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色々な問題を解消しながらも、Emonda SLRのクランクを53/39tから52/36tへとを変えました。

色々な問題を解消しながらも、Emonda SLRのクランクを53/39tから52/36tへとを変えました。

2019-01-26T16:17:56+00:00 2019/01/26|趣味|

今までクランクは53/39t、クランク長165mmを使用してきました。クランク長に関しては一時170mmを使用した事もありましたがその時以外ずっと165mmです。

トライアスロン、クリテリウム、ヒルクライム、サイクリング、ロングライド、どの場合でもギアは53/39tです。登りがキツイ局面でも耐えて登ってきました。

しかし、今回はギアを52/36tへと変更しようと思います。理由は単純で、十三峠や裏大正池等、勾配10~15%が持続する場合、軽いギアに頼りたくなります。
アウターギアが53tから52tになる点は大きな変化ではありません。大きな違いはインナーが39tから36tに変更される点です。ざっくり言うとリアのギアが1枚軽くなるイメージです。どこか自分に負けた様で悔しいですが、峠の続くトライアスロンやヒルクライムではその勾配でスピードを維持することがとても辛く、トルクより回転に頼りたくなる局面が出てきます。そのような場合の36tです。

ただ、今私が使用しているROTORのクランクで変える場合問題が沢山出てきます。

 

現在EMONDA SLRのBBに対応するROTORクランクに165mm長が無い。

前モデルであるROTOR 3Dクランクも発売当初はラインナップに165mmが無く、しばらくしてから追加されました。今回新型のALDHU(アルデュ―)クランクもTREKのBBに対応したΦ24mmは170mm以上となります。現在165mmは生産未定のままです。

 

 

そもそも何故165mmにこだわっているのか。

クランク長は脚の長さ、また回転重視やトルク重視等人それぞれ持論があるものですが、私の場合、トライアスロンでのDHポジションや前傾が極端に低い場合に大腿部と腹部の距離が詰まる事を防ぎたい理由で165mmを選んでいます。私は股関節の可動域が広く、前傾の深いエアロポジションをとっても比較的脚が回ってくれます。

 

SHIMANO 165mmクランクにROTORのギア板を取り付け。

本当はROTORの新型クランク「ALDHU(アルデュ―)」を使いたかったのですが、165mmを優先しSHIMANOクランクとの組み合わせました。
価格はクランクを流用するものと考えれば、アウターギアとインナーギア、取り付けの専用ボルトの合計で¥33,000-(税別)です。仮にクランクもROTORにすると¥69,200-(税別)となりますので、クランク流用だとかなり安いですね。
※ちなみにクランクを流用する場合、SHIMANO ULTEGRA(FC-R800)にも対応しておりますが、それよりも前の品番には対応しておりませんのでご注意下さい。前モデルは前モデルに対応したギア板がございましたが、既に生産終了しております。

 

幸いにもSHIMANO DURA-ACEクランクはQ-factorが小さい!

まずQ-factorとはペダルの左右の距離を示します。骨格やペダリングの違いにより個人差がありますが、私の場合パワーメーターのデータを見ると片側-2~-3mmづつ内側に表示されています。DURA-ACEのクランクの場合、ROTORとQ-factorを比較すると2mm近くなります。私の場合少しばかりはペダリングのメリットになりますね。

 

しかし、、思わぬ落とし穴!

アウター×トップの状態で、GARMINのパワーメーターの一部(ペダル軸の先端)とチェーンのクリアランスがギリギリです。マニュアルでは2mm必要ですので専用の1mm厚スペーサーで調整。なんとかクリアランスを確保。しかし結局左右で2mm幅が増えましたので、上記のQ-factorのメリットは帳消しに。。

 

最後のメリット、軽量化!

分かりやすいメリットです。ただバイク中心部分が軽量化されている為、乗った場合にはそこまで大きく感じる事は少ないかもしれません。ただクランクだけで125g軽量化できましたのでかなり大きいですね。空気抵抗軽減を目的にエアロクランク(125g増)を使用するか、軽量化を目的で今回のクランクを使用するか、恐らく後者が多いでしょう。

バイク重量はペダル無しで8.61kg。

タイヤは28cで1本280gと重たく、チューブに至ってはクロスバイク用で1本130gのものを使用しています。仮にタイヤとチューブが軽ければ前後で300g近く軽量化できますので、ディスクブレーキであっても6kg前半です!やはりEMONDA(エモンダ)は軽いですね。

 

【課題】

アウターとインナーのキャパシティーが拡大。

53/39tの歯数差は14t、一方52/36tは16tになります。当然この歯数差が少ない方がアウターからインナーに落とした時のギア比の差も少なくて済みます。
53/39tで問題なくあらゆる勾配のコースをこなせる脚があれば良いわけですが、そのレベルだと全国のヒルクライムでもかなり上位クラスとなります。

 

多くのライダーにとってのリア12速はメリットになる?

今季からトレックセガフレードはSRAMのコンポーネントを使用しますが、そのプロトタイプであるリア12速を使用しているのは既に多く取り上げられています。リア12速の場合、トップが10tという事も可能です。つまりカセットスプロケットをよりワイドなギア比設定にすることで、クランクを50/37tといったキャパシティーの小さいギアにする事も可能です。アウターからインナーに落とした際のギアの落差を小さくすることに繋がりますし、変速性能の向上等メリットが色々とありそうですね!
TREK SegafredoのSRAM搭載バイクはシクロワイアードに取り上げられています。

 

一か所改善するとまた別の課題が出てきて、更に改善するとまた、、進化はこの繰り返しですね。