TREK(トレック)の軽量ロードバイク「Emonda (エモンダ) SLシリーズ」が6年振りに大きくフルモデルチェンジしました!
新型Emondaは、エアロフレームに改良されたことにより、登りでのパフォーマンスは勿論、平坦や下り等のあらゆる場面で、異次元の走りと快適な乗り心地を兼ね備えたデメリットの少ない100点満点のロードバイクです。
今回は、その新型Emondaから大変人気のモデル、Emonda SL6 DISCをご紹介していきます!
TREK(トレック) Emonda SL6 DISC ¥444,400-(税込)
カラー:Trek Black/Radioactive Red Lithium Grey/Brushed Chrome (2色展開)
サイズ展開:47~62 (152㎝~196㎝)
フレーム:OCLV500カーボン
メインコンポーネント:Shimano Ultegra R8000
ブレーキ:油圧式ディスクブレーキ Shimano Ultegra R8020
まずは、大きく改良されたフレーム形状です。
フレーム全体がエアロロードバイクのMadone(マドン)シリーズ同様である、KVF(Kamtail virtual Foil)形状を採用しております。航空機の翼の後端を切り落とした「仮想テール」形状にすることで、横風にも強くなるといった特徴があります。
よって前作と比較し、時速25㎞以上からの空気抵抗が大きく軽減され、35㎞以上の高速巡行域でも車体がふらつかず路面をしっかり捉え、安定感のある走りが実現しました。
重量だけでなく、空気抵抗をも”削ぎ落とす”ことに成功したといえる、まさにオールラウンドバイクですね。
横からの写真です。
Madoneよりもコンパクトなエアロフレームで、とても綺麗な造形です。
撮影している私も思わずじっと眺めてしまいました。
このバイクがすれ違うと思わず振り返ってしまうかもしれませんね。本当にそれほど格好良いです。
新型Emondaはやや前傾よりのポジションに合わせたH1.5フィットを採用。
前モデルに比べてヘッドチューブが低くなり、Madoneのような空力性能を生み出すためのポジションを取りやすい設計となりました。
ですが、そもそも前傾姿勢が苦手!という方は、エンデュランスロードバイクの「Domane (ドマーネ)」がお勧めですよ!
ハンドル周りはMadoneやDomaneの様に、ワイヤー類が全てヘッドコラムスペーサーの部分からフレーム内へ入る内装式に変更されました。
ワイヤー類が直接コラムからフレームに内装されることで、ケーブル類がフレームと擦れて傷つくのを防ぎます。また、ハンドル周りがごちゃごちゃせず、スッキリするのも嬉しいポイントですね。
そして走りに関してですが、向かい風走行時、ワイヤーが風に触れてシャーッと鳴る風切り音が少なくなりますので、多少のエアロ効果が期待できます。
新型のEmondaから、Domane に採用されているBB47規格になりました。
今までのTREKのロードバイクに採用されていたBB90に比べ、整備性と耐久性が向上しました。
続いては、コンポーネント(変速機類の総称)です。
変速機は、Shimano Ultegra(シマノアルテグラ)R8000系を採用。
アルテグラは、俊敏な変速性能と耐久性のある高性能パーツです。
よって、ヒルクライムやロングライドなどあらゆる場面でストレスなく快適なサイクリングを楽しませてくれます。
TREKが独自開発しているOCLVカーボンの中でも、500シリーズは、軽量・振動吸収性・剛性の高いバランスのとれた素材となっています。
振動吸収性を高めつつも、ある程度の剛性を保つ500シリーズOCLVカーボンは、登坂の連続するヒルクライムコースも楽々と克服し、乗り手の期待以上の走りが体感できます。
サドルは、Aeolus Comp(アイオロスコンプ)を標準装備です。
大きく開いた中央部の溝は、深い前傾姿勢でも、軟部(尿道付近)に掛かる圧迫を最小限に抑えてくれますので、長距離でのストレスを大幅に軽減してくれます。
また、クッション性も良いので、登りでのシッティングでサドル前方に体重が掛かっても痛くなりにくいです。
ブレーキは油圧式のディスクブレーキです。
ディスクブレーキは少ない力で制動力をコントロールできるので、80㎞以上のロングライドでも、手の平の疲れがリムブレーキの時と比べて非常に楽になります。
悪天候や下りへのメリットも獲得したこのブレーキシステムは、どんな場面でも乗り手を力強くサポートしてくれます。
続いてはこちらの、Emonda SL6 DISC PROのご紹介です!
