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愛車のマウンテンバイク、FUEL(フューエル)EX8のフロントギアをシングル化してみました。

愛車のマウンテンバイク、FUEL(フューエル)EX8のフロントギアをシングル化してみました。

原です。

私の愛車は現在3台です。

1台目はロードバイク、MADONE9のプロジェクトワン(カラーオーダー)モデル。

2台目は元ロードバイクで現在はクロスバイクになったDOMANE(ドマーネ)4.0。

3台目はフルサスマウンテンバイクのFUEL(フューエル)EX8です。

それぞれ特徴や用途、デザインが大きく異なりますのでどれに乗っても楽しい相棒達ですが、
今回はマウンテンバイクFUEL EX8を少しだけカスタムしてみました。

カスタムの内容は「フロントシングル化」です。

フロントシングル化とは2枚か3枚あるマウンテンバイクのフロントギアを、
1枚にしてしまうカスタムです。「1枚にしたらギアが減って不便なのでは?」
と思われる方もいるかもしれませんが、確かにその通りです。
ですがそれに勝るメリットもちゃんと存在するんです。(感じ方には個人差があります)

・その1 チェーン落ちによるトラブル減少。
チェーン落ちは前変速機を操作する際に発生する可能性が高く、オフロード走行時は尚更です。
フロントシングルならそもそも前変速がなくなるのでチェーン落ちによるトラブルが減少します。

・その2 軽量化
ハンドルに取り付ける変速レバー、変速ワイヤー、前変速機本体、ギア板1枚分が不要になり、
部品点数が減少するので軽量になります。(走りへの影響はあまりないかもしれませんが…)

・その3 美観向上
これは個人的な感覚かもしれませんが、部品点数が少なくなる事で見た目がスッキリします。

では実際に交換した部品を簡単にご紹介します。
まずはフロントギアです。元はSHIMANO(シマノ)のXT(ロードバイク用だとアルテグラ相当くらい)の
クランクでギアは36/26Tです。こちらをSLX(ロードなら105相当)のクランクにギアは32Tを選びました。
(前ギアは数字が小さければ軽いギアとなります。)

前ギア変更前の状態がこちらです。

こちらは変更後。ギアが少し小さくなり部品が減っているのがわかるでしょうか?

次に後ろギア。左が新しい方です。前ギアが1枚になり軽い方のギアが減ってしまいましたので
それを補う為にSHIMANO(シマノ)XTの11-40Tから、同じXTの11-46T(フロントシングル専用)へ変更しました。
(後ろギアは数字が大きければより軽いギアとなります)

次にハンドルバーを正面から撮影した写真です。赤丸内の黒いワイヤーに注目です。

次にこちらは変速レバーとワイヤーを取外した状態となります。
たかがワイヤー1本といえどスッキリ具合がかなり変わりますね。

手元の変速レバーです。これも不要になりますので取り外します。

こちらは変更後。赤丸の部品がなくなったことでこちらもかなりスッキリしました。

今回の変更によりギア比が大きく僅かに変更されています。
(数値はペダル1回転あたりの後輪の回転数です。大きければ重いギアとなります)
・元 フロント36/26T リア11/40T ⇒トップ側(重い方)3.27 ロー側(軽い方)0.65
・新 フロント32T リア11/46T ⇒トップ側2.91 ロー側0.7
ロー側の0.65から0.7は恐らく体感しづらい微妙な違いですがトップ側は結構変わりましたね。
ですがマウンテンバイクの場合はトップ側で踏み抜く事はあまりないので特に問題はなさそうですね。

部品代は全部合わせて税込24,869円でした。これを高いと思うかどうかは…

あなた次第です!(笑)

ちなみに今年の夏は長野県の富士見パノラマリゾートへ行ってみようかと計画しています。
こちらには日本最大級のマウンテンバイク用コースがあります。しかも下りメイン。
マウンテンバイクの醍醐味でもあるダウンヒルを思う存分楽しめる空前絶後の~!コースです。

どんなコースか気になる方はユーチューブで「富士見パノラマ ダウンヒル」と検索してみてください。

ただ、長時間の運転が苦手(すぐ眠くなる)な私には
現地まで行く事が思いのほか高いハードルとなっております。

原一矢