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~後編~新車のDOMANE SLR(ドマーネ)で京都府木津川市から滋賀県日吉大社まで行ってきました。帰りは輪行。

~後編~新車のDOMANE SLR(ドマーネ)で京都府木津川市から滋賀県日吉大社まで行ってきました。帰りは輪行。

続きです。

京都府木津川市から、滋賀県の日吉大社を目指しサイクリング。

日吉大社まであと5kmと、目的地が目前に迫る中、比叡山へ寄り道ヒルクライムにチャレンジ。
急勾配の道をめいっぱい軽いギアまで使い、ゆっくり上がっていきます。

斜度10%を超える箇所が多く、距離の割りにまぁまぁ運動強度は高め。
私のDOMANEはフロント34T、リア34Tのロードバイク向けとしては最も軽いギアの組み合わせを備えていますが、
それでも10%超えが続くと結構大変ですね。

少し登っただけでも見晴らしはなかなかいいですね。

間もなくゴール。
薄々感づいていましたが、ゴールは比叡山のお寺では無くドライブウェイの入口までです。

ゴール。
自転車ではドライブウェイは走れないようです。ち!

ご覧のとおり、ギアは軽い方に目いっぱい使い切りました。

仕方ないので下山し、元の道に戻ってきました。

あらためて日吉大社を目指します。京阪電車を横目に北上。

日吉大社少し手前には比叡山高校。
「比叡山高校名物!油風呂!」と聞こえてきそうなくらい男(漢)らしい学校名ですね。

到着。

受付で参拝料300円を支払います。
自転車は受付の横に置いておくように言われました。念の為カギを2つかけましたが、まぁ大丈夫でしょう。
こんな場所で自転車を盗むなんて罰当たりにも程がありますよね。

目指すは金大巌(こがねのおおいわ)。
標高381メートル。約1km、30分程で登頂可能です。

私の一歩でも足りない程、一段毎の段差が大きく登るのは結構大変。

階段は最初と最後だけ。後はこの様な道が続きます。勾配は大体15%越え。
登るの大変やし、湿度も高いしで、汗が滝の様に流れます。

20分程で登頂できました。と、ここで不思議な事が。
さっきまで元気に動いていたデジカメが虫の息。正常に動きません。
さすが滋賀県屈指のパワースポット。カメラ撮影は受付ないのでしょうか。
実は、登っている最中に汗がかかってしまい、壊れたっぽいだけですが。

以後、iPhoneで撮影。

お参りをし、下山。
当たり前ですが、下山の方がだいぶシンドイです。
膝とつま先への衝撃が辛く、何回か休みながら下山しました。

ちなみにシューズはMTB用に使っていた、シマノのSPD規格のビンディングシューズを履いています。
ペダルとシューズを固定する、靴裏のクリートが出っ張っていない設計な上、
ソールが硬めなので、トレッキングシューズの様な感じで、大変歩きやすかったです。

下山後、すぐに麦茶補給。一気に飲み干しました。しばし休憩。

その後、比叡山坂本駅まで移動。日吉大社からは緩やかな坂を500mほど下り、すぐに到着します。
ここからは輪行で帰ります。

邪魔にならない様、駅の端っこで準備していきます。

ディスクブレーキを搭載したバイクの場合、
ブレーキキャリパー(ブレーキ装置)にはダミーローターと呼ばれる、スペーサーを挟む必要があります。
シマノ純正の物でも良いのですが、オーストリッチ製の物はゴムの輪っかもついてキュート。

ヘルメットは大きなサドルバッグの中に入りました。
バッグは輪行袋の底部に入れてあります。この状態でも持ち運びに問題ありませんでした。

電車はJR比叡山坂本から、JR京都へ。
奈良線に乗り換えて木津駅で降りました。
乗車時間は約1時間程でした。

サイクリングの様子は以上です。

最後に、私*のDOMANE SLRの感想を少し。
*乗り心地重視のパーツ選びをしています。

基本的には以前乗っていたMADONE9との比較になりますが、
その他、試乗などを含めるとたくさんのTREKバイクに乗らさせてもらっていますので、
それらも含む総合的、かつ客観的な視点を大事にした感想となります。

少し長くなります。

・乗り心地(乗りやすさ)
まずはやはり、乗り心地の良さが光ります。
路面の細かな凹凸は少しも気になりませんし、もう少し大きな3cm程のひび割れでも、
タイヤやフレーム全体が路面を粘り強く追従しており、ほとんど跳ねません。

直進安定性に優れている点も素晴らしいです。
それを特に感じたのは後方確認の為に後ろを振り返った時。
後方目視は体と頭の重心位置が右にずれ、ハンドルにかかる荷重も変化する為、
結構ふらつきやすいシーンなのですが、しっかりまっすぐ走ってくれていました。
加えて上記の様にバイクが跳ねにくいので余計に安心です。

・ディスクブレーキ
かなり使いやすいです。今までリムブレーキでも大きな不満はありませんでしたが、
いざディスクブレーキを使ってみるとブレーキ操作に必要な握力が少なく、だいぶ楽ですね。
下りでの制動力が素晴らしいのはもちろんですが、巡航時のブレーキ操作も握力がいらず、楽です。
時速10km未満のごくごく低速ではブレーキが効きすぎる感じもありますが、(少し慣れば問題ありませんが)
時速20km以上の一般的なロードバイクの速度域で使う場合なら、ブレーキが効きすぎて急制動がかかるという事もありません。

・走行性能
単純なスピードならMADONE9の方が時速2~3km速いです。
ロードレースやクリテリウム、タイムトライアルなど、走行時間が短く、
かつ、駆け引きが求められる様なレースを楽しみたい方はMADONEやEMONDAの方がお勧めです。
対照的に、ロングライド系の「グランフォンド○○」や、「ツールド○○」を無理なく安全に楽しく走りたい場合には、
DOMANEの快適性能や高いギア比が疲労蓄積を緩和し、最終的なゴール時間が短く済む可能性もあるでしょう。

・輪行
リムブレーキモデルとの比較です。特に難しいという事はないと思いますが、
ブレーキにスペーサーを挟んだり、ローターにカバーを被せたりと、作業手数は少し多いです。
また、上記の様なカバーやスペーサーなど、携帯する輪行グッズの量が僅かに増加しますので、
輪行に適さない事はないですが、リムブレーキモデルの方が簡単で短時間なのは間違いありません。

調整式ISOSPEEDの設定変更などはまだ試していないので、今後はその辺も遊んでみたいと思います。

原一矢