TREK(トレック) Emonda SL6 DISC PRO ¥440,000-(税別)
カラー:Trek Black/Radioactive Red
サイズ展開:47~60 (152㎝~191㎝)
フレーム:OCLV500カーボン
メインコンポーネント:Shimano Ultegra R8000
ブレーキ:油圧式ディスクブレーキ Shimano Ultegra R8020
ホイール:Bontrager Aeolus Elite 35 OCLVカーボンホイール
Emonda SL6 DISC PROには、フレームやコンポーネントは変わりませんが、
ホイールがBontrager Aeolus Elite 35(ボントレガー アイオロス)カーボンホイールが標準装備されます。
上記のEmonda SL6 DISCに採用されているアルミホイールでは物足りない方、また半年後、数年後にはカーボンホイールを検討されている方、後々にコストを掛けずバランスの取れたフル装備で始めたい方々にお得なスペシャルパッケージです。
通常のEmonda SL6 DISCにAeolus Elite 35を単品購入する場合、合わせて¥485,000‐(税別)となります。
一方、完成車のPROシリーズはAeolus Elite 35ホイールが装備された状態で¥440,000‐(税別)と4万円もお得なモデルなんです!
Aeolus Elite 35シリーズは、軽さ・直進性・乗り心地・巡航性の全てにおいて高いポテンシャルを発揮するホイールで、ヒルクライムや平坦路のレースシーンは勿論、100kmを超えるロングライドにも最適でEmondaには相性抜群です!
そして、前後合わせての重量は、1665g(カタログ値)です。
最軽量とまでは言えませんが、Emonda SL6 DISCのフレームを最大限活かせるホイールとしてはバランスの取れた組み合わせです。
主張しないブラックトーンのロゴも渋くてカッコいいですね。
【インプレッション】
今回フルモデルチェンジしたEmonda SL6 DISCに私(大森)も実際に200㎞ほどですが、あらゆる登坂や平地を走ってきました。
私がEmonda SL6 DISCに試乗して直感で感じたのは、実質40万円代のバイクですが、まるで70万円代のハイエンドバイクに乗っている様な感覚を肌で感じました。
平地では少ない力でもグングン前に進み、さらにペダルに力を加えれば一瞬で40㎞に到達しました。
そして、時速40㎞に達してからスプリントをしてみましたが、車体がブレることなく、ハンドルのフリがとても軽く、時速50㎞の速度域でも問題なく走れました。
また得意分野である登りでは、従来のEmondaの走りを引き継いでおり、勾配のある坂道もトカゲの様にスルスル登ります。
これはまさに、ハイエンドモデルのEmonda SLRに乗っているときと同じ感覚でした。
その走りがEmonda SLシリーズでも体感できました。
私は、これまで様々なTREKのロードバイクに乗り換えてきましたが、これほどデメリットの無いロードバイクは始めてです。まさに期待に応えてくれる100点満点のロードバイクでした。
少し褒めすぎかもしれませんが、本当に乗りやすく快適でかつ速いバイクでした。
また、走りの詳細に関しては、当店スタッフ吉岡のインプレッション記事がございますので、参考までに是非ご覧ください!
いかがでしたか?
早速当店で新型Emondaのご成約を沢山いただいております。
現在、サイズによってはメーカー在庫が無くなってきているものもございますので、今年中には乗りたいという方は、お早めに検討していただく事をお勧めします。
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