大森です。
先日実施しました、Verve+2(e-BIKE)のメンテナンス作業のご紹介です!今回は、主にブレーキ周りとチェーンのメンテナンス作業です。
まず、ディスクブレーキのパッド交換です。右が新品ですが厚みが全然違いますね!左は交換時期が過ぎ、金属面が見えるほど削れています。
ここまで摩耗すると、台座である金属面がディスクローターと擦れる為、「ギーーッ」と激しい音が鳴ります。
さすがにそうなると交換にお持ち込みされるケースが多いですが、その時点で制動力は落ちていますし、ローターも削れてしまいディスクローター本体の交換も必要となります。
症状が現れると手遅れのケースがほとんどですので、定期的にメンテナンスを出しましょう。
ディスクパッドは0.5mm以下で交換となりますが、ギリギリを免れるためにも1mmを下回ったら交換を意識しましょう。
またパッドに合わせて、ローターも摩耗していましたので新品に交換です。
パッドが接触する面としない面で段差が見えるかと思いますが、爪で引っかいて引っかかる様だと、だいたい交換時期を過ぎています。
ノギスで計測して、1,5㎜以下の厚みだと交換時期です。
またキャリパー内部もかなり汚れていた為、クリーニングを行います。
ピストンを片方ずつ出して綺麗にし、組み付けて最終のブレーキ調整をします。
最後にチェーンです。
チェーンも意外と早く寿命を迎えるパーツの一つです。こちらは洗浄と注油の頻度によって交換距離が大きく変わりますが、目安として3000kmを超えたら交換を意識しましょう。
(変速段数によって寿命は大きく変わりますので、あくまでもご参考程度にお考え下さい)
手前が新品、奥が交換前のチェーンです。約4000㎞も走行されているので、全体で半リンク分程度チェーンが伸びています。
チェーンの伸びの確認は、こちらのチェッカーを使用して確認します。
自覚症状が無いからと言ってそのまま使用し続けると、伸びたチェーンに合わせてギアまで削れていきます。その様な場合、新品のチェーンに交換しても摩耗したギアとの噛み合わせが上手くいかず、こいだ際に”ガクンッ”っと歯とびする場合があります。
いかがでしたか?
スポーツバイクは乗りっぱなしではなく、マメにメンテナンスが必要な乗り物です。大きく症状が現れた場合、周辺部品も摩耗や破損が生じて大きな出費となります。
定期的に点検にお持込み頂き、メーカーが示す交換時期でしっかり交換することをお勧めします!
※点検調整のご依頼は、予めお電話でご予約頂けますと幸いです。
スポーツバイクを安心して永く乗るには、専門店でのメンテナンスが必要不可欠になります。ただ専門店であっても多くの場合は点検や簡易調整が有料、もしくは無料であっても購入後の4回や1年までなど、かなり制限されるのが多い印象です。
当店はご購入バイクに限り、点検と簡易調整を生涯回数問わず無料で行っております。
また修理やパーツ交換の工賃も特別価格にて行っております。
せっかくなら永く乗りたいとお考えの方が多いと思います。バイシクルカラーでの自転車購入はその様なサービスも付帯しますので、ぜひ当店をご利用頂けますと幸いです。
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