※実走編と4カ月使用後の報告ブログは最後にリンクを貼っています。
実はこちらチューブです!光にかざすと透けて見える程薄くて超軽量なチューブ。
一般的なブチルチューブはこちら。ごく一般的な千円程のチューブです。いかにも丈夫で安心感はありますが…。
今回購入したチューブがこちら。海外では以前から販売されていましたが、この度国内に入ってきました!
メーカー:tubolito(チューボリート)
商品名:S Tubo Road(仏式/ディスクブレーキホイール専用)
価格:¥4,800-(税別) / 1本
下の写真ですが、今まで使用していたチューブとこれだけのサイズ差があります!!(値段の差もびっくりですが。。)
特に私の普段のチューブは28c~32cに対応したロードバイクでは少し太めのチューブ。その事もあり大きさを比較するとこんなにも差が出ました。
実は今までチューブの重量が気になっていました。と言うのも私は700×28cのワイドタイヤを使用しているのですが、そのサイズに対応した軽量チューブが無いのです。
BONTRAGERからはクロスバイクでも使用する120g程の重たいチューブしか現状ラインナップが無いですし、他メーカーを探しても90g程のチューブが限界。
もちろん過度な軽量化でパンクのリスクを取るより、一般的な90g程のチューブが最善かもしれませんが、如何せん28cのワイドタイヤは一瞬のこぎ出しが25cより重たく、少しでもホイール外周部の軽量化を思案していたところです。
今回計測するとなんと22g!!もはや驚異的な軽さ。これまで軽量チューブを数多く試してきましたがここまで軽量なチューブは初めてです。
これまでのチューブと比較すると1本当たり100gに近い軽量化!100gでもホイール外周部の100gですので、しっかり体感できるはず。
タイヤに収めていく作業ですが、これが実に新鮮です。なぜならこれまでのゴム素材ではありませんから。
カタログにはハイテク素材としか記載がありませんが、ポリウレタン系でかつ伸縮性のある素材です。ただ空気を入れても一定以上膨らみません。この辺りは注意が必要ですね。タイヤに収める際は中でねじれない様空気を少し入れて膨らましますが、タイヤをはめる終盤は空気を抜いた方が安心かと思います。
そしてバルブも金属ではありません!軽量化だけでなくホイールバランスにとってもメリットです。
頭に浮かぶ不安材料としては耐パンク、乗り心地、エア漏れ、耐久、耐熱性等でしょうか。
まず耐パンクに対して、カタログ上では一般的なチューブ(恐らくBONTRAGERでいう所のライトウェイトチューブ)と比較すると2倍の耐突き刺し強度とあります。
乗り心地に関しては、私の浅い知識で考える限りあまり変わらない、もしくは千円程のチューブと比べると若干向上するのではないかと予想しています。(まだ実走してません。)
もちろんブチルチューブが伸縮性では勝りますが、細いロードタイヤの中で7気圧という高い圧で抑えられていますし、むしろ表面がサラサラなTubolitoの方がタイヤ内での摩擦が少なく、さらに極薄になる事によりエアボリュームも増加しますので、それらの点を加味すると、乗り心地がマイナスになる事はさほどないのではないでしょうか。予想だけしていても仕方ないので、早く実走したいところです。
エア漏れに関しては、今のところ一般的なチューブとほぼ変わらない印象です。正確にはスタンダードチューブと比較したところ、1日で0.2気圧増しくらいでで抜けているようにも感じますが、精度の高いエアゲージで計測してはいませんので確かではありません。
ただ間違いなく、軽量チューブの代名詞であるラテックスチューブの様なエア漏れは全くありません。
耐久性について、素材そのものの劣化は心配していませんが、バルブ付近やチューブの接着(圧着)の耐久性が気になります。またその個体差も気になります。この辺りはしばらく使用してみないと分からない点ですが、パーツの信頼性といった点でとても大切です。
最後にもう一つ心配な点を挙げるとしたら耐熱性があります。しかし、私はディスクブレーキですのでチューブに対する耐熱を心配する必要はありません。実際このTubolitoもディスクブレーキとリムブレーキとでチューブの厚みを変えています。こんなところにもディスクブレーキのメリットがありました。
期待に応えてくれるのかどうなのか、まずは使ってみたいと思います。
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