クロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイクなどのスポーツバイクに関する常識や交通ルールなどは、
案外わかっているようでわかっていない事も多いですよね。
今回は素朴な疑問から法令まで、いくつかQ&Aをまとめてみました。
~法令に関する質問~
Q:ヘルメットは被らないといけないの?
A:道路交通法では下記の通りとなっております。(警視庁ほHPより抜粋)
第63条の11、児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、
当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
つまり、「被らないといけない」という決まりはないです。
が、自転車死亡事故の約7割は頭部への致命傷が要因となっている事からもわかるとおり、
ご自身の安全の為、さらにはご家族を安心させる為に被って頂くことを推奨します。
Q:片耳だけならイヤホンはOK?
A:奈良県道路交通法では「携帯電話の使用、又はイヤホン、ヘッドホンの使用をしながらの自転車の運転は5万円以下の罰金」と定められています。
「~を使用をしながらの自転車の運転」が禁止されていますので、片耳でも使用している事になると考えることが妥当です。
片耳だけでもいいから常に聞いていたい程に大切な音楽や会話は、雑音の多いサイクリング中でなく、自宅などの集中できる環境で楽しみましょう。
Q:自転車保険の加入は義務?
A:京都府では2018年4月1日から加入が義務化。奈良県ではまだ義務化はされていません。
ですが、この加入義務については「加入義務地域を利用する自転車全て」が対象となっています。
つまり、「居住地は奈良県内でも京都府内を走る場合は加入している必要がある」という事です。
但し、加入義務地域内を保険未加入で走行した場合でも特に罰則などは無いようです。
自転車保険は月数百円で加入できるものがほとんどです。是非加入しましょう。
私(原)はau損保の自転車保険に加入しています。(携帯電話がau以外の人でも加入できます)
~楽しみ方の質問~
Q:購入したは良いがどこを走ればいいの?
A:車や歩行者が少ないエリアがお勧めです。街ぶらサイクリングは交通量が多く案外ストレスになります。
木津川沿いにはサイクリングロードがあります。見通しもよく安全にサイクリングが楽しめるので大変お勧めです。
また、時間帯もポイントです。早朝は歩行者や車も少ないので比較的安全です。
早朝2時間程度サイクリングをして汗を流し、その後は家族サービスを…というスタイルですと、趣味と家庭を両立できそうですね。
Q:クロスバイクとロードバイク何が違うの?どう選べばよい?
A:決まった答えはありません。それぞれのバイクに良いところがあります。
ロードバイクと比べ、クロスバイクは操舵が簡単でバランスが取りやすいですが、スピードは劣ります。
価格が5万円前後から選べるのでスポーツバイクの中でもとっつきやすい価格帯も魅力です。
ロードバイクなら100km以上の長距離サイクリングも可能です。到底行ける訳が無いと思っていた様な遠方へ
行くことができるというのは感動的ですよ。
総じて運動に自信の無い方やフィットネスが目的の方はクロスバイクを。趣味としてのスポーツ性を求める方にはロードバイクがお勧めです。
Q:慣れない内はおしりが痛いというのは本当?
A:最初は痛みを感じる方が多いと思います。
慣れないスポーツをやりはじめたばかりなのですから、痛みなどの不具合を感じない方が不思議です。
私も最初クロスバイクに乗った時は痛みを感じました。ですが、サイクリングをする度に気にならなくなっていき、
今では100km以上のサイクリングをしても特に問題はありません。
サイクリング用のパッド入りパンツやゲルサドルカバーを使用する事で改善を図ることも可能です。
~その他の質問~
Q:ネットで売っている安いクロスバイクとどうちがうの?
A:部品の精度や規格の違いは当然ですが、安全に関わる組立作業を自分で行う為、危険な場合があります。
職業柄、工具の使い方や構造に明るい方なら安全なバイクを組立てる事ができるとは思います。
ですがホームセンターの組立て家具が作れる程度の腕では安全に組立てを行うことは難しいと思った方がいいでしょう。
「形だけ乗れる」と「安全に乗れる」とでは意味がまったく異なります。
そこまでのリスクを背負ってでも安いバイクでなければならない理由があれば選択肢として正しいと思います。
Q:人気の車種、色はどれですか?
A:クロスバイクならFX3DISC、ロードバイクならEMONDA ALR5やDOMANE SL6 DISCなどが人気です。
色はどの車種でも黒系統が人気です。男性はもちろん、女性も黒を選ぶ方が多いです。
グリーンやレッドなどの明るいカラーですと写真栄えしますので、好きな方にはお勧めです。
Q:ディスクブレーキを採用したモデルが増えていますがなんだか難しそう。
A:難しそうなのはイメージだけで、実際はむしろ簡単なくらいです。
ブレーキ操作も簡単で非常に乗りやすいです。調整の狂いも少ない為安全です。また、車輪の着脱も簡単です。
当店ではディスクブレーキを採用したクロスバイク、ロードバイクの試乗車もご用意しております。
わからない部分は実物を見ながらご説明をさせていただきますのでご安心ください。
いかがでしたでしょうか。
特に法令に関しては罰則もありますので一度、警察庁HPなどをチェックしてみる事をお勧めします。
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