ここ最近で一番多かった修理作業をご紹介します。それはスポーク交換です。
1日でホイール5本分と、ここまで集中することは普段少ないのですが、皆様暖かくなって遠出されたり、数年前に乗っていたロードを久しぶりに出してきて乗られたりと、タイミングが重なる様ですね。
こちらはチューブレス仕様です。エア漏れが発生しない様、スポーク交換一つとっても結構気を使います。
ライド中にスポークが折れると自走が困難になります。
そこで今回は、スポークが折れない様に日頃の注意点をご紹介します。
(1) 空気を入れすぎない。
パンクが心配、または空気圧は高ければ高い方が転がりが軽いと考えてしまい、タイヤに記載されている空気圧の最大値まで入っているケースがたまにあります。一般的にはタイヤに記載されている空気圧範囲の真ん中辺り、もしくは下限値でも十分です。
空気圧が高すぎるとタイヤのクッションが無くなり衝撃を吸収しきれず、スポークに負担が掛かります。
(2) たまにはショップで点検を。
スポークは常に強く張られている状態です。当然走る中で緩みが発生し張力が低下します。乗る距離にもよりますが最低でも1年に1回は購入したショップへ点検に出しましょう。
(3) ライダーのウェイトも影響します。
完成車には重量制限があります。その中で一番負担が掛かる箇所がスポークです。車載の量や走る道、車種により重量制限は異なりますが、一般的にライダーのウェイトが85~90kgを超えてくるとかなり負担が大きい状態になっています。
対策としてはタイヤを太くし空気圧を下げ、エアボリュームをかせぐ事で衝撃を吸収します。
また今は少なくなりましたが、ウェイトがかなりある場合やトレーニングで酷使される場合、リムとスポーク、ハブをバラからお店組み上げる「手組みホイール」もあります。
(4) ロードサービス付帯の保険に入る。
折れたスポークが1本であれば自走で帰宅出来るケースも多くありますが、何かを巻き込み数本折れてしまうと自走は困難です。最近はロードサービスが付帯された保険に入る方も増えています。
昔は「練習輪」「決戦用」など言いながら、酷使するホイールとたまにしか使わないホイールを分けていました。
最近は軽量なホイールを普段から使うケースがほとんどです。私も今はその様な感じになっています。
性能が高い分、使用するシーンが限られたり、定期的な点検や調整が必要であったりと扱いには注意が必要です。またスポーク1本も高価になり、1本からのバラ売りが無かったりもします。
ぜひ上記の4点を意識してみてくださいね!
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