが、ロードバイクで「輪行」をされたい方からは、
「なんか難しそう」という印象が拭えない様で、店頭でもそのあたり聞かれる事がちらほらとあります。

ディスクロードのDOMANE SLRに乗っている私(原)は、MADONE9やEMONDA ALR(どちらもリムブレーキモデル)でも輪行をした事がありますので、それらの点を踏まえ、メリット・デメリットなどをご紹介します。

*輪行とは専用袋に自転車を収納する事で手荷物扱いとし、電車やバスなどに乗車する方法です。
認められた手法ではありますが、袋から一部が露出している等、
いい加減なパッキングを行うと乗車拒否される場合もあります。収納後でもそこそこにサイズが大きいため、
他の乗客に迷惑がかからないようルールやマナーを大事にしましょう。

まず、基本的にですが、輪行の事だけを考えればリムブレーキモデルの方がお勧めです。
但し、ポイントになるのは「輪行の事だけ」というワードです。これには輪行先でのサイクリングは含みません。
あくまで、輪行の工程(パッキングや移動時)だけに焦点を合わせた場合となります。

ディスクロードがリムブレーキのロードバイクに比べ輪行しにくい理由。
*実際に私がやってみて実感した事です。

・車体重量がリムブレーキモデルに比べ0.5~1kg程重い為*、運ぶのが少し大変。
*同程度の装備のグレードで比較した場合の重量です。

・パッキング時に必要なアイテムが最低4点増える。(荷物が増える)

・アイテム数が増える=作業手順が増える

といった所でしょうか。
ですが、いずれも決定的に輪行の難易度が高まるといった程のことはありません。
また、専門知識と専用工具を使用する事もありません。「あえて例を挙げるなら」といった印象です。

輪行はあくまで、移動手段です。メインの楽しみはサイクリングですので、
移動時をメインに考えるよりは、「サイクリングが一番楽しめるバイク」という条件を優先した方がよいと思います。
(用途別に自転車を複数台所有されている場合はこの限りでありませんが…)

さて、それではディスクロードの輪行準備の様子を見てみましょう。
*共通の作業の説明はある程度省き、ディスクロードの輪行準備でのみ行う作業を中心にご紹介します。

1.車輪を外した後、前後のブレーキキャリパーにスペーサーを入れる。
メーカー専用品もありますが、私はオーストリッチのダーミーローター(2個セット税別500円)
を使用しています。輪ゴムをブレーキキャリパーに巻けば確実にセットできるので便利です。

2.ブレーキローターカバーの取り付け
ディスクブレーキのローターがフレームの塗装に直接当たったりするのを防ぐ為、カバーを被せる事を推奨します。
私はオーストリッチのフリーカーバーMTB用(1枚520円税別)を使用しています。(160mmローターでぴったり)
ローター専用カバーという製品もありますが、厚手でかさ張るのでフリー用(後ろギア用)の物をはめています。
(薄手なので装着していないよりはマシくらいですが…)
手芸が得意な方でしたらキルト等を使用し同様の効果を持つカバーを簡単に作ってしまいそうですね。

前後ディスクローターとスプロケット(リアギア)の計3枚を被せました。

3.リアエンドホルダーの取り付け
輪講時、バイクは倒立状態となります。後ろ変速機が直接地面に接触しないように保護器具を取り付けます。
私はタイオガのリアエンドホルダーⅡ(2,900円税別)を使用しています。一般的なリムブレーキ専用のリアンドホルダーと比べ、少し大きく重いですが、アタッチメント差し換えると、クイックリリースレバー、長さの異なる複数の12mmスルーアクスル規格に対応する優れものです。初期型(私の)はチェーンガイドの筒と台座のアームの勘合部が少し脆い印象でしたが、現在は改良版が流通し始めています。
 

4.ホイールをフレームへ固定する。
このあたりはリムブレーキ、ディスクロード共通の作業です。

5.袋詰め。
これもモデル共通の作業です。袋を下から引き上げる形の巾着タイプ、
タイオガのVポッド(5,600円税別)のカーキ色を使用しています。(ブラックやレッドもあります)

以上の様に、ディスクロードは1と2の工程がマストで増えます。
ですが、どちらもめちゃくちゃ簡単なので、どなたでも難なくできるでしょう。

他にもブレーキレバーを紐で固定したり、担ぎ紐の肩への食いこみを緩和するパッドなどもあるといいですね。

輪行ができるようになると、より遠くへ走りに出かける事ができます。
海を眺めながらのサイクリングなどは旅行気分を存分に味わえますので大変お勧めですよ!

東大阪市、奈良市、天理市のTREK(トレック)のロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク専門店。
バイシクルカラー奈良登美ヶ丘店 原一矢