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ディスクブレーキで大切な事。~高い精度~

ディスクブレーキで大切な事。~高い精度~

2019-04-08T14:51:30+00:00 2019/04/8|趣味|

昨日私のロードバイクのディスクパッドを交換しました。あと0.5mm程は使えますが同時にやりたい作業があったのでまとめて作業です。

さて同時に行いたかった作業はと言いますと、ブレーキ周りの精度出しです。
スルーアクスルと呼ばれるホイールの固定に関係する箇所、またブレーキ本体が取り付けされる台座の面出し、さらにボルト類の精度出しです。

特別今まで問題があった訳では無いのですが、より精度が高い方が調整が行い易く、車輪着脱の際の軸を締めたり緩めたりする作業もスムーズに引っかかりなく気持ちよく行えます。※写真ではフレーム内側から差し込んでいますが、その前に一度外から作業すると塗装剥げを予防できます。

最終的なブレーキ調整作業やブレーキ操作といった動作は、元をたどればそもそもの部品の精度、また取り付け箇所の精度と言った土台となる箇所がとても大切です。

ひとまずこの作業で軸がよりスルスルっと入ります。

 

そしてブレーキ取り付け台座の精度出しです。これは結構重要です。

ブレーキ本体は上下2箇所のボルトで固定します。この台座の精度が出ていないとそもそもブレーキ本体は正確な位置に取り付けできません。特に問題があったわけではないので、ビフォーアフターの写真はありませんが一応削った後の写真。

同時にネジも整えます。

ボルトも問題はなかったのですが精度出し作業。固まった緩み止めも除去していきます。これが残っているとネジ締めが固くトルク調整が行いにくくなります。

これで取り付けボルトがスルスルっと入る様になりました。調整時にはより正確なトルク管理が行えまます。

作業後に少し乗りましたが、ブレーキタッチが大きく変わったことはありません。むしろこれでブレーキタッチまで大きく変わったら元々に問題あります。
しかし深くダンシングした際のローターのパッドの擦れが軽減しました。ただパッドを変える際にブレーキの再調整もしているのでフェイシングがその点に大きく影響しているかは微妙なところですが。

 

ともあれテック作業では一つ一つ確実に積み上げる事が、何か問題が出てきた際、解決の糸口が見つけやすくなります。